【Ryzen7 5700G、RTX3060】BTOになるべく近い構成、なるべく近い価格で組んでみるPart.6【Lenovo IdeaCentre Gaming560】

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同じ価格帯のBTOパソコン

パーツリスト

CPU
AMD Ryzen 7 5700G BOX
AMD Ryzen 7 5700G BOX

8 コア | 16 スレッド | 3.8 GHz | Socket AM4 | 65 W

TSUKUMO¥37,800

x1

マザーボード
ASUS PRIME B550M-A (WI-FI)
ASUS PRIME B550M-A (WI-FI)

AMD B550 | MicroATX | Socket AM4 | Wi-Fi 6 | 2020-06-20発売

TSUKUMO¥12,628

x1

SSD
Seagate FireCuda 510 ZP1000GM3A011
Seagate FireCuda 510 ZP1000GM3A011

容量 1TB | 3D TLC | M.2 (Type2280) | PCI-Express Gen3

TSUKUMO¥12,380

x1

電源
Fractal Design ION+ 560P FD-PSU-IONP-560P-BK [ブラック/ガンメタル]
Fractal Design ION+ 560P FD-PSU-IONP-560P-BK [ブラック/ガンメタル]

560 W | ATX/EPS | 80PLUS Platinum | プラグイン対応 | 2019-08-09発売

TSUKUMO¥9,980

x1

ケース
Core V21(Thermaltake)

Core V21(Thermaltake)

Micro-ATX

¥8,250

x1


総計

電源 246W/推奨 369W 以上

推奨 369W 以上

¥158,598

BTOになるべく近い構成で組んでみる企画第六弾です。(この企画の記事まとめはこちら。私の現在のメイン構成はこちら。)

今回取り上げるのは、Lenovoのゲーミングデスクトップシリーズ、IdeaCentre Gaming560です。

ちょっと面白い構成で、APU(5700G)を搭載しつつ、グラフィックボードも搭載するというモデルになっています。

なぜかレノボの直販にはなく、11月23日現在の最安値価格が181,799円ひかりTVショッピング)となっていたため、この価格を基準として構成を考えました。

5700G+3060という、ゲーミングとしてはコスパ寄りの構成だったため、パーツも全体的にコストがなるべくかからないような構成にしました。

CPU:AMD Ryzen7 5700G

ZEN3のCPUの中に、ZEN2で言うところの3700Xにあたる、8コア16スレッド65Wの製品が存在しないため、ある意味待望の製品となっていました。

ただ、グラフィックなしの製品と比べてL3キャッシュが半減し、またPCIeもGen3までの対応となっているため、期待されたほどの性能を発揮しているとは言い難い性能になっています。

特にゲーム性能、というよりグラフィックボードとの組み合わせの性能では、電力制限のせいもあって、GPUの性能を十分に発揮できていない場面が目立ちます。

しかし、逆にその低電力で発熱が少ないという面を活かしたベアボーンキットやMini-ITXの小さなケースを使った構成であればおすすめです。APUでありGPUが必要ないということもあって、非常にミニマルで高性能なサブPCを作ることができます。

総じて言えば、いわゆる5700Xにあたるような性能は発揮できませんが、その低電力低発熱という特徴を活かす場所は十分にある、というような感じになるかなと思います。

GPU:GeForce RTX 3060 → ASUS PH-RTX3060-12G-V2

RTX3060は、現行の3000シリーズのdGPUの中では最廉価の製品となってます。

ここ最近は3060superが出るんじゃないか、などの噂もありますが、3050tiの噂は聞かない、というより生産中止になったという話しか聞かないので、この世代は3060以下のものは恐らく出ないものと思われます。

性能としては前世代のRTX2060superより有意に上ぐらいで、正直なところ、2080superより有意に上の性能である3060tiとは大きな性能差があると言えます。

個人的にはあまり興味をそそられない製品ですが、とりあえずフルHDで困らない程度のゲーミング性能を持たせるという感じであれば、1600シリーズが常識外の価格になっている現在ではこの製品になってしまうのかなぁという感じです。

ちなみにASUSのシングルファンを選んだ理由は、後述のケースを採用したからです。

下記のケースのサイズ的にはデュアルファンでも大丈夫ですが、今回はミニマルを目指す感じで。

マザーボード:ASUS PRIME B550M-A (WI-FI)

マザーボードについては、外部の接続とWi-fiとBluetoothがついているという以外にはまったくヒントがなかったため、ソケット的にMicro-ATXと判断し、消費電力的にも最安値のB550チップセットのものを選びました。

最安値ですが、自分が使用していた限り5700Gと3060を使うぐらいであれば全く問題ありません

このマザーはAM4ソケットを使用している人は、万が一の時に備えてテスト用に一つ買っておいてもいいかもしれません。

CPUクーラー: リテールクーラー

表記がなかったのでリテールクーラーだろうと判断しました。

メモリ: DDR4-3200 SDRAM UDIMM(8GB×2)→ CFD Selection W4U3200CM-8GR

これも表記的にネイティブメモリだったので、相変わらずのネイティブメモリを選択。

これまで見てきた限り、BTOだと電源とともにメモリも価格を下げるためにネイティブメモリが選択される傾向にあると思いますが、電源とは違ってメモリはむしろ、PCの動作の安定性を求めるのであれば自作であってもネイティブメモリを選択しておきたいところです。

ストレージ:1TB (PCIe NVMe/M.2) → Seagate FireCuda 510 1TB

最近はSSDの価格がどんどん下がってきていて、特にGen3の1TBであれば。10000-13000円ぐらいの間でより取り見取りという感じになってます。

今回は耐久性と保証を売りにしているFirecudaの510を選択しました。

PCケース:メーカー純正 → Core V21(Thermaltake)

Micro-ATXは欧米であんまり人気がないらしいのですが、その中でも少し面白い形だったThermaltakeのCore V21を選択しました。

お値段がそれほど高くないわりになかなか面白い構成になってます。このケースですが、マザーボードの縦置きだけではなく横置きの構成にも対応していて、かつ全面吸気のファンが巨大な200mmファンを標準搭載しているという点で面白いですね。

また、このケースを二つ重ねての運用もできるらしいので、特にMicro-ATXを使って簡易水冷や本格水冷を考えている人にとってはエアフローとしてもとてもよい構成を考えることができそうです。

個人的にはFractal DesignのDefine Cなんかが標準構成としてはいいかなとも思っていますが、自分で工夫する余地があるこのケースも個人的に好みです。

電源:380W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® PLATINUM】 → Fractal Design ION+ 560P

電源は380WのPlatinumという、普段見ないようなものだったので、自分が知っている範囲で5700Gと3060を十分カバーでき、かつ出力が抑え目な電源として、Fractal Designの560Pを選びました。

この製品は確か最近新型が発売されたはずですが、旧型でも特に問題ないはず。この製品のいいところは、ケーブルの取り回し、というか柔らかさが他の電源に比べても格段によく、上記のような比較的小さなPCケースでも十分使えるところです。

ケーブルが柔らかい電源は他にも出てほしいですね。

ケースファン:Arctic P14 PWM

上記のケースにはリアファンが設定されていないので、140mmの定番ファンを選択しました。

総評

ということで、自作で組んでみた場合の総額は164,378円となりました。

感覚としては、BTO価格と比べてもう少し高くつくと思っていましたが、逆にBTO価格が安く設定されているんだろうなという感想です。

正直に言えば、このぐらいのPCを自作で組むのであれば15万ぐらいに収まってほしいところもありますが、やはりGPUの価格のせいですね。。

上記のパーツ説明のところでもそれっぽいことを述べていますが、5700G+3060という組み合わせは、普段自分であればほとんど目を付けないような組み合わせなので、逆に新鮮な気持ちでパーツ構成を考えることができました。

ゲーミングPCとして見ても、動画編集や配信などを視野に入れた構成として見ても、いわゆる入門という扱いになりそうな構成だなと思います。

コストに気をかけつつケースを特殊なものにしたため、それほど拡張性としては優れておらず、このPCから継ぎ足して性能を順次上げていくというような用途を見ると若干不安ではありますが、サブPCとしてみれば十二分な性能を持っていますので、数年後のメインPC構築に向けて情報を集めつつ現状あまり不満が出ないようにするという構成としてはよい取り合わせなんじゃないかなと思います。

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R20マルチコア

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R20シングルコア

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3DMark Time Spy


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