すべてのSteam Deckは「2022年第2四半期以降」に発売される予定です。

「Steam Deck」の購入者は、本体の到着をしばらく待たなければなりません。PCGamerによると、Valve社はこの携帯型ゲーム機の予約ページを更新し、エントリーモデルでも入手可能時期が"2022年第2四半期以降"にずれ込んでいることを明らかにしました。

Steam Deckは、64GBのeMMCストレージを搭載したベースモデル、256GBのNVMe SSDを搭載したミッドレベルオプション、512GBのNVMe SSDを搭載したハイエンドモデルの3モデル全てが、7月16日の予約開始時には12月中の出荷を予定していました。

しかし、バルブ社が発表した2つのハイエンドモデルの出荷予定時期は、2022年、さらには2022年の第2四半期にまでずれ込みました。現在、Steam Deckサイトの予約ページには、3モデルともそれ以降に発売されると書かれています。

PCGamerによると、Valve社はこれまで、Steam Deckの各モデルをどの四半期に発売するかについて述べていました。今回はより曖昧な表現になっています。「2022年第2四半期以降」というのは、第3四半期から宇宙の熱死までの期間を意味します。

この曖昧さは正当なものです。世界的なチップ不足やCOVID-19の再流行などの異常事態がなくても、ハードウェア製品がいつ発売されるかを予測するのは困難です。バルブは慎重になっているだけです。

既存のSteam Deckの予約は、決められた期間内に利用できるようになるようですので、アーリーアダプターにとっては朗報です。また、eBayから追い出される前に5,000ドルもの高額を要求していたダフ屋もいました。しかし、禁止措置は一時的なものであり、デバイスの発売が近づけば、再び出品されることになるでしょう。