Windows 10のアップデートで強制的にWindows 11のヘルスチェックがインストールされる

Windows 10のアップデートで強制的にWindows 11のヘルスチェックがインストールされる

ソース:Tom's Hardware

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5年以上前にWindows 10を発表した際、マイクロソフトはユーザーが新しいOSを迅速に導入できるように思い切った措置を取りました(特にWindows 7ユーザーは不満を感じていました)。Bleeping Computerによると、MicrosoftはWindows 11においても同様のアプローチをとっているようで、先週のWindows UpdateでWindows 10ユーザーに最新のアップデート「KB5005463」が配布されました。

KB5005463には、Windows 10システムがWindows 11をインストールするための最小システム要件を満たしているかどうかを判断する「PC Health Check」ツールが含まれます。このツールは、Windows 10システムがWindows 11をインストールするための最小システム要件を満たしているかどうかを判断するものです。これまで、PCヘルスチェックツールは、マイクロソフトのWindows 11ランディングページから個別にダウンロードして利用することができました。

このツールをKB5005463に組み込むことで、Windows 11へのアップグレードを検討しているWindows 10ユーザーの時間を節約することができます。マイクロソフト社は、アップデートの存在が気になる場合、ユーザーは単にアンインストールすればよいとします。しかし、BleepingComputerによると、それはそれほど単純なことではありません。

アプリを手動でアンインストールしようとしたユーザーによると、PCのアップデートを次回チェックする際に、PCヘルスチェックツールが勝手に再インストールされてしまうという指摘がありました。KB5005463をアンインストールしようとすると、誤ったエラーメッセージが表示されます。"The update KB5005463 is not installed on this computer. "と表示されます。

PCヘルスチェックツールがシステムにインストールされていることに固執する場合は、BleepingComputerにレジストリを編集して繰り返し再インストールされないようにする方法が掲載されています。しかし、アプリ自体は比較的無害であることに留意する必要があります。アプリの主な目的は、Windows 11との互換性をチェックすることであり、起動時に自動的に実行されることはありません。言い換えれば、主に目に触れないようになっています。

マイクロソフトは、10月5日にWindows 11の限定リリースを行い、2022年前半までには対象となるほとんどのWindows 10 PCにアップデートが適用されるはずです。マイクロソフトは、2025年後半までレガシーOSのサポートを継続するとしているので、Windows 10を長く使い続ける予定の方は、Windows 11へのアップグレードを急ぐ必要はありません。

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