初自作で気を付けたいこと7──組みあがった後にやること

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思いついた順に書いていくシリーズも7つ目になりました。(各記事まとめはこちら

今回はPCが組みあがり、OSが立ち上がった後にやるべきことがあったなぁと思いだしたので、そのことについてです。

しかし、今回は、ごく肝要な部分を端的に言えば、各種更新作業をキチンとするという話に尽きます。

話は更新のことだけではありませんが、最低限それをやっておけばまあ大丈夫かな、という感じです。

これらの内容のうち特に➊と➌については、初自作の人でなくとも、普段使いのPCを持っている多くの人にも気を付けてもらいたいことですね。

OSの更新

OS(WIndows10基準で話を進めます)が無事立ち上がり、デスクトップに行き着いたらまず見るべきは、Windowsアップデートの確認です。

まあこれは当たり前すぎる話ですし、放っておいてもいつの間にか更新されているなんてこともありますが、セキュリティの観点からは最初にやっておきたいことです。

中には、➌の項目で書くつもりの各種ドライバーの更新についても含まれているアップデートが用意されている場合がありますし、特にWindows10は半期ごとに大規模アップデートが入る仕様になっており、インストールしたバージョンが仮に古かった場合には、そちらをアップデートしないときちんとした性能が出ないケースもあるので、まずはこちらの更新を先におこなってしまいましょう。

マザーボードのBiosの更新

OSの更新なんて知ってるよ、という人も、こちらに関してはあんまり気が付いてなかったなんていうケースが結構あります。

特に、いったん組んでしまえばあとは特にいじるつもりないよ、という人だと、年単位でほとんどこちらの更新に気が付かないなんてこともあり、困った事態に陥って初めて更新なんてこともあります。

Biosに関しては、最近はマザーボードにFlash Biosという機能がついているものが増えてきました。Flash Biosとは、マザーボードと電源、それと更新用のBiosの入ったUSBメモリの三つを用意するだけでBios更新ができるという機能です。

この機能が用意されているマザーボードには、だいたいリアのUSBポートのうち一つにFlash Biosと書かれたものがあるはずなので、できれば各種パーツを組み込む前に、説明書を読みながらFlash Bios機能を使ってBios更新をおこなってしまうのが良いです。

ただ、こちらも初自作の際には忘れてしまいがちですし、この機能を知らずに前のPCを破棄してしまったみたいな人もいるでしょう。

もろもろの事情で、もしBios更新せずにくみ上げてしまった、という人は、マザーボードメーカーが公式HPで出しているBiosのうち、自分が使用している機種の型番のものをダウンロードしてから、説明書に書いてある手順にしたがって更新をすることを推奨します。

ただ、Biosに関しては、ベータ版の場合特定の機能がうまく働かなかったりするケースもあるので、もし気になる人は、ベータ版ではない正式バージョンの最新Biosを利用することをお勧めします。

チップセットその他諸々の更新

Biosと並んで、あまりPCをいじるつもりのない人が更新を疎かにしてしまいがちなものが、各種ドライバーの導入・更新です。

チップセットやLANなどのドライバー各種は、基本的にBiosと同様、各マザーボードの型番にあったページからダウンロードできますので、それらをダウンロードして最新版にしましょう。

また、自作の場合にはグラフィックボードのドライバーを入れていないと、デュアルモニターにできないですし、ゲーム性能も当然出ません。自分の購入したグラフィックボードがNVidia系かRadeon系かに合わせて、それぞれ最新のドライバーを入手して反映すれば、きちんと性能が発揮されます。

私はNVidia系のグラボしか所有していないのでそちらしかわかりませんが、グラボのドライバーはほぼ毎月更新されているので、基本的には毎月更新をチェックすべきだと思います。ただ、更新内容によっては不具合の出るケースがそこそこあるので、更新する前に更新するバージョンのドライバーに関する不具合の報告を調べて、自分の環境に影響のあるものかどうかを確認したほうが良いと思います。

いままで正常に動いていたものを更新してダメにしてしまうというのはとてももったいないことなので。

加えて、モニターにもドライバーが用意されているものがありますので(基本的には色域のプロファイル)、そちらも調べておいたほうがよいです。

ベンチマークソフト、およびPCのモニタリングソフトの導入

この項目に関しては前三つに比べれば必須事項ではないものなので、オマケとして考えてもらいたいものですが、これらをおこなうことによって、組みあがった自分のPCが正常に動いているかどうかを確かめることができます

ベンチマークソフトについては、CPUであればCinebenchR23、GPU(というか総合性能)であればFirestrikeとTimeSpy、モニタリングソフトとしてはHWiNFO64をオススメしておきます。(ストレージの速度テストとしてCrystalDiskMarkなどを使用してもいいかもしれませんが、各種数値の判断が難しいので、ここでは触れるだけに留めて)

ベンチマークを取った後は、ベンチマークの数字を、同じ構成でテストしている人のものと比べて極端に低くないかどうか確かめて、大丈夫そうであればそこで一通りの設定は終わりだと思っていいと思います。定期的にベンチマークを取ってPCのモニタリングをしたい人はそのままインストール状態を保ってていいと思いますし、一回だけでいいという人は一回ベンチマークを取ったらそのままアンインストールしてしまってもよいと思います。

HWiNFO64については、CPUのクロックや温度だけでなく、グラフィックボードの温度や各種ストレージの温度、ファンの回転数などもリアルタイムに確かめることができるので、きちんと数値を見ていけば、なんか一つだけファンが回ってない、みたいなことに気づくことができたり、全部ちゃんと動いているように見えていたのにストレージの温度だけ異常に高い、とか、目に見えない不具合の兆候を感知することができます。

なので、私個人としてはいつも目につくところに置いておいてます。

そこまでする必要はないかもしれませんが、不具合の兆候をいち早く察知することで、下手な出費や労力を割かずに長く使うことができるはずなので、もし気にならないようであれば立ち上げておくことをお勧めします。


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