Intel Core i7 6950X Extreme Edition BOX

Intel Core i7 6950X Extreme Edition BOXは、2016年5月31日に発売された10コアCPUで、LGA 2011-3搭載のBroadwell-Eアーキテクチャを採用しています。また、Hyper-Threading Technology（HTT）と呼ばれるマルチスレッディング技術のおかけで、コア数は実質的に2倍の20スレッドになります。Core i7 6950X Extreme Edition BOXは25MBのL3キャッシュを搭載し、デフォルトでは3GHzで動作しますが、ワークロードに応じて3.5GHzまでブーストすることができます。IntelはCore i7 6950X Extreme Edition BOXを14nmの製造プロセスで構築しています。

TDPは140Wで、多くの電力を消費するので良い冷却システムが不可欠です。システム内の他のコンポーネントとの通信には、Core i7 6950X Extreme Edition BOXはPCI-Express Gen 2接続を使用します。また、このCPUは、内蔵グラフィックスを搭載していません。

Core i7 6950X Extreme Edition BOXではハードウェア仮想化が利用可能で、仮想マシンのパフォーマンスを大幅に向上させます。さらに、IOMMU仮想化（PCIパススルー）に対応できるため、ゲストの仮想マシンでホストのハードウェアを直接使用することができます。Advanced Vector Extensions (AVX)を使用したプログラムは、このプロセッサ上で実行され、計算量の多いアプリケーションのパフォーマンスが向上します。AVX以外にも、Intelは新しいAVX2規格を含みますが、AVX-512は含みません。