モバイルにおけるRDNA2:サムスン製GPU「Exynos 2200」の詳細が明らかに
数日前、AMDとサムスンのコラボレーションにより、RDNA2グラフィックスとArmベースのCPUコアを組み合わせた初のExynos 2200 SoCの提供が予定されていることを紹介しました。そして今日、RDNA2 GPUのクロックスピードに関する情報が明らかになり、今後の展開がより明確になりました。ただし、他のリーク情報と同様、大目に見ていただく必要があります。
Exynos 2200は、RDNA2ベースのグラフィックスとArm CPUコアを組み合わせた、サムスンの次期SoCです。最近のGeekbenchベンチマークの結果では、CPUのスコアがあまり良くなかったため、SoCのGPU側がどのようになっているのか気になりました。
スマートフォンのリーク情報で有名なIce Universe(@UniverseIce)によると、CPUの周波数は、リークされたGeekbenchテストに記載されている周波数と非常によく似ています。1つの大きなCortex-X2コアが2.9GHzで動作し、3つの大きな未知のコアが2.8GHzで動作し、さらに4つの小さなコアが2.2GHzで動作します。
IceUniverseは、GPUの周波数も共有していました。Exynos 2200 SoCは、6つのRDNA2 Compute Unitを搭載し、合計384のStreaming Processorsを備えます。今回のリーク情報によると、GPUの動作周波数は1250MHzになるとのことです。これまでのRDNA2の設計で得られた知見(および簡単な計算)に基づくと、GPUはFP32で約1TFLOPS(FP16ではその2倍)の演算能力を発揮すると推測されます。
Samsungは、消費電力やその他のSoC固有の詳細など、公式な情報をまだ公開していません。しかし、リーク情報やベンチマークの提出のテンポが速くなることから、熱心なゲーマーがRDNA2を搭載したSoCの性能を自分の目で確かめられる日はそう遠くないと思われます。
関連ニュース
Tom's Hardware・2022-06-03
Tom's Hardware・2022-06-01
Tom's Hardware・2022-05-30
Tom's Hardware・2022-05-23
Tom's Hardware・2022-05-23
Tom's Hardware・2022-05-19