DDR5を対応するAMDのZen 3, Navi 2 APUが来年登場するかもしれない

DDR5を対応するAMDのZen 3, Navi 2 APUが来年登場するかもしれない

ソース:Tom's Hardware

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あるTwitterユーザーが、次世代モバイルAPUに関するAMDのロードマップとされる情報を公開しました。尊敬するハードウェア・リーカーのkopite7kimi氏によると、ロードマップは正確なようです。しかし、ロードマップは時間の経過とともに変化することが知られているため、この情報には注意が必要です。

ロードマップでは、AMDが今後発表するモバイルAPUを4つのカテゴリーに分類しています。HP(High Power)、LP(Low Power)、ULP(Ultra-Low Power)、ELP(Extreme Low Power)です。上から順に、既存のRyzen 5000(Cezanne)のラインナップに代わって、Ryzen 6000(Rembrandt)が来年上陸すると報じられます。データが正確であれば、Ryzen 6000はTSMCの6nm製造プロセスを採用するはずです。

マイクロアーキテクチャーのレベルでは、Ryzen 6000はZen 3の最適化されたバージョンを利用します。Zen 3+のパーツは、わずかな周波数の上昇という形で最適化されて登場すると思われます。リークされたロードマップによると、Ryzen 6000はDDR5およびLPDDR5メモリを対応します。グラフィックスに関しては、Ryzen 6000はついにAMDのNavi 2(RDNA 2)グラフィックスエンジンを採用することになり、これはAPUとしては初めてのことです。例年通り、Ryzen 6000は45Wと15Wの電力枠で、それぞれRembrandt-HとRembrandt-Uと競合します。

LPクラスでは、AMDは現在、Zen 3(Cezanne)とZen 2(Lucienne)の両チップにRyzen 5000のブランドを利用しています。Lucienne-Uは、Renoirのリフレッシュと考えられるが、AMDはそのように呼ばれることを好まないです。Lucienne-Uは、前代と同様にZen 2コアを使用しています。AMDは、2022年にLucienne-UをBarcelo-Uに置き換えるようです。Barcelo-Uは、AMDがZen 3コアを搭載するため、大きなアップグレードとなります。残念ながら、グラフィックエンジンはVegaのままです。

ULP(Ultra-Low Power)セグメントで競合するAMDのVan Gogh APUは、今年中にデビューする予定です。Linuxのパッチにより、Zen 2チップがNavi 2グラフィックスを搭載し、LPDDR5メモリをサポートすることが明らかになりました。Dragon Crestは、噂されているVan Goghの後継機種です。Dragon Crestは、Van Goghと同じレシピを利用しているようなので、Dragon Crestは単純なリフレッシュであると考えるのが合理的です。

どうやら、AMDはELPカテゴリには何も計画していないようです。ZenとVegaマイクロアーキテクチャーをベースにしたPollockは、2022年まで推し進めていきます。

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