完全に好きなパーツだけ集めたゲーム用PC【7950X3D、RTX4090】 #0

完全に好きなパーツだけ集めたゲーム用PC【7950X3D、RTX4090】

roadrunner

これまでの何台か制作していますが、初めて完全に白染めの環境を作りました。

以下、構成です。

❶CPU:Ryzen9 7950X3D

❷GPU:GeForce RTX 4090 AERO OC 24G(GV-N4090AERO OC-24GD)

❸M/B:ASUS ROG STRIX B650-A GAMING WIFI

❹RAM:TEAM T-FORCE DELTA RGB 64GB (16GBx4 DDR5 6000MHz CL38-38-38-78 1.35V White

❺CPUクーラー:ASUS ROG STRIX LC II 360 ARGB WHITE EDITION

❻SSD:SK Hynix P41 1TB、2TB

❼PSU:Super Flower Leadex V 1000W Platinum White

❽CASE:Corsair 5000D Airflow Tempered Glass White

❾FAN:Thermalright TL-B12W|Thermalright TL-B14W EXTREM|Arctic P14 PWM|Alpenfoehn Wing Boost 3 ARGB White Edition 140mm

 

【CPU】RYZEN9 7950X3D

7950X3Dは発売日当日、運よく購入できたものです。とにかく熱処理が7950Xと比べて段違いによいです。ただ、日常使いであればそれほど変わりません。

メモリの項目で後述しますが、特にアイドル時の温度はOCメモリの使用の有無にかかわらず同じような温度になります。ただ、最大負荷に近づいていくにつれて温度の差が露骨に出始めます。ゲーム使用時でも多少違うと思います。

【GPU】GeForce RTX 4090 AERO OC 24G(GV-N4090AERO OC-24GD)

GIGABYTE製のRTX4090 AEROは個人輸入しました。個人輸入は初めてでしたが、NEWEGGではドルが円表示になることと、Amazon.comのようなデポジットがいらず基本レートにしたがった金額なので、感覚としてはアマゾンで購入するのとあまり変わりませんでした。

AEROシリーズは国内的には高付加価値のシリーズとなっているため、仮に国内発売されたとしても相当な高額になることが予想されるのですが、それ込みで考えた場合、NEWEGGでの現在の日本円の値段は魅力的だと言えます。

もっとも、当然海外からの取り寄せになるのでいくつかのリスクはあります。

まずGIGABYTEの保証は、代理店を通した国内販売であれば最長で4年保証となりますが、ワールドワイドには保証がおこなわれていないため、輸入品はもしものことがあっても交換保証はおろか、修理すら請け負ってもらえないかもしれません。

また、輸送元から日本までが遠いため、輸送時の破損などの可能性が日本国内で購入するよりは高いです。そのため、個人輸入での支払いは基本的にpaypalとなりますが、paypalは通常のクレジット利用と比べて1%ほど手数料が高いので、その点は留意が必要です。直接クレジットカードでの支払いでも大丈夫ですが、万一のことがあった場合にはpaypalは全額返金の保証があるため、海外からの取り寄せの場合にはpaypal経由のほうが安心感があります。

私の場合はその点を踏まえてもAEROがほしかったので購入しました。個人的にですが、今世代のRTX4090の白グラボの中ではGALAXのHOFやASUSのSTRIXよりもシンプルで際立った綺麗さを見せていると思いますし、私が自作を始めてからの(短い期間ではありますが)歴代の中でも最も綺麗なGPUだと思ったので、海外で発売されたと知ってからほとんど即決での購入でした。

欲を言えばもう少しだけ小さいサイズであれば言うことがないのですが……。

OC性能はStrix、HOFの両者には劣りますが、その分冷却性能は抜群です。消費電力もOCが控えめな分それほど高くなりません。少しでもゲーム性能を上げたい人であればHOFやStrixを良いと思いますが、少しの性能アップに目をつぶって見た目を取るのであればAERO一択だと思います。

【M/B】ASUS ROG STRIX B650-A GAMING WIFI

白いマザーボードはいくつか出ていますが、7950X3Dであれば定格使用が前提となり、拡張性などを見てもX670Eを選ぶ理由があまり見当たらなかったので、B650の中から気に入ったものを選びました。

同価格帯の強豪と比べて、特にUSB-Aの数が少ない点は人を選ぶと思いますが、USB-A3.0はすべてGen2、つまり10Gbpsなのと、USB-Cがリアに2ポートある(20Gbps、10Gbpsそれぞれ一基ずつ)ので、ポート数が少なくてもデータを高速で移動させたいというような需要がある人にはいいかもしれません。

VRMは60Aのものが12+2基なので、ちょっとしたOC程度であれば十分に耐えられます。

またM.2はCPU直結のスロットがPCIe5.0対応で、他は4.0のものが2ポートですのでゲーム用途であれば十分です。

RAMTEAM T-FORCE DELTA RGB 64GB (16GBx4) DDR5 6000MHz CL38-38-38-78 1.35V White

XMP3.0対応ですが、用意されていたプリセットはRyzenでも難なく通りました。

商品の表記とは違い電圧は1.25Vでしたが安定しています。

現在は少しだけプリセットを書き換えて6000MHz CL36-36-36-96の1.35Vで運用していますが、特に問題ありません。

少しだけ気になる人がいるかもという点は、RGBを真っ白(255-255-255)で指定する場合、他のパーツより若干白が赤めにでます。

メモリの部分だけプリセットを青寄りに変更すると同じ色でまとまると思います。

CPUクーラーASUS ROG STRIX LC II 360 ARGB WHITE EDITION

3D-Vcacheの影響か、ZEN4全体の仕様なのかはわかりませんが、ZEN3に比べてアイドル時の温度は高めです。

メモリOCなしの場合には36℃ほど、OCすると40℃前後です(室内20℃)。ZEN3のときには同条件でメモリOCありで33-34℃ほどだったので、6度ほど上がっていることになります。

ただ、ZEN3の場合には軽負荷作業でも使用率が跳ね上がる仕様になっていましたが、少なくとも7950X3Dの場合にはそれほど使用率は上がりません。7950Xの場合も多少その傾向が見られました。

ゲーム時は高負荷時でも最大65℃なので、十分冷やせていると思います。

SSDSK Hynix P41

最近、インテルのSSD部門がSKHynixに買収され、ソリダイムというブランド名で各種キャンペーンを実施しており、そのハイエンド品としてP44 Proが流通していますが、元々SKHynixから出ていたP41はそれと同じ製品です。どこかのサイトで、コントローラ、RAM、NANDを調べられた人がいましたが、そちらの情報を見るとより詳しいことがわかると思います。

WDも東芝から買収したSandiskブランドでWDから出ている商品をリブランドして販売していますが、それと同じような施策だと思います。

値段自体はSKHynixから出ているもののほうが安いので、ソリダイムのものが気になる場合にはこちらの製品を買ったとしても同じ使用感を得ることができます。

まあ通常使用であればGen3のM.2と比較しても使用感はほぼ変わらないのですが、SSD自体がかなり安くなってきているので、このぐらいの値段であれば普通に選択肢に入ってきます。

個人的にはこれかWDのSN850X、PlextorのM10PGN、SeagateのFirecuda 530辺りを比べて性能面で好みのものを使えばいいのではと思います。

【PSU】Super Flower Leadex V 1000W Platinum White

奥行きが短い、安定している、白い、と私の求める電源としては完璧だったので愛用しています。

こちらの80plus Goldバージョンも別のパソコンで使用しています。

特にDefine7 Compactなど、ミドルタワーのケースでも奥行きが短いものについてはこちらを購入すると配線面でかなり楽になると思います。

【CASE】Corsair 5000D Airflow Tempered Glass White

ミドルタワーとしてはどこを取っても少し大きめのサイズですが、その分取り回しはしやすいです。今回GPUの上に実験的に140mmファンを2つ設置してみたのですが、幅に余裕があるため普通に収めることができました。

サイドにもファンやラジエータを設置できるため、CPUとGPUでエアフローをある程度以上切り分けることができ、ある意味では理想のケースと言えます。

個人的にはこの切り分けができることが最大の利点だと思っています。

【FAN】Thermalright TL-B12W|Thermalright TL-B14W EXTREM|Arctic P14 PWM|Alpenfoehn Wing Boost 3 ARGB White Edition 140mm

個人的にはサーマルライトのTL-B12とTL-B14の完成度に非常に満足しているので機会があればちょくちょく購入しているのですが、メインとなる場所以外で使うファンはそれまでに購入したファンを用いて使い分けている感じです。

【総評】

白染めPCがようやく完成した、といったところです。これまでマザーボードやGPUで白に揃える難易度が高かったのですが、いろいろな機会がうまくはまり、完成した次第です。

自分が思っていたより3倍ぐらいは満足度が高いので、皆様も機会があればぜひ。

同じ価格帯のBTOパソコン

パーツリスト

ケース
Corsair 5000D Airflow Tempered Glass
Corsair 5000D Airflow Tempered Glass

Extended ATX | ブラック/ホワイト | 2021-02-13発売

TSUKUMO¥19,781

x1

CPU
AMD Ryzen9 7950X3D

AMD Ryzen9 7950X3D

16コア|32スレッド|Socket AM5|120W

¥111,800

x1

マザーボード
ASUS ROG STRIX B650-A GAMING WIFI

ASUS ROG STRIX B650-A GAMING WIFI

AMD B650|ATX|Socket AM5

¥36,288

x1

メモリ
Team T-Force Delta RGB 32GB DDR5 6000 (PC5 48000)

Team T-Force Delta RGB 32GB DDR5 6000 (PC5 48000)

2 x 16GB | DDR5-6000MHz(定格4800MHz) | 38-38-38-78 | 1.35V

¥32,000

x2

ビデオカード
GeForce RTX 4090 AERO OC 24G(GV-N4090AERO OC-24GD)

GeForce RTX 4090 AERO OC 24G(GV-N4090AERO OC-24GD)

GeForce RTX 4090 | GDDR6X 24GB

¥270,000

x1

ケースファン
Thermalright TL-B12-W

Thermalright TL-B12-W

120mm|2150rpm|28.1 dB

¥2,690

x4

ケースファン
ARCTIC P14 PWM PST White

ARCTIC P14 PWM PST White

140 mm | 1700 rpm | 72.8 CFM

¥2,479

x2

電源
SUPERFLOWER LEADEX V PLATINUM PRO 1000W

SUPERFLOWER LEADEX V PLATINUM PRO 1000W

1000W|ATX|80PLUS Platinum|フルプラグイン

¥32,978

x1

SSD
SK hynix Platinum P41 SK hynix Platinum P41 2TB

SK hynix Platinum P41 SK hynix Platinum P41 2TB

2TB | TLC | M.2 (Type2280) | PCI-Express Gen4

¥33,060

x1

SSD
SK hynix Platinum P41 SK hynix Platinum P41 1TB

SK hynix Platinum P41 SK hynix Platinum P41 1TB

1TB | TLC | M.2 (Type2280) | PCI-Express Gen4

¥13,163

x1

ケースファン
Thermalright TL-B14W EXTREM

Thermalright TL-B14W EXTREM

140mm|2000rpm

¥4,480

x2

ケースファン
Alpenfoehn Wing Boost 3 ARGB White Edition 140mm

Alpenfoehn Wing Boost 3 ARGB White Edition 140mm

140mm|1500rpm

x1


総計

電源 25W/推奨 37W 以上

推奨 37W 以上

¥636,285


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