今世代ハイエンド構成の実現【Ryzen9 7950X RTX4090】 #0

今世代ハイエンド構成の実現【Ryzen9 7950X RTX4090】

roadrunner

現在のメイン2号機(5900X+RTX3080)こちら

現在のベッド用サブ機(5600X+RTX3060ti)こちら

 

ようやく今世代の構成ができあがったので久々に記事をアップロードしました。

メイン機Ryzen9 5900X + RTX3080)を運用して2年が経ったのですが、ゲームも含めて特に不満なくいろんなことができていたといこともあり、今世代のCPUとGPUはしばらく静観か、次世代に持ち越しかな……と最初は思っていました。

ただ、結局諸々の事情があり、今回は完全に趣味と割り切ってハイエンド(というよりエンスージアスト)構成で組んでみることにしました。

諸々の事情とは、Dell製の32インチ4K144Hzモニター(G3223Q)が格安で手に入ったこと+コルセアの420mm簡易水冷が抽選で当たったこと、という2点がそれにあたります。特にモニターが手に入らなかったら4K環境で60Hz以上を安定して出すことのできる4090を購入する理由がないので、このモニターの購入は大きい動機となりました。

 

例によって文章の下にPC構成がいってしまうので、パーツ名のみ記しておきます(2023年1月5日現在)。

2023年1月5日にメモリを定格のDDR5-4800からOCモデルのDDR5-6000のものに換装しました

❶CPU:Ryzen9 7950X

❷GPU:Gainward RTX4090 PHANTOM

❸M/B:MSI X670E CARBON Wifi

❹RAM:TEAM T-FORCE DELTA RGB 32GB (16GBx2) DDR5 6000MHz CL38-38-38-78 1.35V White ← Kingmax DDR5-4800 16GB×2

❺CPUクーラー:Corsair iCUE H170i ELITE CAPELLIX

❻SSD:Plextor M10PG 1TB|SK Hynix P41 2TB

❼PSU:Super Flower Leadex V 1000W Platinum White

❽CASE:Corsair 7000D Airflow Tempered Glass White

❾FAN:Thermalright TL-B12-W|Alpenfoehn Wing Boost 3 ARGB White Edition 140mm|Thermalright TL-B14B EXTREM|Arctic P14 PWM|Thermaltake TOUGHFAN 14 White

 

以下、各パーツごとの感想です。

 

❶CPU:Ryzen9 7950X

420mm簡易水冷が手に入ったので、その冷却能力を試すためにはハイエンドのCPUが必要だということになり、発売当日に店頭に並んで購入しました。7900Xと迷いましたが、前世代で5900Xを購入していたということもあり、値段と性能で見て7950Xを選択しました。

実際に簡易水冷を使って各種ベンチマークなどを回しましたが、コア部の温度(MAX95℃)以外のマザーボード各部の温度があまり高くなりませんでした。いろいろと確かめた結果、私の中では、今世代のRyzenは単純に熱密度が高いだけなのでは、という結論に達しました。

各種マザーボードの装備のおかげというところもあるかもしれませんが、X570 Unifyとの比較では、特にMOSFETの温度とチップセットの温度が抑えめになっています。

これはマザーボードのレビューにもなりますが、5900Xと7950Xでそれぞれ同程度の高負荷をかけた時、CPU以外の部分の温度はむしろ5900Xのほうが高めに出ていて(特にチップセット)、7950XはCPU温度以外の部分は軒並み低め(MAX40℃台前半、基本40℃を超えない)に推移します。

また、Cinebenchなど、CPUに高負荷をかけるもの以外のCPU温度の挙動は、ゲーム含めてほとんど5900Xと変わりません。2か月ほど日常使いで運用した感覚では、よほどの高負荷な状況ですらCinebenchのような温度には到達せずおとなしく動作しています(ただし、OCメモリに換装してからはCPU温度が+2-3度ほどを推移するようになりました)。ただ、その辺はIntelも似たようなものなのでしょうかね。

Intelの今世代の競合グレード(13900K)との温度に対するクロックの挙動比較(複数のベンチ確認)で言えば、Intelは一時のクロックは高いが高性能クーラーでもすぐにサーマルスロットリングが発動してクロックがあまり安定しないのに対し、Ryzenは温度とクロックとの明確な相関性があり、ある程度以上の冷却性能を持つクーラーを装着していれば基本的のその能力に応じたクロックの高さが安定して得られるといった感じです。ですので、PBO含めてユーザーが弄って使い方を考えることのできる範囲がRyzenのほうが大きく、自作PCユーザーとしてはRyzenのほうがおもしろいCPUだと言えるでしょう。

総合的な実力ではどっこいどっこい、ゲーム性能ではインテルに分がありクリエイティブ面ではRyzenに分がありますが、ともにそれほど差はありません。ただ、ゲームに関してはRyzenCPUがGPUを使い切れていない面が目立つので、ドライバーが成熟すればインテルと五分五分ぐらいまでには持っていけると思われます。

ライバルとの比較で見た場合、性能の安定性と使い勝手、および自由度の面(+消費電力)で個人的には7950Xのほうが好みです(というか事前にその辺が分かったので今世代もRyzenを選んだ)。特にクーラーの自由度が高く、Ryzen master等のソフトで自分の使用方法に応じた挙動の制御が簡単にできるところは、上述したように自作PCユーザーとしてインテルよりいじりがいのある製品だと思います。

対して13900Kはエンスージアスト向けっぽく、12900Kと同様に非常にピーキーな性能だと思いますが、冷却にお金をかければその分だけ性能、特にゲーム面の伸びが大きいので、買った後特に中身をいじらないというのであればインテルはよい製品だと思います。

(あとはやはり、潔癖かもしれないけど個人的にはアルダーレイクと同様経年で故障の原因となる曲がり問題はどうにかしてほしいところ……)

 

❷GPU:Gainward RTX4090 PHANTOM

化け物

消費電力に目をつむりさえすれば何世代かはこれのままでいいだろうと言えるやつですね。

ゲーム性能という面で見れば、現在のところ4Kモニターの普及すらまだまだで、4K60Hzを超えた描画能力が標準的にゲームに要求されるようになるのにはまだまだ時間がかかりそうですし、また8Kゲーミングなどは夢のまた夢といったところなので、4090さえあれば今後5年は何も考えずに楽しめるのではないかと思います。

またNvidia的にはゲーム面だけでなくクリエイティブ面でも様々な新機軸を4090に用意しているので、そうした意味でも今後のGPU利用の試金石となりそうな製品だと言えるでしょう。

……4090のこの辺の話は私がするまでもないことなので、詳細は各種レビューに譲ります。

ここからは私が所有しているGainward製(Non-OC)と他メーカー製との比較をしますが、正直特にGainwardが秀でているというところはないです。

あえて言えば、掲載した写真の通りLED装飾が非常に質素なので、光りものが嫌いな方にはお勧めしたいです(個人的には好み)。特に黒PCには非常に映える、引き締まった黒色が採用されているので、そちら方面で色を統一したい方にはとても良い製品だと思います。

あと個体差があるかと思いますが、少なくとも私の所有しているものは、コイル鳴きが低負荷時、高負荷時とも目立ちません。少なくともケースを閉じて普通に動かしている分にはファンの動作音にかき消される程度です。もちろんケースを開けて耳を近づければ音はしますが、その程度です。

各ベンチマークを見てみても、4090は各メーカーさんのものはすべて、その消費電力に比して冷却性能に非常に優れていて、Gainwardの製品も例に漏れず冷却性抜群です。加えて、こちらは期待してませんでしたが、ファンノイズが回転数に比してとても静かでした。メーカーページ含めてファンの回転数が書いてませんが、実際に100%回転に設定したところ、HWinfo読みで3600rpm前後でした。割とマックスの回転数が強めなので、MSI afterburnerなどのソフトを入れて、回転数の制御をうまく入れることによって静音性を保つことができると思います。

あとは大きさですが、スペック値では3.5スロット占有、329.4x141.6x69.7mmといった感じですので、確かに大きいですが、他の4090製品と比較すれば少し小さめ、特に横の長さは4090の中でも一番短いです。

コネクタ部分については、私が使用しているケース(Corsair 7000D Air-Flow)の横幅(約250mm)でちょうどよい感じです。12pinへの変換コネクタをGPU筐体に差し込んで特に何も調整せずサイドパネルを締めても、サイドパネルがケーブルを圧迫するようなことはありません。少し大きめのミドルタワーであれば十分コネクタ部との余白が取れるかと思います。

コネクタ部への負荷が気になる方にとっては、そのぐらいの大きさのGPUとして需要があるかもしれません。

保証期間は1年ですので、気になるようでしたら玄人志向のGalakuroやPNY、ギガバイトの製品を選ぶとよいかもしれません。

 

❸M/B:MSI MPG X670E CARBON Wifi

AMD、Intelとも今世代の最大の難点は、為替の影響も含めたマザボの価格の高騰ですが、その点はミドルレンジも含めてすべて値上がってますので、相対的な評価以外にはレビューの対象にはならないと思います。

ですので、価格と性能を他のボードと比較したうえで、価格の絶対値を無視する形で言いますが、少なくともCPUの発売日に用意されていたものの中では最もバランスの良いものだったと言えます。というかE-ATXじゃない普通のATXで考えた場合に取りうる最良の選択肢だっただろうと思います。正直BIOSTARも悩みましたが、自宅の環境的にWifiが欲しかったので手間を考えてCARBONにしました。

ハイエンドと比べても遜色のない電源周り(18+2+1、90A)8層PCBM.2はPCIe5.0対応が2基で計4基PCIeスロットも2基がPCIe5.0対応、I/Oポートにも十二分にUSBが用意されていて、Flash BIOSボタンとCOMS Clearボタン(に加えてSMARTボタンというのも用意されているがあまり使わない)もあります。

それでいて、軒並み10万を超えていたハイエンドより2万以上安く、8万を切っているという点でこちらを選びました。

ただ、正直電源周りは7950Xであってもオーバースペックでしょうし、OCなどを考えなければ背面のCOMSボタンなどは要らないでしょう。USB周りも特に多く必要としない場合もあるでしょう。そうなった場合、X670であればむしろ5万円前後のASUSのTUFやASROCKのSTEEL LEGEND、GIGABYTEのAORUS ELITEなどが候補に挙がるでしょうか。

あるいは、現状もっともコスパがよいと言える、B650のMSI TOMAHAWK Wifiであれば3万円台で7950X含めて十分満足な性能を得られると思います。

確かに絶対的な値段は少し上がりますが、探せば意外と選択肢はあるのと、現在はCPUがどんどん値下がってきていること+来年初頭にXなしの廉価版の発売がほぼ確実視されているという現状を踏まえれば、少なくともミドルレンジ帯はAM5の長期運用性を加味してもそこそこいい時期がやってきているのではないかと個人的に思います。

CARBONの話に戻りますが、そうした現状を考えれば、X670Eというハイエンド向けマザーとしては現状でも一番バランスの取れた性能と価格だと言えると思いますが、ミドルレンジを含めてB650を見た場合にはやはり割高だと言えると思います。

 

❹RAM:TEAM T-FORCE DELTA RGB 32GB (16GBx2) DDR5 6000MHz CL38-38-38-78 1.35V White

公式的には6000MHzがスイートスポットだという話ですが、正直なところ定格の4800MHzと比べた場合、微々たる性能差しか出ていない現状を踏まえれば、方々で15000円を切る価格で売っている4800MHzを選択したほうがよいと思います。

一応、2023年1月5日現在、メモリ価格の下落によってOCモデルの6000MHzも23000円を割る値段のものも出てきています。あと1か月ほどは下落傾向が続くらしいので、20000円台に迫る値段を狙うのであればこの1月中がねらい目だと思います。私の場合はもともと狙っていたメモリの一つである上記製品が、アマゾンの新春セールでかなり安く出ていたものをたまたま購入することができたのですが、いくつかの製品に絞って狙いをつけると買いやすいと思います。

一般的にOCメモリは、IntelとAMDの各マザーで相性問題が発生する恐れがあるため、特にZEN4使用者がAMD EXPOではなくIntel XMP3.0のものを購入する際には、自身の使っているマザーボードがXMPに対応しているかも含めて事前に下調べをしておくことを強くお勧めします。高いお金を払って結局動かなかったとなると元も子もないので……。

私の場合は、事前にこの製品自体のAMDでの稼働を確認することはできませんでしたが、別製品でTeamから出ているAMD EXPO対応のOCメモリを見て、タイミングと電圧がぴったり一致していたのでおそらくこの製品も動くだろうと踏んで購入するに至りました。

この判断は、本当であれば使われているDRAMなどもよく調べて、代替品として判断基準足りうるかなどを精査するのが一番良いのですが、基本的にXMPと同じタイミングと電圧で動くものがAMD EXPOにある場合、よほどタイミングがシビアに設定されていない限りは同じ数値で動くはずなので、一応参考程度に記しておきます。

ただし、OCメモリの恩恵は、各種ベンチマークなどで確かに数値として感知はできるものの、実運用としてその恩恵にあずかることのできる範囲は極めて限定的であるとも言えますので、前述したCPU温度の上昇などが気になる方はネイティブのDDR5-4800をお選びになるのがよいと思います。

現状、DDR-4800のネイティブメモリはASUSのものの方が同価格でOC耐性もより高いらしいので、予算が限られている方にはそちらをお勧めします。

 

❺CPUクーラー:Corsair iCUE H170i ELITE CAPELLIX

こいつが懸賞で当選したところから今世代の自作はすべて始まっています……。

こいつに合わせたケース(コルセアの7000D)を購入し、ファンも140mmで揃え、こいつの冷却性能に相応しいグレードのCPUを買い、ついでにマザーボードやケースファンも……と、一式揃う形に。

こういうものって、ただで当たったほうが結果的にお金かかりますよね。。

それはともかくとして、冷却性能は申し分ないです。実はもともと今世代の7900Xの購入を想定して360mmの簡易水冷(ASUSのROG STRIX LC II 360 ARGB White Edition)と5000Dを用意していたのですが、結局こっち+7000Dを使うことになりました。

前者の組み合わせはメイン機に使用していて、冷却性能はとても高いですが、やはり後者の420mmと140mmファンの組み合わせによる冷却性能は抜群ですね。

7950X定格でそのままcinebenchにかけてもリミットの95℃には到達せず、93℃ほどで安定稼働します。そしてその結果、CPUクロックも5200~5300MHzほどの高い値で安定します。PBOを用いるともっとスコアも上がります。

ポンプ音もケースに入れてしまえば気になりません。

ただ唯一の難点が、搭載されているファンノイズが割と高めであるという点で、私自身はもともと静音性にそれほどこだわりはないのですが、初めてうねり音が気になったので、ファンをThermal rightのB-14B EXTREMに変えたところ非常に快適になりました

個体差かもしれませんが、私が所有していたものはどの回転数でも割とうねったのですが、ラジエーターに付けなければ音も気にならなくなったので、ラジエータに光り物を搭載することに興味がなければ、ケースファンとの交換をしてこちらの付属ファンをケースファンとして利用するのがよいと思います。

 

❻SSD:Plextor M10PG 1TB|SK Hynix P41 2TB

こちらは両方とも予め安売りしていた時期に購入しておいたものです。プレクスターはいまはあまり安売りを見かけませんが、一時期1TBが14000円台、2TBが24000円台と、ほぼGen3と同じ価格で売っていたので買い貯めていました。P41はいまでもアマゾンで定期的に安く出ているので狙い目だと思います。

実性能比較で言えばプレクスターが秀でていますが、シーケンシャル速度とのバランスで言えばP41のほうが秀でています。ただ、現状Gen4はどの製品も性能が頭打ちで特に大きな性能差がないのと、そもそも体感でGen3と比較しても大容量のファイルの移動以外には特に変わらないというところもあるので、はっきり言えば趣味の領域かと思います。

 

❼PSU:Super Flower Leadex V 1000W Platinum White

元々、私はFractal DesignのDefine7 Compactを使用していたということもあり、なるべく奥行きが短めの電源+白色電源という組み合わせのものを探していたのですが、それに程よく収まるものだったので購入しました。

ケーブルはきしめん型でコネクタ部分も含めてすべて白色で、そうした見た目の面では非常に満足度の高い電源です。

性能に関しては、Platinumにしてはノイズが非常に少ないのですが、どうもリミッターの上限が他製品に比べても低めに設定されているという点など、130mmの筐体にすべてを収めているということによる犠牲もあるという製品であるようです。

総合的に見れば、価格(現在は高いですが……)+見た目+奥行きという点で他製品に秀でていて、電源本来の性能で言えば標準+α程度のものだといった感じです。

 

❽CASE:Corsair 7000D Airflow Tempered Glass White

フルタワーとしてはスマートで、かつ冷却もよく考えられた設計で剛性も高いです。

元々5000Dを使用していて使い勝手がとてもよかったので、その印象のままに7000Dを購入した次第です。

エアフロー的にはサイドにファンが装着できる点が非常に優れています。

5000Dの際には、サイドパネルに360mmのラジエーターをつけることによって、フロントファンからのフレッシュエアーをサイドで吸ってケース外に出すことができ、GPUの廃熱の影響を受けることなくCPUを冷却することができました。この場合、GPUもラジエーターからの廃熱の影響を受けずに済むので、エアフローの棲み分けとしては一つの理想形が実現したと言えるでしょう。

この形を7000Dでも導入したかったのですが、残念ながらサイドパネルは120mmファンのみ装着可能で、ラジエーターも140mm規格のものは当然装着できなかったので、次善策としてフロント側に420mmラジエーターを設置して、サイド側からも吸気をおこない、トップとリアで排気するというエアフローにしました。

ラジエーターからの廃熱が大したことない+サイドからの吸気も併せればGPU側には温度的にほぼ影響がないので、こちらはこちらでよいエアフローだと思います。

(フロントとサイドから吸気をして、トップにラジエーターを設置するという形も実験しましたが、GPUからの廃熱よりもむしろマザーボードのVRM部の廃熱の影響を受けることがわかり、それ以来トップにはラジエーターを設定していません。)

フルタワーなので当然ながら内部空間にはだいぶ余裕があり、メンテナンスもしやすいです。特に4090の例のコネクタとの干渉が全くない程度には横幅も広く取れていて、なおかつ4090を収めても外側からの見た目のバランスが悪くないので、大型のパーツを収めるにはとてもよい大きさのケースだなと思いました。

唯一の弱点、というよりこれはDefine7のデザインが優れていると言えるのでしょうが、トップのファンレールがフロントと同じく着脱可能となっているとよりメンテナンスがしやすいのだろうと思いました。Define7はフロント、トップとも着脱可能で、トップが外れることによって配線が非常にやりやすかったので、その点を採用してもらえれば死角がなくなると思います。

 

❾FAN:Thermalright TL-B14B EXTREM|Arctic P14 PWM|Thermaltake TOUGHFAN 14 White|Thermalright TL-B12-W|Alpenfoehn Wing Boost 3 ARGB White Edition 140mm

7000Dにはリアに1基、フロントに2基の140mmファンが標準搭載されていますが、色が黒色なのを除けばそこそこ性能は高いものです。なので、例えばフロントとリア用に強い140mmファンを購入してトップに三つ並べる、あるいは420mmラジエーターをファンでサンドイッチするなど、色々と用途があると思います。

私の場合は140mmファンが結構余っていた+欲しい場所にはもっと性能の高いファンが必要、ということもあって現状取り外してしまっていますが、140mm3基が標準搭載はありがたいですね。

上記に掲載した中で唯一の120mmファンであるThermalright TL-B12-Wはサイド用です。その他、

Thermalright TL-B14B EXTREM:ラジエーターファン換装用

Arctic P14 PWM:ラジエーターサンドイッチ用

Thermaltake TOUGHFAN 14 White:リアファン用

Alpenfoehn Wing Boost 3 ARGB White Edition 140mm:トップファン用

となっています。

この中でもイチオシはThermalright TL-B14B EXTREMです。現状少し割高ですが、スペック上はTOUGHFAN 14と遜色なく、TOUGHFAN 14よりも、どの回転数でも静音性に優れています。

ノクチュアから140mmの新世代が未だに出ませんが、先んじて決定版のような性能なのではと言える程度には完成度の高いファンです。

ただ唯一、耐用時間が不記載である点は不満です。

 

❿総評

わかってはいましたが、やはり実際に出してみると総額は結構いきますよね。。

ただ、実質的にはCPU+GPU+マザボから少し低いぐらいの出費に収まったので、ここで出ている額面からはだいぶ低いですが。

元々光り物はあまり欲しくはないのですが、搭載されている機能を使わないのはもったいないので使っているという感じなので、トータルで見て光り物が少なくなっている点は良かったなと思います。

また、見た目的には白と黒のバランスが良くなったので、白単色での構成より満足度は高いです。H170iが黒色で、白色統一はもとより不可能なので、中央に黒を寄せて周辺を白で固めるというメリハリある構成になりました。

性能は言うまでもなし。むしろこれからこの性能に合わせた使い方ができるよう、自分が勉強しなければならないという感じでしょうかね。

その性能に合わせた冷却性能や、余裕を持った空間を用意できたので、個人的にこの構成で最も気に入っているパーツはケースの7000Dです。

同じ価格帯のBTOパソコン

パーツリスト

CPU
AMD Ryzen 9 7950X BOX
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16 コア | 32 スレッド | 4.5 GHz | Socket AM5 | 170 W | 2022-09-30発売

TSUKUMO¥117,800

x1

CPUクーラー
Corsair iCUE H170i ELITE CAPELLIX CW-9060055-WW
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水冷型 | 140x140x25 mm | 97.0 CFM | 2021-08-14発売

TSUKUMO¥28,570

x1

マザーボード
MSI MPG X670E CARBON WIFI
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AMD X670E | ATX | Socket AM5 | USB Type-C | Wi-Fi 6 | 2022-09-30発売

TSUKUMO¥79,790

x1

SSD
Plextor M10PGN PX-1TM10PGN
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容量 1TB | TLC | M.2 (Type2280) | PCI-Express Gen4 | 2021-08-20発売

PCSHOPアーク¥18,480

x1

ケース
Corsair 7000D Airflow Tempered Glass
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Extended ATX | ホワイト/ブラック | 2021-07-22発売

TSUKUMO¥31,482

x1

ケースファン
Thermalright TL-B14B EXTREM [ブラック]
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140 mm | 2000 rpm | 31.4 dB | 2022-10-14発売

TSUKUMO¥4,378

x3

ケースファン
Thermalright TL-B12-W Thermalright TL-B12-W

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120mm|2150rpm|28.1 dB

¥2,790

x4

ケースファン
Alpenfoehn Wing Boost 3 ARGB White Edition 140mm Fan

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140mm|1500rpm|25.6dB

¥12,430

x1

電源
SUPERFLOWER LEADEX V PLATINUM PRO 1000W

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1000W|ATX|80PLUS Platinum|フルプラグイン

¥32,978

x1

ビデオカード
GAINWARD Phantom NED4090019SB-1020P [PCIExp 24GB]

GAINWARD Phantom NED4090019SB-1020P [PCIExp 24GB]

GeForce RTX 4090 | GDDR6X 24GB | 2022-10-12発売

¥298,000

x1

SSD
SK hynix Platinum P41 SK hynix Platinum P41

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容量 2TB | TLC | M.2 (Type2280) | PCI-Express Gen4

¥35,152

x1

メモリ
Team T-FORCE DELTA RGB DDR5-6000 CL38 White|FF4D532G6000HC38ADC01

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2 x 16GB | XMP3.0 DDR5-6000(DDR5-4800)| DIMM | CL38-38-38-78|1.35V

¥26,780

x1


総計

電源 270W/推奨 405W 以上

推奨 405W 以上

¥713,076


シェア

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