初自作で気を付けたいこと番外編2──パーツの追加・換装について

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自作PCに嵌ってしまうと、最初に用意した自機のスペックから少しずつパーツを換装してよりよいものにしていきたい……という欲求が高まっていきます。

というより、もう一度中身をいじってみたい、という欲求が先に立ち、中身をいじるためにスペックを上げるという名目でその時々のセール品を購入するみたいな感じになります。

元々の欲求が、中身をいじってうまく動いている様子を味わいたい、というところにあると、次第にパーツ購入に際限がなくなっていく+よりよいスペックを求めてより高いパーツを買いがちになる、という現象に見舞われたりします……。

まあそんな病人(=私)はさておき、基本的に最初に組んだPCに対してパーツ換装、あるいはパーツ追加を考えている人の大半は、自機のスペックを上げる必要がある、あるいは追加して使いたい機能がある、という方でしょう。

今回は各パーツを追加・換装することで何が変わるのかについて簡単に見ていきたいと思います。とは言っても、私も組んでからまだ1年経ってない身なので、あまり思いつくことはありませんし、もしかしたら間違ったことを言っているかもしれないので、いつも以上にご指摘がほしいところでもあります

一つだけ、全体的に注意したいこととしては、パーツによってはドライバーを入れ直さなければならないものがあるということです。特にCPUは周辺のドライバー、GPUはまさにその製品のドライバーを、それぞれ入れ直す必要があると思います。

以下、思いつくままにてきとーに書きます。

CPU

これを換装すると、まあ色んなことが変わります……というのはあながち冗談でもありません。

例えば同世代でコア数がより多くなれば並行作業がよりしやすくなり、よく言われるように、配信+ゲームプレイが苦も無くできるようになったり、またコア数を多く使うCPUレンダリングなどの変換処理などは当然、ほぼコア数の増えた分だけ早くなります。

ゲーム制作なんかでは、例えば影の処理を焼きこむとかの作業ではだいぶ役に立つようです。また、オフィス系では特に、エクセルの処理なんかもコア数がものを言うようです。

コア数ではなく世代を変えると、基本的にシングルスレッド性能が早くなりますので、単純にゲームをより快適にプレイしたい、あるいは一つの(特に軽い)作業の効率をよりよくしたいという場合には、より上の世代のCPUを購入すべきでしょう。

GPU

こちらは、多くの場合にはゲーム性能を向上させたいという場合に換装が視野に入ります。こちらはあまりにも有名なので私から言うことはありません。

また、OpenGL系統、特にCADなどの3Dソフトを使用する場合には、NVidiaで言えば旧Quadro系のGPUが換装の対象となります。

だいたいは後者のほうが総じて価格が高いですが、今はマイニングや半導体高騰などの影響で、昔ほど価格に差が見られないので、ゲームをよりよくするためにと、例えばA4000あたりを、3070tiより少し安いし……と思って買ってしまうと、思ったほど性能が伸びなかったりします。まあ、レビュー動画見る感じだとそれほど悪くもないようですが。。

あと、動画制作などをしないので私にはわからないのですが、GPUレンダリングなどの用途であれば上記のどちらでもよいかと思います。どうなんでしょうか。

メモリ

ほとんどの場合には増設かと思います。

基本的にはこれが不足すると、いくらCPUやGPUがよくてもなんか動きが引っかかったり処理が重かったりといった現象が発生するので、タスクマネージャーを開いて、アイドル時に40-50%を超えるようであれば増設を視野に入れていいと思います。

また、少しでもゲーム性能をよくしたい、という人の場合には、オーバークロック品が視野に入ります。

私はオーバークロック品には興味がないのでわかりませんが、amdかintelか、マザーボードは何かによっても割と相性が出るもののようですので、事前リサーチはしっかり行う必要があると思います。

ストレージ

こちらもほとんどの場合には増設かと思います。

大きく分けてSSDとHDDの二つがありますが、基本的に、データの長期保管用あるいは各種バックアップとしてはHDD、それ以外はSSDという感じになると思います。

SSDも最近は大容量化が進んでいるので、1TB以上のものでもそれほど値が張らないものが増えてきました。なので、SSDにバックアップなどをとってもいいかもしれませんが、SSDは基本的にある日突然死ぬので、物理的に兆候が見えやすいHDDもいまだに重宝できるものです。まあ、サーバー作るとかであればHDDが基本だろうと思いますが。

ただ、あまり使用しないゲームの保管先などでしたら、大容量SSD、それも読み込み書き込みがそれほど早くない安いものなどでも十分にいいと思います。QLCなんかはその用途がぴったりかなーと。

一方換装ですが、動画処理とかその辺の挙動を早めたいという人であれば、M.2のGen3からGen4への換装も十分に意味があると思います。

読み込み速度、書き込み速度は思ったほど体感できるものでもないのですが、用途を明確にできるのであればやる価値があると思います。

CPUクーラー

だいたいCPU換装とセットになるものですが、一部、最初に購入したときに想定したよりもいまのCPUの排熱がすごい、というケースで換装されることもあります。

特にCPUに付属してるクーラーを使ってる人などは換装が視野に入る人が多いと思います。

あるいは、静穏性をより重視したいという人は、ファンの換装なども考えるでしょう。

当然、クーラーをよりよいものに変えるとCPUがよりよく冷えますが、よく冷えるということはその分クーラーが大型化したり、ファンがより強力になりうるさくなったりといったことがあるので、自分が何にどの程度我慢できるのか、というところで考えることになるでしょう。

基本、よりよく冷やしたいという方向であれば、大型空冷か、240mm以上の簡易水冷が換装に視野に入ると思います。

水冷のほうが有意に高価なのですが、その冷え具合が空冷にも増して製品によってまちまちなので、基本冒険をしないで評判の良いNZXTあたりのものを購入すればよいと思います。ケースのラジエターの対応については要チェック。

空冷に関しては、ファンの大きさが140mmのものと120mmのものがあること、冷却フィンがシングルタワーとダブルタワーがあること、の2点に気を付ければ、あとはまあ、という感じ。

空冷はほこりなどの掃除以外にはそれほど気にする必要がない(と個人的に思っている)のですが、簡易水冷は外側から故障が見えづらいので、常に監視ツールを使って、冷え具合が変わってないかチェックする必要があることについて、特に面倒くさがりな人は気を付けたほうが良いと思います。

マザーボード

故障以外に換える必要があるとすれば、拡張性の問題でしょうか。

特にキャプチャーボードやサウンドカードなどを増設したいけどPCIeスロットが足りない、あるいは排他の問題でストレージやSATAとうまく折り合いをつけることができない、といったケースで交換となる感じだと思います。

安いからと旧世代のマザーボードを買うと、CPUが対応していなかったり、あるいは各種ドライバーの挙動がおかしかったり、あるいは動いてもMOSやチップセットの温度が妙に高くなったりするので、よほどのことがない限りは古いチップセットのものに換装するんはやめたほうがいいと思います。

ケース

静穏性とか冷却性能を追求したい、という方がおそらく換装を考えると思います。

だいたいその二つに着目して換えようとか考えてる人は、自分が求めるべきものを知っている人なので特に何か注意すべき点として挙げるものもないですね。

ケースは国内より海外の製品のほうが充実している気がするので、メーカーをよく調べて海外のレビュー動画とかを見ると自分の求めている製品が見つかる可能性が高くなるかと思います。

あとは、配線がしにくすぎて我慢できない、といったところか。

電源

主にGPUの換装と連動して、トータルの電力消費が上がった場合に換装となる場合が多いです。

そうじゃない場合には、ほとんどは電源の不調です。

PCの調子が悪い原因としては割と確率が高いので、組んで数年経ったあたりで低出力のテスト用電源を一つ購入することをお勧めします。


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