インテル、7nmを修正、Meteor LakeとGranite Rapidsは2023年に登場

インテル、7nmを修正、Meteor LakeとGranite Rapidsは2023年に登場

ソース:Tom's Hardware

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インテルの新CEOであるパット・ゲルシンガー氏は、本日開催された「Intel Unleashed」イベントにおいて、7nm技術に関するいくつかの大きな発表を行いました。Engineering the Futureイベントにおいて、7nm技術に関するいくつかの重大な発表を行い、7nm製品が手に負えないほど遅れている原因となっていた主要な問題を解決したことを明らかにしました。その結果、インテルは今年の第2四半期にデスクトップPC向けの初の7nmコンピュートチップ「Meteor Lake」をテープインし、2023年に最初のチップを顧客に出荷する予定です。また、インテルは、7nmのデータセンター用CPU「Granite Rapids」も2023年に出荷することを明かしています。

インテルは、7nmの問題は製造プロセスの一連の工程に問題があったことに起因するとし、EUV製造に重点を置いて一連の工程を再設計し、設計フローを簡素化したとします。

しかし、インテルが7nmプロセスの問題に対処し、2023年の製品の大半を内製化するとしているにもかかわらず、7nmの製造スケジュールが遅れると、競合ファウンドリーのより高度なノードで製造されたチップと直接競合することになります。その結果、インテルは、2023年に上陸する主要なCPUモデルの一部についても、CPUコアの製造をTSMCに委託することになります。

インテルは、外注コアを採用するCPUの詳細については明らかにしていませんが、同社のMeteor Lakeプロセッサーが7nmプロセスで製造され、同社のFoverosデザインを採用していることを明らかにしました。この技術は、インテルのLakefieldチップに見られるように、ダイ・オン・ダイでロジックを積層して3Dプロセッサを製造することができるものです。

Meteor Lakeのチップには、インテルのOcean CoveコアとGracemontコアの組み合わせが搭載されると考えられています。つまり、Alder Lakeで見られたのと同じように、3Dスタックのハイブリッド配置になるということです。Meteor Lakeでは、すでに初期のLinuxハードウェアイネーブルメントコードが公開されており、インテルが設計に深く関わっていることは明らかです。

この3Dスタック設計により、Intelは自社の7nmコアを使用するか、TSMCやSamsungなどのサードパーティのファウンドリから調達したプロセスノードに基づいてコアを交換することができるようになりますが、Intelはまだアウトソーシング戦略についての詳細を共有していません。

インテルの最初の7nmサーバーCPU(Granite Rapids)は2023年に登場する予定です。これは、2022年に発売されると予測していた初期のロードマップに記載されていた時期よりも遅れていますが、インテルが最初に修正したスケジュールとは一致しています。

いずれにしても、AMDがEPYCデータセンターチップで継続的に実行していることを考えると、このスケジュールは気になるところです。AMDのロードマップでは、5nmのGenoaプロセッサは2022年末までに市場に投入されることになります。インテルが、2023年に発売されるデータセンター製品の一部にTSMCの外注ノードを使用しているのも、この理由からです。ただし、これらの外注チップが、Granite Rapidsと同じパッケージに単にはめ込むだけのチップレット/タイルとして提供されるのか、それともまったく別の新しいモデルとして提供されるのかは、まだわかりません。

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