Asus、AMDの「X570S」が第3四半期に発表することを暗示：ファンレス・マザーボード到来

AMDのX570プラットフォームには多くの利点がありますが、X570チップセットは負荷がかかると熱くなり、アクティブな冷却が必要になるという重要な欠点もあります。AMDは、高性能なアクティブクーリングシステムを必要としないチップセットの新しいリビジョンであるX570Sを開発しましたが、同社は正式な発売時期を発表していません。幸いなことに、今週、AsustekのROG部門は、2021年第3四半期にボードが登場することを示唆しました。

Asusは現在、AMD X570ベースのROGマザーボードとして、「ROG Crosshair VIII Hero」と「ROG Strix X570」の2種類を用意します。どちらのプラットフォームも、かなり洗練された冷却システムを搭載しており、ファンがうるさくて困ることもあります。Asusは、AMDのX570S製品に対する計画についてはあまり話すことができませんが、パッシブクーリング機能を搭載したROG Crosshair VIII HeroとROG Strix X570マザーボードについては、第3四半期に発売される予定だと話します。

ROG Globalチームが公開したツイートでは、2021年第3四半期に発売されるファンレス冷却のAMD X570S搭載マザーボードについて明確に示唆しますが、当然ながらAMDの未発表製品については言及していません。

Asusは通常、最新のチップセットを搭載したマザーボードをいち早く発表しているため（Asusは主にマザーボードで知られます）、AMDがX570Sプラットフォームを第3四半期に発表すると考えるのが自然です。

ここで留意すべきは、AMDのX570はアクティブクーリングを義務づけていないということです。例えば、「Asus ROG Crosshair VIII Dark Hero」（上の写真）は、巨大なラジエーターを使ってチップセットを冷却するだけです。そのため、Asusの次期マザーボードが「通常の」X570チップセットをベースにしている可能性はまだ低いといえます。

また、AMDのX570Sは、AMDのZen 4を搭載したAPUとCPUが新しいソケットを使用することになっているため、AMDのAM4ソケット用の最後のハイエンドプラットフォームになる可能性が高いことにも留意する必要があります。そのため、AMDのX570Sチップセットは、先代よりも冷却性が向上するだけでなく、既存のプラットフォームの寿命を確保するための特定の機能が追加される可能性があります。