発売前のGeForce RTX 3080 Tiが3,500ドルで購入できるとの疑惑が浮上

Redditorによると、アラブ首長国連邦（UAE）の最大級のコンピュータハードウェア小売業者が、すでにMSIのGeForce RTX 3080 Ti Suprim Xを3,500ドルという破格の値段で提供しているとのことです。従業員がWhatsAppメッセージを送信し、関心のある購入者にグラフィックスカードが販売可能であることを通知したと報じられます。

日程はまだあやふやですが、GeForce RTX 3080 Tiは今月、あるいは6月上旬に発売されると噂されています。小売業者が正式な製品発売前にAmpereグラフィックスカードを販売して、Nvidiaとトラブルになるリスクを冒すのは奇妙なことです。しかし、このRedditorは、UAEの小売業者が飛びつくのは初めてのことではないと主張しています。UAEでは、コンピュータのハードウェアを正式な発売日前に販売することが標準的な慣習になっているようです。Redditorは、GeForce RTX 3070、RTX 3060 Ti、RTX 3060も、それぞれの発売日前に密かに販売されていたと述べました。

何度も言っているように、コンピュータハードウェアは米国以外の地域ではより高価です。業界ではいまだにグラフィックスカードが不足しており、暗号通貨マイナーやダフ屋が事態を悪化させています。3,500ドルという価格設定はまさに無茶苦茶ですが、信憑性はありそうです。すでに他のカスタムモデルが2,300ドルまでで販売されているのを見たことがあります。また、GeForce RTX 3080 Ti Suprim XはMSIのフラッグシップモデルなので、他のメインストリームのSKUと比較して若干高くなることが予想されます。

たとえお金があっても、GeForce RTX 3080 Tiは未発表の製品なので公開されたドライバがないことを考えると、今すぐに手に入れることは意味がありません。しかし、暗号通貨マイナーやダフ屋には勝てるでしょう。論理的には、3090より遅く、3080より速いはずですが、どれくらい違うのでしょうか？

GeForce RTX 3080 Tiの存在意義は、AMDのRadeon RX 6900 XTに対抗することにあります。アンペールが提供する製品は999ドルから1,099ドルと噂されているが、GeForce RTX 3080 Tiをリーズナブルな価格で見ることができるかどうかは、まだわかりません。在庫がある場合、今市場に出ている最も安いRadeon RX 6900 XTは1,499.99ドルからとなっています。もしGeForce RTX 3080 Tiがその価格に勝てないのであれば、振り切って出てくる意味がありません。