Intel Core i5 9600K BOX

Intel Core i5 9600K BOXは、2018年10月20日に発売された6コアCPUで、LGA 1151搭載のCoffee Lakeアーキテクチャを採用しています。また、Hyper-Threading Technology（HTT）と呼ばれるマルチスレッディング技術のおかけで、コア数は実質的に2倍の6スレッドになります。Core i5 9600K BOXは9MBのL3キャッシュを搭載し、デフォルトでは3.7GHzで動作しますが、ワークロードに応じて4.6GHzまでブーストすることができます。IntelはCore i5 9600K BOXを14nmの製造プロセスで構築しています。

TDPは95Wで、多くの電力を消費するので良い冷却システムが不可欠です。デュアルチャネルインターフェイスを備えたDDR4メモリに対応できます。公式的なメモリ最高速度は2666 MHzです。しかし、オーバークロックを設定すると、さらに早くなります。システム内の他のコンポーネントとの通信には、Core i5 9600K BOXはPCI-Express Gen 3, 16 Lanes接続を使用します。また、このCPUは、UHD 630内蔵グラフィックスを搭載しています。

Core i5 9600K BOXではハードウェア仮想化が利用可能で、仮想マシンのパフォーマンスを大幅に向上させます。さらに、IOMMU仮想化（PCIパススルー）に対応できるため、ゲストの仮想マシンでホストのハードウェアを直接使用することができます。Advanced Vector Extensions (AVX)を使用したプログラムは、このプロセッサ上で実行され、計算量の多いアプリケーションのパフォーマンスが向上します。AVX以外にも、Intelは新しいAVX2規格を含みますが、AVX-512は含みません。