フロッピードライブサイズのSBCにIntel Tiger LakeとIris Xeを搭載
台湾のCNX Software社から、近々何かが始まるに違いないシングルボードコンピュータのニュースが入ってきました。インテルのTiger Lake UP3プラットフォームを採用したCommate Computer IncのLE-370は、産業用の組み込みシステムやコンピュータビジョンなどのAIアプリケーションを対象としており、Raspberry Pi 4よりもわずかに大きい3.5インチのボードでありながら、Intel Iris Xeグラフィックスなどを搭載します。
LE-370は、デフォルトのプロセッサーとして第11世代のi7を採用し、低スペックのオプションとしてデュアルコアのCeleronを用意します。CeleronにはIris Xeグラフィックスは搭載されませんが、Intel UHDグラフィックスが搭載されており、用途に応じて使い分けることができます。CPUにかかわらず、最大32GBのDDR4-3200(SO-DIMM)、ミニPCIeスロット、2つのM.2スロット、1つはWi-FiとBluetoothに対応します。さらに、2つのSATA 6GBps、フルサイズのHDMIとDisplayPort、2.5GBと1GBのイーサネット、4つのUSB 3.2 Type-A、さらにRS232シリアルポートなど、エッジ周辺には膨大な数のポートがあります。
CPU | Intel 11th Gen Tiger Lake UP3 Core i7-1185G7E |
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1.8GHz Celeron 6305E | |
RAM | Up to 32GB 3200MHz DDR4 via a single socket |
Storage | 2x SATA 3.0 with RAID 0,1 and Intel Rapid Storage Technology |
mSATA available via mini-PCIe | |
NVMe SSD available via M.2 M-key | |
Networking | Gigabit Ethernet port (Intel i219-LM) |
2.5 Gigabit Ethernet ports (Intel i225-LM) | |
WiFi/BT available via M.2 E-key | |
Display | DisplayPort, HDMI, VGA, LVDS |
Other IO | 4 x USB 3.2 Gen 2 |
2 x USB 2.0 | |
2 x RS-232 | |
Power | 9 - 35V DC |
Dimensions | 5.6 x 3.9 inches (144 x 101 mm) |
4つのコアと8つのスレッド、そして最大4.4GHzのクロックスピードを持つTiger Lake UP3は、最大4つの独立したディスプレイを駆動することができ、USB4、Thunderbolt 4、PCIe 4.0をサポートしていますが、これらのポートはこのボードには見当たりません。
ボードにはこれらのポートはありませんが、多くの機能が搭載されます。Windows 10への対応はもちろんのこと、Linuxへの対応も万全です。この小さな、しかし恐ろしいPCの発売日と価格はまだ発表されていません。