RTX 206012GBの生産は12月末に急増するらしい

PC Gamerの報道によると、Nvidiaの新製品であるRTX 2060 12GBは、12月初旬から中旬にかけて店頭での入手が困難になるとのことです。PC Gamerは、2060 12GBの生産が "12月末頃から1月にかけて増加する "とする声明を引用しています。最高のグラフィックスカードの一つではないかもしれませんが、GPUが3年前のものであることを考えると、何もしないよりはましでしょう。残念ながら、年明け以降に大量に販売されることになるでしょうが、米国の小売店でこれらのカードが販売されるかどうかは今のところ不明です。

特に、年末に向けて新しいグラフィックカードを探そうとしている人にとっては、あまり聞きたくない話だと思います。さらに奇妙なことに、NvidiaとそのAIBパートナーは、RTX 2060 12GBの公式希望小売価格を発表していません。

Nvidiaがこの件に関して発表したのは、RTX 2060 12GBは6GBモデルの「プレミアム」バージョンであり、価格はそれを反映したものになるだろうという声明だけです。実際、Nvidiaは価格設定はカードのモデルや地域によって異なると述べており、12GB版の参考希望小売価格を設定するつもりはなかったようです。

RTX 2060 12GBがプレミアムカードであるというNvidiaの発言は、AIBパートナーがRTX 2060 12GBの販売をゲーマーではなく鉱山労働者に集中させるという戦略に裏付けられているように思えます。我々は、RTX 2060 12GBがマイニングカードであることは全く意味がないと述べました。NvidiaとAMDの両方の既存カードよりも高いハッシュレートでイーサリアムをマイニングするためのメモリ帯域幅（容量と混同してはいけません）がないだけで、基本的にはGTX 1660 SuperレベルのGPUマイニング性能です。また、1月にはRTX 3050が発売されるとの噂もありますが、これも論理的にはGPUベンチマークのヒエラルキーで同様の位置を占めることになります。

全体的に見ると、RTX 2060 12GBは、Nvidiaのグラフィックスカードのラインナップの中で、非常に混乱したカードのようです。Nvidiaが2060 12GBをプレミアム2060カードとしてリリースしていることと、マイナーに焦点を当てていることから、Nvidiaが今後数週間で生産を拡大するかどうかにかかわらず、店頭で見つけるのは非常に難しく、購入するには高価になる可能性があります。