マイクロソフトのDirectStorage APIがPCIe 3.0 NVMe SSDとDirectX 12 GPUを対応

マイクロソフトのDirectStorage APIがPCIe 3.0 NVMe SSDとDirectX 12 GPUを対応

ソース:Tom's Hardware

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マイクロソフトは昨年、ゲーム機「Xbox Series X」専用のアプリケーションプログラミングインターフェース(API)であるDirectStorageをPCにも提供することを約束しました。DirectStorageのハードウェア要件はまだ明らかにされていませんが、先日開発者向けに公開されたプレゼンテーションによると、最新のGPUとSSDを搭載した合理的な最新のPCであれば、DirectStorageに対応できるようです。

MicrosoftのDirectStorage APIは、NVMeリクエストを処理する際のCPU負荷を軽減し、貴重なCPUサイクルを他のワークロードのために節約するという1つの目的のために設計されました。そのために、APIは、CPU負荷を軽減し、リクエストごとのNVMeオーバーヘッドを削減するために、OSの介入をほとんどせずに大規模なI/Oリクエストのバッチを並行して送信します。これにより、アプリケーションは、すべてのI/Oリクエストに対応するのではなく、I/Oリクエスト完了の通知を受けるタイミングをより細かく制御できるようになります。

Microsoftは、GPUやSSDを含むXbox Series Xコンソールの機能セットを管理しているため、このシステムでDirectStorageをサポートすることは、最新のXboxを念頭に置いてAPIを設計したため、非常に簡単でした。しかし、PCには異なる機能を持つコンポーネントが使用されているため、Windows 10システムでDirectStorageを対応するには、より多くの時間、設計、およびテストが必要です。

マイクロソフト社は、PC向けのDirectStorageのハードウェア要件をまだ正式に公表していません。しかし、最新のMicrosoft DirectStorageプレゼンテーションを見たソフトウェア開発者がRedditに投稿した内容によると、新しいAPIは、PCIe 3.0インターフェースを備え、NVMeを対応するすべてのDirectX 12対応GPUおよびSSDでサポートされるとのことです。残念ながら、NVMeプロトコルのすべてのバージョンがサポートされるのか、あるいはSSDが他の機能(最低速度要件など)を対応する必要があるのかは不明です。

Windows 10でDirectStorageを対応すると、ストレージのパフォーマンスが大幅に向上し、APIを対応するゲーム(Xbox Series X版があるゲームを考えてみてください)のロード時間が短縮されます。それでも、マイクロソフトがDirectStorageに対応したWindows 10を具体的にいつ発表するかはまだわかりません。

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