Intel Core i7 8086K Limited Edition BOX

Intel Core i7 8086K Limited Edition BOXは、2018年6月8日に発売された6コアCPUで、LGA 1151搭載のCoffee Lakeアーキテクチャを採用しています。また、Hyper-Threading Technology（HTT）と呼ばれるマルチスレッディング技術のおかけで、コア数は実質的に2倍の12スレッドになります。Core i7 8086K Limited Edition BOXは12MBのL3キャッシュを搭載し、デフォルトでは4GHzで動作しますが、ワークロードに応じて5GHzまでブーストすることができます。IntelはCore i7 8086K Limited Edition BOXを14nmの製造プロセスで構築しています。

TDPは95Wで、多くの電力を消費するので良い冷却システムが不可欠です。デュアルチャネルインターフェイスを備えたDDR4メモリに対応できます。公式的なメモリ最高速度は2666 MHzです。しかし、オーバークロックを設定すると、さらに早くなります。システム内の他のコンポーネントとの通信には、Core i7 8086K Limited Edition BOXはPCI-Express Gen 3, 16 Lanes接続を使用します。また、このCPUは、UHD Graphics 630内蔵グラフィックスを搭載しています。

Core i7 8086K Limited Edition BOXではハードウェア仮想化が利用可能で、仮想マシンのパフォーマンスを大幅に向上させます。さらに、IOMMU仮想化（PCIパススルー）に対応できるため、ゲストの仮想マシンでホストのハードウェアを直接使用することができます。Advanced Vector Extensions (AVX)を使用したプログラムは、このプロセッサ上で実行され、計算量の多いアプリケーションのパフォーマンスが向上します。AVX以外にも、Intelは新しいAVX2規格を含みますが、AVX-512は含みません。