インテル、最大32モデルのArc Alchemist GPUを準備中か

新しいドライバのリリースによると、Intelはデスクトップやラップトップ向けに32種類ものArc AlchemistディスクリートGPUモデルを準備しているようです。この数は、インテルが様々なアプリケーションに向けて、かなり幅広いスタンドアロンGPU製品群を提供することを示しているのかもしれません。

Intelの統合型およびスタンドアロンGPU用のグラフィックドライバv30.0.101.1002は、IntelがArc Alchemistブランドで販売される予定のDG2ファミリーのディスクリートグラフィックプロセッシングユニット用に32個ものPCI IDを確保していることをLaptopVideo2Goが明らかにしました（via VideoCardz）。PCI IDは、通常、個別の製品やSKU（Stock Keeping Unit）を表します。

インテル社のディスクリートGPU「Arc Alchemist」ファミリーの公式アートワークには、2つのプロセッサしか描かれていません。これは、Intelが2つのグラフィックチップ（大小）をリリースし、異なる構成で提供することを計画していることを意味しているのかもしれません（あるいは、Intelのデザイナーが意味なく2つのチップを表示することにしたのかもしれません）。2つのグラフィックス・プロセッサを使って32種類の異なる製品を作ることは、一般的ではないかもしれないが、可能性はあります。

今年初めに流出したインテルの公式文書によると、同社はXe-HPGアーキテクチャをベースに、96 EU、128 EU、256 EU、384 EU、512 EUの5つの構成のGPUを開発していたことが明らかになりました。しかし、今週になって、インテルは448個のEUを持つArc GPUモデルを検討していることが明らかになりました。

現時点では、どのGPUがノートPC専用で、どのGPUがデスクトップPCとノートPCの両方に使えるのかは不明です。また、モバイル向けのGPUはTGPが異なる傾向にあるため、256 EUのGPUでもクロックやTGPの設定が3種類あり、3種類のPCI IDで識別することができます。さらに、IntelはXe-HPGベースのGPUを、クライアントPCやワークステーション、さらにはサーバー向けに位置付けようとしているため、DG2 GPUファミリで提供する予定のディスクリートGPU製品の数は、実に多いものになります。来年、インテルが本当に32種類の独立したGPU SKUを提供するかどうかは、まだわからないところです。

DG2のモデル数を考慮すると、現在同社が提供しているXe-LPベースのディスクリートGPUは、ノートPC向けに96個の実行ユニット（EU）を持つIris Xe Max、デスクトップ向けに80個のEUを持つIris XeディスクリートGPU、そしてサーバー（主にAndroidゲームのストリーミングに使用）向けに96個のEUを持つServer GPUの3つのみであると言えます。

インテルDG2のPCI IDです。

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