FoxconnとTSMCがCovidワクチンを購入して不足を解消

世界的な企業である以上、世界に貢献しなければなりません。それは時として、政府と協力して事業を継続することを意味します。世界最大の電子機器受託メーカーであるFoxconn社と世界最大のチップ受託メーカーであるTSMC社は、まさにこれを実行しているようです。

"TSMCとフォックスコンの永林基金会は、バイオテック社のワクチン500万本を台湾に寄贈することを提案した”と、政府の報道官であるLo Ping-cheng氏が記者会見で述べたと日経は伝えました。

フォックスコンもTSMCも強制的に従業員にワクチンを接種するわけではないが、1000万人分の（SARS CoV-2）ワクチンを購入することで、業務を円滑に進めることができます。ある程度、チップの供給不足が緩和されるかもしれません。

FoxconnやTSMCのようなメーカーは何万人もの従業員を抱えているので、彼らの健康を維持することは非常に重要です。しかし、FoxconnとTSMCでは職場環境が大きく異なります。TSMCでは、オフィスやクリーンルームに人がいます。それに対してFoxconnは、AppleのiPhoneなどを作る工場を運営しています。

この違いは大きいですね。世界最大級のチップメーカーであるTSMCは、Foxconnの操業を止めなければTSMCの操業を止めることができず、だからこそ両社はお互いに必要とされているのです。

テリー・ゴウはFacebookの投稿で、「国際的に承認されたワクチンに関しては売り手市場だが、蔡英文総統と台湾の人々が、私の数十年にわたる国際的なコネクションとビジネス経験を活用させてくれるなら、ワクチン購入の突破口を開くことができるはずだ”と書いてあります。