AMD、新しい4800Sデスクトップ・キットを発表

AMD、新しい4800Sデスクトップ・キットを発表

ソース:Tom's Hardware

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VideoCardzは、AMDの次期4800Sデスクトップキットの最初の写真を公開しました。すでにお察しの通り、4800Sデスクトップキットは、我々がレビューした4700Sデスクトップキットの後継機種で、欠陥のあるPlayStation 5のSoCをベースにします。

レポートによると、4800Sは、4700Sに搭載されている7nmのSoCのより高いビンビンのバージョンである可能性が高いです。しかし、4800Sのクロック速度に関する情報や、「プレイステーション5」に搭載されたArielチップの再利用版を使用しているのか、それとも「Xbox Series X」に搭載されたカスタムSoCを使用しているのかについては確認されていません。参考までに、4700Sには、RDNA 2グラフィックスを無効にしたAriel SoCの弱体版が採用されます。ベースクロックは3.6GHz、ブーストクロックは4.0GHzとなります。

4700Sには、8GBまたは16GBのGDDR6メモリが搭載されました。4800Sにはメモリスロットがありませんので、おそらく前モデルと同じメモリを搭載することになるでしょう。フォームファクターについては、4700S用のマザーボードがmini-ITX仕様であったのに対し、4800Sはmicro-ATX仕様となっているようです。これにより、AMDはより多くの機能をマザーボードに追加することができます。

仕様書によると、4800Sデスクトップキットには、ディスクリート・グラフィックスカード用のPCIe 4.0拡張スロットが搭載されているとのことです。これが本格的なx16インターフェイスなのか、電気的にx8に制限されているのかはわかりません。いずれにしても、PCIe 2.0 x4インターフェイスしかなく、互換性のあるグラフィックスカードのリストを大幅に減らしていた先代の4700Sデスクトップキットに比べ、大幅なアップグレードとなります。また、Radeon RX 6600がマザーボードに同梱されるとの噂もあり、4800Sデスクトップキットは単独では発売されないようです。

4700Sには独自の冷却ソリューションが搭載されていましたが、4800SにはAM4クーラー用の標準的な取り付け穴が用意されるとのことです。リークされた写真のキットには、AMDのWraith Stealthクーラーが使用されていました。4700Sでは少し温かくなることがあったので、これは歓迎すべき変化です。もし4800Sがより高クロックのチップであれば、より強固なアフターマーケットのクーラーが必要になるでしょう。SATA IIIポートを2つしか搭載していない4700Sとは異なり、4800SはM.2スロットを搭載し、市場で最高のSSDを利用できるようになると言われています。さらに、正確な仕様は不明ですが、ワイヤレス接続機能も備えています。

情報が正確であれば、MSIは4800Sのデスクトップキットを製造し、Radeon RX 6600はTUL(PowerColor)陣営が製造することになると言われています。しかし、現時点では、4800Sデスクトップキットの他の組み合わせがあるかどうかは不明です。4800Sデスクトップキットは、表向きには2022年の第1四半期に発売されることになっていますので、それを待つ必要はありません。

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