この記事は、マイニングPCを組みたいけど、自作PCに関して知識のない初心者向けの記事記事です。筆者も情報を探しながら作成した記事です。不適切な点や間違っている場合は、いつでもツイッターでお知らせいただければすぐに修正いたします。
マイニング機器
1. GPU/CPU
2. ASIC
私たちが使うPCに搭載されているGPU/CPUでもマイニングが可能です。もちろんCPUよりGPUがより効率的で、マイニングにはほとんどGPUが使われます。CPUは、使われる電気に比べて、パフォーマンスはよくありません。
ASICは、Application-specific integrated circuit略で、日本語に翻訳すると特定のアプリケーションのために製作された回路ということができます。私たちが普段使うPCはASICということはできません。私たちは、汎用PCを使っています。
ビットコイン(BTC)は既に採算性が良くないので、通常のPCでのマイニングはオススメできません。したがって専用のASICを購入し、マイニングしたほうがいいでしょう。なので、採算性が良くないBTCを人々はGPUでマイニングすることをあきらめてきました。
ただし、BTCの次にマイニングする価値のあるイーサリアム(ETH)はまだGPU/ CPUでマイニングしてもいいでしょう。イーサリアムのマイニングには、AMDがNVIDIAより効率が良いと言われています。しかし、逆にZcash(ジェットキャッシュ)の場合は、NVIDIAがAMDよりもいいといわれています。
マイニングPCの組み立て
それでは、本格的にどのようにマイニングできるPCを組み立てられるかについて書いていきます。
PCの構成は、大きく7つパーツがあれば組み立てることができます。キーボードやマウスは、家にあるものを利用すればいいので以下のリストには載せていません。
1. CPU
2. マザーボード
3. RAM
4. GPU
5. 電源
6. PCケース
7. SSD
1.CPU
PCで最も重要なパーツであるCPUは、マイニングではそこまで大きな力を発揮しません。なのでマイニング専用のPCを組み立てるときは、お手頃な価格帯のCPUを購入してもかまいません。
Windows 10が起動できれば何でも構いません。例えば、Intel i3シリーズまたはCeleronでもいいでしょう。通常Intel Celeron G1840 Processorがよく使われるイメージがあります。
2.マザーボード
マイニング専用PCを組み立てる際に、最も重要なのはマザーボードにどれぐらい多くのGPUを差し込むことができるかです。GPUをたくさん差し込めば差し込むほど当然演算能力が増し、マイニングできる量も多くなります。だからPCIeスロットが多いのがいいです。
人気があるモデルは、「ASRock H81 PRO BTC」です。その理由は、PCIeスロットが合わせて6か所あるためGPUを6つ差し込むことができるからです。しかし、このモデルは人気があるため購入できないかもしれません。なので特定のモデルを購入するよりは、GPUを最大何個まで購入できるかなどの予算を考え。それにあったマザーボードを購入すると良いです。
もし、IntelのCPUを購入した場合はIntelのチップセットの入ったマザーボードを購入する必要があります。(各パーツの互換性がすぐわかる見積もりツールもご参考ください。)
また、購入の時はマザーボードのスペックを見るとスロットの個数が確認できます。
3.RAMメモリ
PCでストレージとして利用されるRAMメモリは、ゲームをしたり、仕事をするときは、大きいメモリがお勧めです。しかし、マイニングでは、メモリサイズは大切ではありません。したがって、安い4GBや8GBを購入しても構いません。一つの注意点はマザーボードのスペックを確認し、互換性があるものを購入しないといけない点です。マザーボードが「DDR4」対応である場合は、必ずDDR4メモリを購入してください。
4.GPU(グラフィックカード)
マイニングで最も重要なパーツです。このパーツの演算能力に応じてマイニングできる量が決まります。
GPUの製造会社は、AMDとNVIDIAがあります。GeForceは、NVIDIAが製造、RadeonはAMDが製造しています。
ここ最近、Radeonのパフォーマンスがいいため、Radeonはイーサリアムのマイニングによく使われています。しかし、人気が急上昇し価格が高くなる傾向や購入することが困難になってきています。
できいればAMDがいいと思いますが、受給がよくないためGPUを購入するときはGeforceも考えたほうがいいです。
5.電源
電源は、PCに電源を供給する重要なパーツです。電源が供給が円滑に提供されないとPCはいい性能をだすことができません。なので、必ずPCパーツのワット(W)を考え購入してください。
自作.comの見積もりツールで、各パーツを選択するとどれぐらいのWが必要なのかお知らせしてくれますので是非、ご活用ください。
6つのGPUを使う場合は大体、1,300W以上の電源が必要です。(CPU、マザーボード、RAMは、電気消費が多くないため、およそ全部合わせて200Wで十分でしょう。)そして、3つのGPUを使う場合は、大体い850Wが必要です。
6.ハードディスク(SSD)
マイニングには、大容量のハードディスクは必要ありません。もし、家に残っているハードディスクがある場合はそれを使ってください。ハードディスクとマイニングは関係がありません。
7.PCケース
マイニングPCでは、GPUがずっと仕事を続けるので多くの熱が発散されます。したがいましてできるだけ大きく、風邪通しの良いケースがいいです。
まとめ
上記の内容に踏まえ、自分の予算にあったパーツを買いそろえ、組み立てるとマイニング専用のPCが完成されます。