同じ価格帯のBTOパソコン
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パーツリスト
AMD B550 | MicroATX | Socket AM4 | USB Type-C | Wi-Fi 6 | 2020-06-30発売
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Radeon RX 6600 XT | GDDR6 8GB | 2021-08-12発売
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その他
総計
電源 316W/推奨 474W 以上
推奨 474W 以上
¥157,691
BTOになるべく近い構成、なるべく近い価格で組んでみるシリーズ番外編第二弾です。(私の現在のメイン構成はこちら。)
発売されたばかりのエルデンリングの推奨スペックを見ていて、高くもなく低くもなく絶妙なバランスだなと思ったので、自作として組む場合どのあたりを狙えばよいかなということを考えながら構成を作ってみました。
その前に、公式が出している必要スペックと推奨スペックを紹介します。
・必要スペック
CPU……Intel® Core™ i5-8400、AMD RYZEN™ 3 3300X
メモリ……12GB
GPU……NVIDIA® GeForce® GTX 1060 3GB、AMD Radeon™ RX 580 4GB
・推奨スペック
CPU……Intel® Core™ i7-8700K、AMD RYZEN™ 5 3600X
メモリ……16GB
GPU……GeForce GTX 1070 8GB、Radeon RX Vega 56 8GB
ざっと見て面白いのは、必要スペックが4コア8スレッド、推奨スペックが6コア12スレッドで揃えられていて、それもごく最近のCPUである点。
GPUよりもCPUの要件のほうがシビアになっているのは、windows11を視野に入れてのことかもしれませんね。
一方でGPUのほうはあまりシビアな能力は求められていないという印象です。ただ、必要スペックでVRAMが3-4GBというのは本当に最低限である気がします。オープンワールド系はけっこうなVRAM量が必要になるので、個人的にはVRAM8GB以上のGPUを使用することをお勧めしておきたいです。
では、この情報を元に、エルデンリングを快適にプレイするための構成を考えてみます。
ただ、上記の通りエルデンリングの要求スペック自体はそれほどでもないので、その他のゲームも多少は視野に入れて考えてみたいと思います。
❶CPU:Ryzen5 5600X
6コア12スレッドで言えば、インテルの12400や12600なども候補に挙がると思います。安いマザーボードもぼちぼち登場してきているので、特に12400はコスパモデルとして十分良い選択肢になると思います。
ただ、5600Xの価格が海外でかなり下がってきており、アスクががめなければ日本での値下がりが見込めることと、最悪値下がりがなくとも個人輸入などでも購入可能な点と、インテル第12世代のソケットの押さえつけによる中心の凹みの問題が解決されていないという点、この二点に鑑みて5600Xの選択となりました。
特に後者については、長年使用すればするほど故障のリスクが高くなり、長く使うことができないという点はかなりのマイナスです。しかも公式から対応策が示されておらず、各方面で提示されたワッシャーを挟むという対策も、ユーザーに余計な労力と工具用意のための費用を要求するということも、広く見た“コスト”という点で、12400や12600は総合的に5600Xには劣ると判断しました。
5600Xの弱点は、登場から2年経ちインテル最新世代の同価格帯にスペックで劣る(特に12600KにはEコア分きっちり差を付けられている)ことと価格ですが、インテル12世代の上記のデメリットは、少なくとも5600Xの後者の弱点を相殺して余りある感じです。
今回はゲーム用のパソコンという点でも、あまり12600Kと性能差がないということもあり、安心してゲームを楽しむことのできる5600Xを選びたいと思います。
❷GPU:Sapphire PULSE Radeon RX 6600 XT GAMING OC 8G GDDR6
3月2日現在の価格はドスパラ価格で約62000円です。RTX3060と正直悩むところですが、値段差と性能差の比較で6600XTとなりました。動画配信などを考えた場合には3060ですが、ゲーム専用PCという想定なので、ラデオンと相成りました。
このミドルレンジ帯、さっさと値段下がってほしいですね。。
❸マザーボード:MSI MAG B550M MORTAR WIFI
個人的にはWifiがついているマザーボードを選択したいのですが、一応ゲームというある程度以上の負荷がかかるということで、最低限しっかりした構成となっているものを選びたいとなり、今回はMSIのMortorを選びました。
フェーズ数も11あり、インターフェースも最低限しっかりあり、基盤も強いと、この価格帯ではとても強いと個人的に思います。
ただ、Wifiを考えないのであればASUSのTUFのほうがいいかもしれません。
❹CPUクーラー:Deepcool AS500
安定のDeepCool AS500。これもゲーム専用という負荷のかかり方に鑑みた選択になりました。
総合的に150000円以下の価格を狙うのであれば、ここを旧虎徹などにして、マザーボード、ストレージ、電源などを全体的に少しずつグレードを落とす感じになりそうです。
❺メモリ:CFD Selection W4U3200CM-8GR
こちらも安定のネイティブメモリ。
ただ年末年始を挟んで最近は価格が上昇傾向にあるので、決算期の今を狙って安いメモリを確保しておくというのも手です。
メモリに限った話ですが、中古でもよほどの相手でない限りそれほど動作でそれほど心配しなくてもいいので、保証が要らないというのであれば中古を選んでもいいと思います。
ちなみに動作保証の話で言えば、CFD販売のCrucialメモリは確か永久保証だったはずです。
❻ストレージ:SSD サムスン 980 MZ(1TB)
これまた安定のサムスン980.
SSDに限った話で言えば、Gen3の1TBとGen4の2TBがかなり安くなってきていて、980より少し劣る程度のスペックのM.2も1万を大きく切る価格で販売されていることもあります。
セールを狙ってそちらの購入を目指すと、コストを削ることができると思います。
❼電源:Antec NeoECO Gold NE650G
電源はあまり削ることははばかられるのでネコ電源を選びましたが、これも玄人志向のゴールド電源を選ぶのも手かもしれません。
❽ケース:Deepcool MACUBE 110
今回選んだマザボがmicroATXなので、それに合わせてケースを小さくしました。実際に店舗で見たことがあるのですが、横に広く、裏配線がやりやすそうな印象だったので、難しいことを考える必要のないゲーミングPCの筐体としてはコスパの良いものだと思います。
❾ケースファン:Arctic P14 PWM
今回初めて選択しましたが、能力の高い14cmファンとして前々から注目していたファンです。
これのホワイトバージョンは、光らない白色ファンとして唯一無二の能力と言えるでしょう。ただ、今回は価格を優先して半額の黒色バージョンを選択しました。
❿総評
表示価格は169,190円ですが、GPUが表示価格より2000円ほど高いので、総額17万円強といったところになります。
少しでも安くするのであれば、例えばRTX2060の12GB版でもよかったかと思いますが、価格と性能の釣り合いや、他のゲームでの強さも考えると、少し多めに出して強いGPUを、という方針でまとめました。
フロムゲー自体、見た目ほどの要求スペックが高くないので、そこに合わせてしまうと他のゲームが弱くなってしまいます。少しGPUを強めにしたこの構成であれば、特にFHDゲーミングでは高画質のゲームもfpsも安定した動作を発揮することができるはずです。
R20マルチコア
R20シングルコア
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