Intel Core i5 7600K BOXは、2017年1月6日に発売された4コアCPUで、Socket 1151搭載のKaby Lakeアーキテクチャを採用しています。また、Hyper-Threading Technology(HTT)と呼ばれるマルチスレッディング技術のおかけで、コア数は実質的に2倍の4スレッドになります。Core i5 7600K BOXは6MBのL3キャッシュを搭載し、デフォルトでは3.8GHzで動作しますが、ワークロードに応じて4.2GHzまでブーストすることができます。IntelはCore i5 7600K BOXを14nmの製造プロセスで構築しています。Core i5 7600K BOXのアンロックされた乗数を自由に調整することができ、任意のオーバークロック周波数で簡単にダイヤルできるので、オーバークロックが大幅に簡素化されます。
TDPは91Wで、多くの電力を消費するので良い冷却システムが不可欠です。デュアルチャネルインターフェイスを備えたDDR4メモリに対応できます。公式的なメモリ最高速度は2400 MHzです。しかし、オーバークロックを設定すると、さらに早くなります。システム内の他のコンポーネントとの通信には、Core i5 7600K BOXはPCI-Express Gen 3,16レーン接続を使用します。また、このCPUは、HD 630内蔵グラフィックスを搭載しています。
Core i5 7600K BOXではハードウェア仮想化が利用可能で、仮想マシンのパフォーマンスを大幅に向上させます。さらに、IOMMU仮想化(PCIパススルー)に対応できるため、ゲストの仮想マシンでホストのハードウェアを直接使用することができます。Advanced Vector Extensions (AVX)を使用したプログラムは、このプロセッサ上で実行され、計算量の多いアプリケーションのパフォーマンスが向上します。AVX以外にも、Intelは新しいAVX2規格を含みますが、AVX-512は含みません。