インテルのAlder Lake CPUの価格が欧州の小売業者を通じてリークされる

欧州の小売業者が、インテルの次期デスクトップ用第12世代Core「Alder Lake-S」プロセッサーの価格速報を誤って公開しました。この価格表には、Core i5、Core i7、Core i9の各CPUが含まれており、インテルの新しいプロセッサーへの期待をある程度理解できるだけでなく、仕様の一部を確認することができます。今回の情報はリークであるため、大目に見てください。

販売店からの情報を信じるならば、インテルは発売時に6つのAlder Lake-Sモデルを提供するつもりであり（@momomo_usが発見）、同社の過去の発表や過去数週間にリークされた非公式の情報と一致しているようです。また、同店が言及している一般的な仕様は、以前の報道やPrimate Labs社のGeekbench 5データベースに掲載されているものと一致します。

予想通り、8つのパフォーマンスコアと8つのエフィシェンシーコアを搭載したインテルの「Core i9-12900K」がフラッグシップモデルとなり、統合グラフィックコアを無効にした「Core i9-12900KF」が付属します。両CPUとも、BTW（ベルギーとオランダの付加価値税/売上税）を含めて、1台あたり700ユーロ（829.67ドル）以上の価格となります。これは、欧州におけるインテルの「Core i9-11900K」および「Core i9-10900K/10900KF」の現行価格を大幅に上回るものです。Alder Lake-SのCPUを（早期に提供するため）プレミアム価格で販売しようとしている小売業者なのか、それともインテルがこれらのチップの希望小売価格を引き上げる予定なのかは不明です。価格設定は、インテルがこのチップをAMDのRyzen 9 5950Xに対抗する価値のあるチップと見なしていることを物語ります。

インテルが10月中旬に提供を予定していると思われる他のSKUには、「Core i7-12700K」、「Core i7-12700KF」、「Core i5-12600K」、「Core i5-12600KF」があります。これらのCPUはいずれも前の世代に属するCore i5やCore i7よりも高価であり（事前のリストでも）、小売業者がAlder Lake-Sによって生じたアジオタージュに乗じて高額で販売することを計画しているのか、あるいはAMDのRyzen 9 5950Xを退けられるかもしれない初のハイブリッド・プロセッサに高額を請求するIntelなのかのどちらかです。

インテルは、未発表の製品の価格についてはコメントしていませんが、性能に関するベンチマークや情報が日に日に明らかになっており、Alder Lakeの発売が間近に迫っていることは明らかです。