Intel Core i7 9700F BOX

Intel Core i7 9700F BOXは、2019年6月7日に発売された8コアCPUで、LGA 1151搭載のCoffee Lakeアーキテクチャを採用しています。また、Hyper-Threading Technology（HTT）と呼ばれるマルチスレッディング技術のおかけで、コア数は実質的に2倍の8スレッドになります。Core i7 9700F BOXは12MBのL3キャッシュを搭載し、デフォルトでは3GHzで動作しますが、ワークロードに応じて4.7GHzまでブーストすることができます。IntelはCore i7 9700F BOXを14nmの製造プロセスで構築しています。

TDPは65Wで、通常レベルの電力を消費する。デュアルチャネルインターフェイスを備えたDDR4メモリに対応できます。システム内の他のコンポーネントとの通信には、Core i7 9700F BOXはPCI-Express Gen 3接続を使用します。また、このCPUは、内蔵グラフィックスを搭載していません。

Core i7 9700F BOXではハードウェア仮想化が利用可能で、仮想マシンのパフォーマンスを大幅に向上させます。さらに、IOMMU仮想化（PCIパススルー）に対応できるため、ゲストの仮想マシンでホストのハードウェアを直接使用することができます。Advanced Vector Extensions (AVX)を使用したプログラムは、このプロセッサ上で実行され、計算量の多いアプリケーションのパフォーマンスが向上します。AVX以外にも、Intelは新しいAVX2規格を含みますが、AVX-512は含みません。