AMDとNvidiaのGPUはすぐにでも手頃な価格になるかもしれません。

AMDとNvidiaのGPUはすぐにでも手頃な価格になるかもしれません。

ソース:Tom's Hardware

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このような状況が続けば、お客様は最高のグラフィックスカードをよりリーズナブルな価格で手に入れることができるようになるかもしれません。リーズナブルと言っても、希望小売価格でグラフィックカードが販売されるようになるには、しばらく時間がかかるでしょう。世界的な半導体不足が続いているため、価格は改善しているようですが、在庫については別の話題です。

ドイツの出版社3DCenterが先日発表した最新のデータによると、ドイツとオーストリアではここ2、3カ月の間にグラフィックカードの価格が急落しています。NvidiaのGeForce RTX 30シリーズ(Ampere)のグラフィックカードは、5月には過去最高の304%だったが、今月は153%に急落しました。また、AMDの「Radeon RX 6000(ビッグナビ)」も同様に214%から153%へと急降下しました。

3DCenterのチャートからわかるように、グラフィックカードの価格は6月に下り坂に入り、ビットコインやイーサリアムがその価値を大きく失った時期でもあります。これには、中国が暗号通貨のマイニングファームを取り締まったことが大きく影響しました。中国政府の鉄の手によって、暗号通貨のマイナーたちは、事業を別の場所に移すために国内から逃げ出しました。小規模なマイニング業者は、数百枚単位でグラフィックカードを中古市場で売ることにしました。その結果、中国におけるグラフィックカードの価格は、5月に45%近く下落しました。

ビットコインとイーサリアムの価格下落と北京の暗号通貨弾圧に加えて、Nvidiaが既存のAmpereグラフィックカードのLHR(Lite Hash Rate)バージョンを発表したことも、価格をさらに少し押し下げるのに役立ちました。小売業者やダフ屋は、不足しているからといって、グラフィックカードを無茶苦茶な値段で売ることをいまだに許しています。しかし、在庫がある方が、消費者がレジでマイナーと争う必要がないので良いのです。

大きな影響がないと仮定すれば、グラフィックカードの価格は下がり続け、8月には1月のようなレベルになるはずです。しかし、だからといって希望小売価格になるとは限りません。1月初旬の価格設定でも、グラフィックスカードは希望小売価格の27%(Nvidia)、40%(AMD)となりました。3DCenterのデータは、ドイツとオーストリアの価格動向のみを示していますが、世界の市場でも同じような傾向が見られると思われます。

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