AMD Threadripper Pro 3995WX Thinkstationは18,000ドルで販売されています。

AMDのRyzen Threadripper Pro 3995WXは、とんでもないチップです。最近、PassMarkのリーダーボード（@TUM_APISAK経由で発見されたもの）でトップに立っているのを発見し、Ryzen Threadripper 3990XやEPYC 7702などのヒット商品を後手後手に回しています。

7月にデビューしたThreadripper Proシリーズは、Ryzen Threadripper 3000シリーズ（コードネームCastle Peak）の成功をベースに、EPYC 7002シリーズ（コードネームRome）のプレイブックを参考にしています。Zen 2 Threadripper Proプロセッサは、sWRX8 CPUソケットを搭載したWRX80マザーボードに搭載されます。

基本的には、Proモデルは非Proモデルと同じコア数を共有していますが、クロック速度は若干低下しています。AMDはProモデルの乗算器をロックしているため、オーバークロックすることはできません。EPYC製品と同様に、Threadripper Proチップは8つのメモリチャネル、最大2TBのDDR4-3200 RAMを対応し、最大128のPCIe 4.0レーンを提供します。

しかし、Threadripper Proは小売市場では販売されません。7nmプロセッサは、OEMやシステムインテグレータ(SI)をターゲットにします。レノボのThinkStation P620は、Threadripper Pro 3995WXを搭載した最初のシステムの1つです。ハードウェアの専門家@momomo_usが発見したThinkStation P620 (30E0004MUS)は、18,090.39ドルという魂のこもった価格設定で、ボトムライン・テレコミュニケーションで購入することができます。ThinkStation P620の希望小売価格は19,559.00ドルだそうです。

64個のCPUコアと128個のスレッドを持つThreadripper Pro 3995WXは、Lenovoシステムに搭載されたThreadripper ProファミリーのフラッグシップSKUです。2.7GHzのベースクロックと4.3GHzのブーストクロックで動作し、PassMarkで粉砕したThreadripper 3990Xよりもわずか100MHz低いだけです。Threadripper Pro 3995WXは、Threadripper 3990Xの79,746点を上回る88,675点のCPUマークを獲得しました。

これで、ThinkStation P620がなぜそれに見合うだけのコストがかかるのかがわかりやすくなりました。Threadripper Pro 3995WXに加えて、128GBのDDR4-3200 ECCメモリとNVLinkを介して結合されたNvidiaのQuadro RTX 6000 GPUのペアが搭載されています。システムのストレージは、1TB M.2 PCIe 4.0 SSDが1台しか搭載されていないため、少し物足りなさを感じます。しかし、ThinkStation P620には10Gギガビットイーサネットポートが搭載されています。

前述のモデルは、ボトムラインテレコムが可能な48の構成のうちの1つに過ぎません。エントリーレベルのThinkStation P620 (30E0003LUS)は2,058.88ドルからで、12コアのThreadripper Pro 3945WX、16GBのRAM、1TBのSSDを搭載しています。Bottom Line Telecommunicationsでは、このモデルに搭載されているグラフィックカードを掲載していません。