Tesla Model Y、AMDのインフォテインメント・システムにアップグレード、ベンチマークではIntelを圧倒
テスラが中国・上海に建設したギガファクトリーでは、テスラモデルYパフォーマンスカーのアップデート版の生産を開始しました。このモデルでは、インフォテインメントシステムのハードウェアが変更され、CPUにインテルAtom E3950を使用せず、AMD Ryzenを採用しています。
AMD製CPUの具体的なモデルは現在のところ不明ですが、ティアダウンの結果、Tesla社が改良したModel S Plaidの「ゲーム機」に搭載されているものと同じチップであることが判明しました。テスラでは、AMD社製のソリューションが2番目に採用されました。同社のModel XもAMD社製に変更され、エントリーレベルのModel 3では、いまだにインテル社製のチップを搭載しているだけです。
具体的には、AMD Ryzenチップを搭載したモデル3が17.12秒と4倍以上の時間がかかったのに対し、新しいAMD Ryzenチップでは、YouTubuのような中国のアプリ「Youkou」の読み込みにわずか4.18秒しかかかりませんでした。また、「Bilibili」アプリを開いた場合も、Atomが24.16秒と比較的短かったのに対し、Ryzenチップではわずか7.04秒でアプリが読み込まれました。
当然のことながら、一般的な使用においては、老朽化したAtom E3950よりもAMDの新しいプラットフォームの方がはるかに迅速に動作すると報告されています。テスラは、インフォテインメントと自動運転の機能を強化しており、さまざまな機能を実現するために、より高速なチップを追求していくことは間違いなさそうです。テスラとAMDの新たな関係を受けて、インテルがテスラとの契約を解消するかどうかは、まだわかりません。
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