暗号CEO:ビットコインが中国の取り締まりから回復するには1年が必要

暗号CEO:ビットコインが中国の取り締まりから回復するには1年が必要

ソース:Tom's Hardware

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Compute North社のCEOであるDave Perrill氏がThe Block誌に語ったところによると、ビットコインのハッシュレート(暗号通貨のマイニングに投入されたコンピューティングパワーの指標)は、中国が暗号通貨のマイニング作業を停止する動きから回復するのは2022年のある時期になるかもしれないとのことです。

"PerrillはThe Blockに対し、ハッシュレートが過去最高水準に戻るのは、来年の第2四半期か第3四半期になるかもしれません。それが私の予感です”。しかしもちろん、彼はCompute Northがその回復に貢献することも期待しています。顧客のためにマイニング機器をホスティングしている同社は、来年中に総容量が1.2ギガワットになると予想しています。

Blockchain.comのデータによると、ビットコインのハッシュレートは、5月13日に1億8,066万テラハッシュ/秒(THps)でピークに達しました。しかし、6月に中国のマイニング取り締まりの対象地域が拡大したことで急速に低下し、7月2日には8,479万THpsで安定しました。 現在はゆっくりと上昇に転じます。

ビットコインのハッシュレートは、中国のマイニング事業者が機材を売却したり、より寛容な国に事業を移したりすることで上昇する可能性があります。また、ハッシュレートの低下により暗号通貨のマイニングが容易になったことで、他の人が独自にマイニング事業を始めるきっかけとなり、結果的にハッシュレートが上昇する可能性もあります。

再利用された水力発電所や火山エネルギーなど、比較的クリーンで大量の電力を利用してビットコインをマイニングする取り組みも、ハッシュレートが回復し始めるきっかけになるかもしれません。しかしペリルは、Compute Northのような大規模な事業では、現時点では「100%再生可能エネルギーにすることは、不可能ではないにしても難しい」と警告しました。

ビットコインのハッシュレートが1億8,066万THpsに達するまでに10年以上かかり、ハッシュレートがそのピーク時の50%以下に落ちるまでに1カ月もかからず、そして今、ペリルは以前の最高水準に戻るまでに1年かかると予測します。そこで気になるのは、ネットワークが再び崖に乗り上げるまでの期間です。

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