Intel Core i5 7640X

Intel Core i5 7640Xは、4コアCPUで、LGA 2066搭載のKaby Lake-Xアーキテクチャを採用しています。また、Hyper-Threading Technology（HTT）と呼ばれるマルチスレッディング技術のおかけで、コア数は実質的に2倍の4スレッドになります。Core i5 7640Xは6MBのL3キャッシュを搭載し、デフォルトでは3.9GHzで動作しますが、ワークロードに応じて4.3GHzまでブーストすることができます。IntelはCore i5 7640Xを14nmの製造プロセスで構築しています。

TDPは112Wで、多くの電力を消費するので良い冷却システムが不可欠です。クアッドチャネルインターフェイスを備えたDDR4メモリに対応できます。システム内の他のコンポーネントとの通信には、Core i5 7640XはPCI-Express Gen 3接続を使用します。また、このCPUは、内蔵グラフィックスを搭載していません。

Core i5 7640Xではハードウェア仮想化が利用可能で、仮想マシンのパフォーマンスを大幅に向上させます。さらに、IOMMU仮想化（PCIパススルー）に対応できるため、ゲストの仮想マシンでホストのハードウェアを直接使用することができます。Advanced Vector Extensions (AVX)を使用したプログラムは、このプロセッサ上で実行され、計算量の多いアプリケーションのパフォーマンスが向上します。AVX以外にも、Intelは新しいAVX2規格を含みますが、AVX-512は含みません。