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【Ryzen9 5900X, RTX3080】白く光らせたモノクロ万能PC(ついに簡易水冷に手を出した)

roadrunner

2022年末メイン機(Ryzen9 7950X+RTX4090)をもう一台増やしました詳細はこちらの記事

モニターや入力デバイスなどのデスク周りこちらの記事

サブPCの構成こちらの記事

初期構成からの1年間の変遷を書いた記事はこちら

この記事を最初に公開した際に記していたエアフローについてこちら

初自作で気を付けたいことシリーズ(全10回+番外編)はこちら

BTOになるべく近い構成、なるべく近い価格で組んでみるシリーズこちら

 

元々は5年使いを見据えつつ必要に応じてパーツを入れ替える、ユーティリティPCとして初自作したものですが、パーツをいじっている間に自作に嵌ってしまい、現在自作PCを3台運用しています。

4台目はミニPC+モバイルモニター+モバイルバッテリーでノートPCの代わりとなるものを模索したい所存。

写真のPCは、初自作後にパーツを種々入れ替えたり付け足したりした、2022年12月26日現在のメインPCです。

12月26日に、ケース、クーラー、ファンを改稿しました。

トップ写真はパーツを少しだけ入れ替える前の6月15日現在のPC内部ですが、現在もそれほど見た目としては変わりません。

写真を掲載するとなぜか構成表が下に行ってしまうので、以下にパーツの名前のみ記しておきます。

 

❶CPU:Ryzen9 5900X

GPU:玄人志向 RTX3080 LHR版(10GB)

M/B:MSI X570 UNIFY

❹RAM:センチュリーマイクロ CB16G-D4U3200H, CE16GX2D4U3600/4000

CPUクーラー:ROG STRIX LC II 360 ARGB White Edition

SSD:Seagate Firecuda 530 1TB|Samsung 870 EVO 2TB|Plextor M10PG 2TB

HDD:Western Digital Blue 4TB 5400rpm(CMR)

PSU:Super Flower LEADEX V Gold 850W

PCケース:Corsair 5000D Airflow Tempered Glass White

FAN:Thermalright TL-B12-W|Deepcool FC120 WHITE|ARCTIC P14 PWM PST White|サイズ KAZE FLEX 120 WHITE PWM 1200RPM

⓫キャプチャーボード:ASUS TUF GAMING CAPTURE BOX CU4K30

 

自作.comの抽選に当選しまして、CF120 plusST500 ARGBをいただきましたが、現在は構成上、使用しておりません。いつかできるはずの3台目で、Define7 Compactに使用する予定です。

この記事ではパーツそれぞれについて、ちょっとずつ何か書いていきます。ただ、ちょっとずつ、と言っても、総じてかなりの分量になってしまいましたので、適宜興味のあるパーツについて読んでくださればと思います。

 

❶CPU:Ryzen9 5900X

とりあえずこれを買う、という前提から自作がスタートしてますので、これについては特に理由がない。というより、単に好み。

初自作だし長く使いたいなと思ったので、多少ハイエンドで高くてもいいかな、という感じなのと、発売日に秋葉原の店舗に並んで買うというイベントにちょっと参加してみたいというのもあった。

総じてZEN3世代はどれもバランスが良く、特に5600Xは、少なくともゲーム性能はハイエンドとほとんど引けを取らないという意味不明な高性能を発揮するわりにTDP65Wで低発熱でめちゃくちゃ扱いやすいという、現状のCPUの決定版的な性能を持っているので、個人的には5600Xが一番好み(サブ機で念願かなって使用中)。

だけど、並行して複数作業しながらだとやはり5600Xよりは5900Xのほうが取り回しがよりよいので、メイン機としては5900Xだと満足感が高いですね。

 

GPU:玄人志向 RTX3080 LHR版(10GB)

もともとは、発売日に購入した3060ti(玄人志向)を装着してましたが、2021年10月に3080に換装しました。(換装に至る経緯はこちら

3060tiはどこのメーカーでもよかったのですが、玄人志向のこの製品がアマゾンで52000円と定価から結構お安めに設定されていたので迷わず購入。今から考えるとありえない値段設定ですが、むしろ当時は3060Tiは5万切ったら初めて買いで、現状ちょっと高い、みたいな扱いでしたね。。

RTX3000シリーズは3060Tiと3080の出来が出色、3090は鬼の子という感じなのですが、換装に至る経緯に書いた通り、これから半導体を含むパーツの値段が年単位で下がらず、自分が本当に必要な性能を持つグラボが許せるぎりぎりの値段で買えるのがこの時期だったということで思い切って出費を決断しました。

具体的に言えば、私のモニター環境的に、4Kで60fps出せるぐらいのゲーム環境がマックスで、3090とか3080Tiまでは必要がなかったという事情もあり、現状これ以上のスペックアップはないと思います。

RTX3000番台のガラクロゲーミングシリーズは、OCこそほとんどないものの、冷却性能が素晴らしく、武骨な見た目さえ許せるのであれば保証年数が3年ということもありオススメです。

 

マザーボード:MSI X570 UNIFY

もともとはMSI B550 Gaming Carbonだったのですが、訳あって丸ごとこちらに載せ替えました(その顛末はこちら)。

これはストレージの項目でも記載しますが、スチームのセールでやりたいなぁと思っていたゲームが軒並み安売りしていたので、それらを購入した結果ストレージに不安がある状態になり、改めてマザーボードの拡張性について見直し、再購入の段階でX570 UNIFYであればあまり排他仕様について気にせず使用できるということで購入しました。

夏のセールで26000円台だったのもあります。

B550 Gaming Carbonに比べれば1年落ちになるので2オンス銅箔が使用されておらず、恐らくそれが一つ影響してチップセットの温度が割と高めに出ますが(そもそもX570全般が温度高め)、それ以外の部分では利点が多いです。

また、チップセット温度もヒートシンクを外してサーマルパッドをはがし、グリスを塗りなおすと温度が改善されることがあります。私自身も塗りなおしで温度が3-4度ほど下がりました

ヒートシンクが固定される高さも厚みのあるサーマルパッドを使う必要なく、グリスでもきちんと密着できるので、チップセットの高温化が気になる方にはお勧めです。

以下は思いつく順に挙げたX570 Unifyの利点です。

・(繰り返しになるけど)排他性がほとんどなくストレージなどを自由に増設できる

・通電時に電源ランプが光るので通電しているかどうかすぐわかる点

・(これは好みによりますが)LED装飾がない点

・MOS温度が気持ち低めになる点

・バックパネルのUSB規格が割と新しく、数も多めに用意されている点

など、PCIe周りの拡張性以外にもB550 Gaming Carbonに比べてよい点が多く、結果的には交換してよかったと思える性能を発揮してくれています。ただ、排他性以外にはB550 Gaming Carbonも使っていて特に不満もなく、こちらもとても良い製品だと思います。

VRM周りの仕様も含めて考えた場合、コスパという点なら、AM4規格では基本的にMSIの上記二つのマザーボード以外にないのでは、と個人的には思います。UNIFYは定価でもなおお安いと思います。

(ただ、地味だけど、両方ともに言えることだが、付属のM.2ヒートシンクのねじ止めを普通にするだけでSSDの基盤がゆがむのだけは何とか修正してほしい。サーマルパッドに密着しないしそもそも歪んで壊れそうなのがいやだからねじゆるゆるで止めてる。)

 

メモリ:センチュリーマイクロ CB16G-D4U3200H, CE16GX2D4U3600/4000

もともとはメモリはOC品に興味がなかったのですが、センチュリーマイクロ製のネイティブメモリがアウトレットで、他のネイティブメモリの今現在(2021年12月3日)の16GB×2の標準価格(13000円台)よりもかなり安い価格(10680円)で購入できるという、願ってもない機会に恵まれたので思わず購入しました。

2022年12月26日現在、センチュリーマイクロの直販サイトで4000MHzのOC版も15880円で限定販売している(こちらもOCメモリの相場としてはかなり安い)ので、気になる方はどうぞ。

Zen3環境でもっとも能力を発揮すると言われている、3600MHzの16-18-18-38、1.4Vで試したのですが通らなかったので、現在のところ、上記の2製品の併せて16GB×4枚を、3600MHz、18-22-22-42、1.35Vで運用してます。こちらはMemtest86一周と、DRAM Claculatorの400%をエラーなく通したので、安定していると言えると思います。

 

CPUクーラー:ROG STRIX LC II 360 ARGB White Edition

こちらにも書きましたが、AssassinⅢからの交換理由は、現状の冷却性能に不満があったわけではなく、将来的な運用を見据えたものです。

端的に言えば次世代CPUへの準備ということになりますが、必ずしも次世代CPUを購入するわけでもないです。が、その可能性がないわけではなく、かつ円安の急激な進行でパーツの値段がいつ上がるかわからない+なぜかこのタイミングで目を付けていたASUSのこのパーツが1万円近く値下がり+セールで実質価格がいい感じ、みたいなことが重なったので購入に至りました。

現在の標準的な形のケースであれば簡易水冷は考えなかったのですが、後述するようにケースも替えて、簡易水冷が威力を発揮するに十分な環境になったということも大きいです。

まず選択の絶対的な基準としてはラジエーター280mm以上、という条件がありました。というのも、AssassinⅢを使ったエアフロー重視の環境では、簡易水冷240mmは冷却性能的に選択する意味がないとわかっていたからです。

ただ、実際に簡易水冷を購入して各種ベンチマークを回してみてわかったのですが、旧空冷環境でもどうも標準的な280mmの能力を上回っていたっぽいので、下手に金額をケチらずきちんと360mmにしておいてよかったです。

次の条件としては、なるべく白色、という点。これは私がPCを組むときに持っている唯一のこだわりですが、最近は白色のパーツも普通に販売されているので探すこと自体は特に苦労しませんでした。

これに加えて大事な条件としては、ZEN4に対応しているという点。これは今現在、明確にアナウンスを出しているのがASUSだけということもあり、ここでほとんど私としてはASUS一択になりました。まあAM4ソケットとクーラー設置のための穴の位置自体は変わらないということなので、多くのクーラーに互換性があると思いますし、いずれのメーカーもどこかの段階で同じアナウンスを出すと思いますが、あるのとないのとでは断然違います。

ちなみに私が購入した製品の場合、対応はしているが専用のマウントが別途必要とのことで、インテルのLGA1700のときのように、製品を持っていれば申請して取り寄せることができそうです。また簡易水冷にのみこうしたアナウンスがあるということは、恐らく次世代ZEN4は高さ方面で少し高くなっていることが予想されますね。

他にも条件として、なるべくなら光らないものであること……を考えていたのですが、AsetekOEM品の最新第7世代で光らないファンを採用している簡易水冷は皆無でした。。ASUSのこの製品に付属しているファンは回転数が2500rpmで、静圧性能もそこそこ高めのものなのですが、これに匹敵する能力の光らない白色ファンをわざわざ買いそろえるというところまで光らせないことに対するこだわりはないので、そこは妥協しました。

 

設置自体は、ファンが多いので手順こそ多いものの、ネジ自体の歪みなどはなく、取り付けも非常にやりやすかったです。

ただ、一点だけ気になるのは、付属ファンのネジ穴付近が片持ちになっているため、強く締めるとプラスチックの縁がたわんでしまうところです。これ、プラスチックの経年劣化で折れるのでは……?

また、これはこの簡易水冷に限らずすべての簡易水冷に起こりうることで、しかも若干おま環なところのある現象ですが、私の場合マザーボードがMSIなので、ファンはともかくヘッドのライティングを制御するためにはASUSのLED制御ソフトをインストールしないといけないのですが、これがbiosと競合してしまい、電源を立ち上げる際にbiosに入ろうとするとそこで画面がストップしてしまう現象が発生しました。

ヘッドを光らせるためのUSBケーブルを抜くと問題なくbiosに入れることから、間違いなくASUSのライティングソフトとの競合が原因です。

LED制御がbiosにまで係わる設計になっているのでこういうことが起こりうるのは予想していましたが、ライティングソフトを単純にアンインストールするだけではこの現象は解消せず、専用のアンインストールソフトを利用しないといけないようです。

端的に言えば、クソ面倒ですね。

こうした点を除けば、冷却性能は申し分ないです。

私の場合、後述するCorsairの5000D Airflowを使用し、前面・側面計6つのファンを全て吸気にして圧倒的正圧環境にしていて、ラジエター自体は天面に配置しているのですが、これによってグラボの熱の影響をあまり受けずにPC内部からフレッシュエアーを取り込むことのできる状態になっています。

こうした環境であることを踏まえ、具体的に温度を見ていくと、6月現在、AssassinⅢのときから、アイドル時は平均で3度下がり(アサシン時39℃、LCⅡ時36℃)、ゲームなどの中負荷時は平均で5度のほど(温度はゲームに寄るので割愛)シネベンチなどの高負荷時ではリミッターがなぜか外れていてPPTが144Wから185Wに大きく上昇していましたが、1度程度下がる(アサシン時72℃前後、LCⅡ時70℃台)+クロックが4.26→4.30に向上、という効果がありました。

185Wで70℃台なので、ZEN4が最上位でPPT170W(理論上の最大電力は230Wらしい)と言われていることを考えれば、十分な冷却性能なのではと思います。Intelはもはや上限とか考えてなさそうなので知りませんが、12900Kの場合にはマックスブーストで241W消費するらしいです。で、モックアップのままだと360mmラジエターで平均82℃ということらしいので、仮にZEN4の予定が変わり、AM5で使用できる最大電力を使用することになったとしても、恐らくケース内で十分に冷やすことができそうです。少なくともRyzen環境時で90℃を超えることはなさそう。

インテルの場合は、ラプターが12900KSを超えるような事態になった場合には最大負荷時で90℃も超えてきそうですが、サーマルスロットリングは100℃だったと思いますし、そのような使い方はほとんどしないだろうということでぎりぎり許容範囲というぐらい。

 

(追記)側面配置にラジエータを変更しました。

時間に少し余裕ができたため、側面配置を試してベンチマークソフトで各種温度の変化などを見てみましたところ、天面配置より側面配置の方が有意に冷えたので、常用を側面配置に変更しました。

それとともに、天面の120mmファン3つの内、最もラジエータに近いファンを吸気、それ以外を排気としました。こちらも温度テストを経てこの構成となりました。

テストして分かったことは、ラジエータ天面配置の際、正圧にものを言わせてGPUの排熱を押し流しつつフレッシュエアを吸わせるという感じになっていたのですが、GPUの排熱ではなくVRM部分の発熱をそのまま吸ってしまって少しだけCPU温度に影響しているということでした。

側面配置にすれば当然、VRMの発熱とは関係なく、またエアフロー的にGPUの熱を吸い込むこともなくフレッシュエアを吸うことができるので、その分冷えるようになったという感じです。

また代わりに設置した天面ファンのうち一つだけ吸気にした理由は、単にもっとも前面に近いファンを排気にしたところで外の空気を吸ってすぐに外に出すという形にしかならないのでもったいなかったからです。ただ、テストしてみたところ1度程度はありますが有意にCPUの温度が下がったので、容積が比較的大きめのケースの場合、正圧が強めである方が様々な部分が冷えやすいのだろうという結論に至りました。

Define7 Compactを使用していた際にはむしろ負圧重視の方が各部の冷えが良かったので、その辺の違いも面白いと思います。

ちなみにこの構成にしてから唯一温度が上がったのがチップセットです。と言っても1度程度ですが。VRMの温度は特に変わっていないのでケース下部へのエアーが少し減ったのだろうと予測できます。その辺は側面に配置した簡易水冷の排気がフロントの吸気に少し影響しているのだろうと思います。配置を変更した当初はむしろVRMへの影響が大きいのかなと思っていたので意外でした。

 

SSD:Seagate Firecuda 530 1TB|Plextor M10PG PX-2TM10PG 2TB|Samsung 870 EVO 2TB

SSDは初期構成から最も増えたパーツです。

最終的にはすべてのSSDについて私がほしかったものになりました。

PlextorのM.2とサムソンの870Evoについてはゲーム用のストレージです。普段から使うゲームはPlextorに、保管庫として870Evoを、という想定で、今はあんま使わないけどすぐにできるようにアンインストールせず手元に置いておきたいゲームが870evoに入ってます。

どちらのSSDも実アプリ性能では使い勝手十分なSSDなので、保管庫として使うのはちょっともったいない気もしますが、種々検討した結果、FirecudaにOSを入れ直し、残り二つはゲーム用という感じになりました。

ただ、Firecudaをゲーム用として使うとしても十二分に性能を発揮してくれるので、まったくそちらの用途で購入するのでも構わないと思います。

私の場合は、Firecuda 530の実アプリ性能ベースで考えた場合、特にゲーム用途で考えるのならPlextorのM10PGを使用するべきだよな、という結論に至り、Firecuda 530にOSと各種アプリを入れてます。

Firecuda530の実性能的に見れば、ゲーム以外で言えばWestern DigitalのSN850より取り回しがいいですし、シーケンシャルの振る舞いでも1TBであればその傾向にあります。M10PGは各種アプリの起動なども速いのですが、クリエーション系だけはFirecuda530のほうがよさげなので、普段使いからそっち系の使用も多いこともあり、Firecuda530をOS用としています。

またFirecuda 530の場合、データ復旧や耐久性を備えている点がプラスアルファですし、それを押し出してる点を見れば、第一にOSなどの大事なデータを入れるための製品として出してると言えるでしょう。

ただ、こんなにストレージ積んでどうするんだというのもあり……実はいままでゲーム用に使っていたSandiskのSN550の代替品1TBもあり、またPCを組んだ当初OSを入れていたSN500という製品もあるのですが、こいつらは3代目に流用かな……などと考えています。

 

HDD:Western Digital Blue 4TB

地味だけど絶対にあったほうがいいと思うパーツ

各種データの保管とバックアップ用。よほど重いものでない限り、画像や動画や音声などはこちらに保管して適宜アクセスしてもそれほど読み込み時間変わらないですし、SSDのようにある日突然何もかも読み込めなくなる、という確率が少ない(不調が出る前兆が見えやすい)。OSのバックアップ用としても重宝してます。

精神衛生上一つは用意しておいたほうが良いものですね。最近はCMR品が少なくなっているようなので、よく見極める必要があると思いますが。。

 

電源:Super Flower Leadex V 1000W Platinum White

12月2日にSuper Flower Leadex V 850W GoldからSuper Flower Leadex V 1000W Platinum Whiteに換装しました。

実はグラボを3080に換装する前から、将来のグラボ換装を見越してこのモデルを狙っていました。

ケースがDefine7 Compactで、電源裏のスペースの余裕があまりないのですが、上記のように850Wのものを使用したところ、奥行き13cmというところにずいぶん助けられたので、同シリーズのもの、特にケースの色に合わせた白色の電源として、セールなどの機会を待っていました。

元々は同シリーズのGold電源のほうに目をつけていたのですが、セールを待っているうちに今回換装したPlatinum認証の電源が登場したのでこちらにした次第です。

ぶっちゃけGoldでも充分品質としては高いので、お値段的に言えばGold電源でもよかったのですが、認証の高さというよりは単に見た目の良さでこちらを選びました。

この電源の良いところは、電源自体の品質の高さはもちろんのこと、プラグインの電源側のソケットが24ピンケーブル以外全部共通になっていること、そしてケーブルの取り回しのよさも挙げられると思います。

私自身まだまだ電源に関しては勉強不足なのでこれというおすすめを複数上げることはできないのですが、少なくともこの電源に関してはほかの人にも自信を持って進められる製品だと思っています。

 

ケース:Corsair 5000D Airflow Tempered Glass White

これもこちらの記事に書きましたし、クーラーの項目でも言ったことですが、ケースをDefine7 Compactからこの製品に替えた理由を以下列挙します。

・新世代CPUおよびGPUの消費電力の高さが漏れ伝わってきて将来的なケース内温度に不安が出てきた

・円安が急速すぎて今後パーツ価格がどのタイミングで高騰するか読めない

・フロント・天面以外に、側面にも120mm×3のファン、および360mmラジエターを設置でき、エアフロー面でDefine7 Compactと明確な差異がある

といったところでしょうか。

ケースの扱いやすさという面では天面のファン設置機構も取り外し可能なDefine7に分がありますが、その代わり5000Dは天面方向の空間にゆとりがあるため、マザーボード左上の電源接続部分にも余裕があり干渉がほぼ起こらないという点が優れています。

また、電源のシュラウド内部の余裕は5000Dにはあまりないですが、私の場合にはSuperFlowerの130mm奥行電源を所有しているため、ほぼ無問題でした。

ケース裏の配線部分は両者同様といったところでしょうか。define7の場合には筐体の幅が少し抑え目になっているため、スペースの奥行がないのですが、逆に5000Dの場合には側面ファンの取り付け面の分だけ配線スペースの絶対的な面積が少ないので、トータルで見ればどっこいかなといった感じです。

各パネルの取り外しやすさなどはどちらも優秀です。5000Dの場合にはパネルのピン止めに加えて一応ネジ固定も備わっているので、安心感は5000Dのほうがありますが、人によっては邪魔くさいと感じるかもしれません。

個人的に5000Dで唯一残念な点は、背面ファンが120mmしか設置できないところです。これだけの分厚い筐体なのに、配線スペースに奥行きをとらざるを得なくなった結果、140mmファンの設置ができなくなっています。これが140mmだったら文句ありません。

 

ケースファン:Thermalright TL-B12-W|Deepcool FC120 WHITE|ARCTIC P14 PWM PST White|サイズ KAZE FLEX 120 WHITE PWM 1200RPM

詳しくはエアフローについて説明してるこちらの記事に書いてあります。

ファン一個のみで排気するとかいうことがない限り、基本的にはサイズのKAXE FLEXだけでよいと思います。FC120は1850rpm、TL-B12-Wは2150rpmと強力な分、音もそれなりに鳴りますので(といっても風切り音ですが)、簡易水例のラジエータ用に使用するとか、よほど吸気か排気に困っているというのでない限りはこれほど強力なファンを複数並べて使用する必要はないと思います。

ちなみに私は、興味があってファンの性能比べという名目でサイズ以外のファンを買いました。趣味ですね。基本的に自分の趣味としては光りものを使用しない方向だったので、これまでは光らない高性能ファン(できれば白色)という軸でファンの付け替えをしてきました。

ただ、安くて性能が高くて白い、となると、いまはちょうど時期があまりよくないのか、光るものしかありませんでした。特にFC120は、ディープクールが光らない白いファンを国内発売してくれさえすればそちらを選んだのですが、残念ながらまだこちらしか売り出されおらず、まあ性能は同じだし、ということでこちらを購入することになりました。

ちなみに性能はめちゃいいです。静かで軸にぶれがなく、風量も安定しています。TL-B12-Wも同様。ただ、こちらの方が回転数が多い分、絶対的な性能自体はTL-B12-Wの方が高いです。白色ファン120mm界隈で一番の高性能製品だと思います。

ちなみに5000Dのフロントは、公式では120mm×3か140mm×2となっていますが、ファンを設置するためのスペースをよく調べてみたところ、140mmを上下にぎりぎりのところで1ずつ設置すると、その間にちょうど120mmファンがぴったりはまるような配置になっています。そのため、私のトップの写真をよく見てもらうと前面がそのようなファン構成になっていることが確認できると思います。

ARCTIC P14 PWM PST Whiteはここに使用しています。140mmファンの白色モデルも最近(2022年12月26日)は徐々に増えてきているので、選択肢が増えて嬉しい限り。

今手元には、ここで使用しているArcticのものの他に、Alpenfoehn、TOUGHFAN14の白モデル、NZXTがありますが、Thermalrightからも140mmの新製品が出されていて、廉価版から高性能版まで選べるようになっています。

Arcticの140mmは1700rpmで、また制震ゴムが付けられていません。風量は多めですが静圧性能は若干低めなので、簡易水冷などのラジエーターに装着するというよりはケース内のエアフローのためのケースファンといった印象です。

 

キャプチャーボード:ASUS TUF GAMING CAPTURE BOX CU4K30

年始にNintendo Switchを購入し、そちらの画面をキャプチャーしてPC内に取り込みたいということで、キャプチャーボードを物色しておりましたが、いくつかの点を比較した結果、外付けキャプチャーボードのASUS CU4K30を選びました。

値段としては、キャプチャーボードとしては高価な部類に入りますので、このぐらいの値段であれば外付けではなく内蔵のキャプチャーボードも十分にスペックの高いもの、それNintendo Switchもこちらの製品みたいに4K30fpsまでの録画制限より上の、4K60fps制限のものも購入できたのですが、デスク上のどこにswitchを置きどこにキャプチャーボードを置くか、という点がまだ定まっていなかったことと、また2PC配信という形もテストしたかったということがあり、置き場所の自由度が高い外付けのキャプチャーボードを早い段階から希望していました。

また、外付けのものの中でも、専用のドライバーの導入の必要がなく、接続するだけでOBS上でキャプチャーボードとして使用できるという点は、ElgatoのものやAVerMediaの類似製品と明確に差別化されておりしかもユーザビリティに優れていると判断し、こちらが第一候補となりまして、2月初頭に購入し、現在に至るまで頻繁に使っています。

目論見通り外付けのおかげでゲームの置き場所も自由度が広がり、結果デスク上で邪魔にならない場所にゲーム本体を設置でき、また当初の評判通り、映像のキャプチャーに関してはほとんどストレスなく使用できています

ただ一点、音声入力だけは少し難があります。というのも、イヤフォンをPC接続しているときには発生しない音声遅延が、キャプチャーボード本体のイヤフォン端子につないだ際には無視できないレベルで発生するのです。

いまはキャプチャーボードに音声をつなぐことをせずにほかの手段で安定して音声を同期させられているので試そうとは思いませんが、今から考えれば、OBS上やパソコン上で何かしらの操作をすれば遅延を回避できたのではないか、とも思いますが、映像のキャプチャーと違い、何も考えずとも端子を接続するだけでストレスなくゲームを楽しむことができる、という利点が大きく削がれることになるので、その点だけはファームウェアの更新などでASUSに対処してもらいたいものです。

あと、これは外付けの他の製品にも共通のことらしいですが、ファンレスであるので本体が無音である分、発熱がそこそこあるので、風通しの良い場所か、いっそのことPCケースの上部に乗っけてケース上部のファンの風を当てるなどの対処をすれば安心かと思います。私は後者の方法で冷やしています。

同じ価格帯のBTOパソコン

パーツリスト

CPU
AMD Ryzen 9 5900X BOX
AMD Ryzen 9 5900X BOX

12 コア | 24 スレッド | 3.7 GHz | Socket AM4 | 105 W | 2020-11-06発売

ソフマップ.com¥60,500

x1

マザーボード
MSI MEG X570 UNIFY
MSI MEG X570 UNIFY

AMD X570 | ATX | Socket AM4 | USB Type-C | Wi-Fi 6 | 2019-11-15発売

PCSHOPアーク¥31,630

x1

SSD
Seagate FireCuda 530 ZP1000GM3A013
Seagate FireCuda 530 ZP1000GM3A013

容量 1TB | 3D TLC | M.2 (Type2280) | PCI-Express Gen4 | 2021-08-06発売

TSUKUMO¥16,800

x1

SSD
サムスン 870 EVO MZ-77E2T0B/IT
サムスン 870 EVO MZ-77E2T0B/IT

容量 2TB | MLC | 2.5インチ | Serial ATA 6Gb/s | 2021-01-01発売

NTT-X Store¥26,980

x1

SSD
Plextor M10PG PX-2TM10PG
Plextor M10PG PX-2TM10PG

容量 2TB | TLC | M.2 (Type2280) | PCI-Express Gen4 | 2021-07-02発売

ドスパラ¥38,970

x1

HDD
Western Digital WD40EZRZ-RT2 [4TB SATA600 5400]
Western Digital WD40EZRZ-RT2 [4TB SATA600 5400]

容量 4TB | 3.5インチ | 5400 rpm | Serial ATA600

ドスパラ¥7,929

x1

ケース
Corsair 5000D Airflow Tempered Glass
Corsair 5000D Airflow Tempered Glass

Extended ATX | ブラック/ホワイト | 2021-02-13発売

TSUKUMO¥19,781

x1

電源
Super Flower LEADEX V Gold 850W
Super Flower LEADEX V Gold 850W

850 W | ATX/BTX/EPS | 80PLUS Gold | プラグイン対応 | 2020-07-22発売

PCSHOPアーク¥17,578

x1

メモリ
センチュリーマイクロ CB16G-D4U3200H

センチュリーマイクロ CB16G-D4U3200H

2 x 16GB | DDR4-3200 | U-DIMM

¥10,640

x1

ケースファン
Thermalright TL-B12-W

Thermalright TL-B12-W

120mm|2150rpm|28.1 dB

¥2,790

x2

その他

CU4K30

CU4K30

キャプチャーボード

¥30,800

x1

メモリ
センチュリーマイクロ CE16GX2D4U3600/4000

センチュリーマイクロ CE16GX2D4U3600/4000

2 x 16GB | DDR4-3600/4000(DDR4-3200) | U-DIMM

¥15,880

x1

ケースファン
ARCTIC P14 PWM PST White

ARCTIC P14 PWM PST White

140 mm | 1700 rpm | 72.8 CFM

¥2,479

x2


総計

電源 545W/推奨 817W 以上

推奨 817W 以上

¥462,543

8468
8468

R20マルチコア

637
637

R20シングルコア

17535
17535

3DMark Time Spy


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