Zen 4の狂気:96コア、12チャネルDDR5メモリ、AVX-512を搭載したAMD EPYC Genoa

Zen 4の狂気:96コア、12チャネルDDR5メモリ、AVX-512を搭載したAMD EPYC Genoa

ソース:Tom's Hardware

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1週間ちょっと前に起きたギガバイトのハッキング事件では、攻撃者がギガバイトのサーバーから112GBのデータを盗み出しました。その中には、今後発売される製品の機密ファイルや、NDAや契約に基づいて共有される情報も含まれていました。本日、新たな報道によると、ハッカーがファイルをオンラインで公開したことにより、AMDのEPYCプロセッサー(コードネーム:Genoa)に関する情報が浮上したとのことです。この情報によると、チップは96コアを搭載し、12チャネルのDDR5メモリをサポートし、さらにAMDのラインナップにAVX-512サポートがデビューするとのことです。

ギガバイトはここ数日、PSUのRMAの問題から最近のハッキング事件まで、状況が悪化しています。ギガバイトのサーバーから112GBのデータを盗んだ攻撃者は、AMDの次期CPUマイクロアーキテクチャー「EPYC Genoa」に関する情報とその詳細の一部を公開しました。

以前、Genoaが96コアの設計であると考えていましたが、それが事実であることが判明しました。今回リークされた文書によると、Genoaは依然として8コアのCCDで構成されているが、現在は12個のCCDで合計96コア、192スレッドのZen 4 IPを搭載します。この巨大なプロセッサーを搭載するプラットフォームは、下のレンダリング画像にあるAMDのSP5です。

特に興味深いのは、AMDがGenoaに12チャネルのDDR5メモリを搭載することを決定したことで、96個のコアが正常に動作するために必要な帯域幅を確保します。これだけの数のコアが大容量のスピードを必要とすることを考えると、12チャネルのコントローラで十分なはずです。また、インテル社のAVX-512がAMDプロセッサに搭載されるようです。流出した文書によると、GenoaにEVEX命令が登場しますが、これは実際にはAVX-512タイプの命令であり、新しいプロセッサにAVX-512エンジンが搭載されることを示します。

また、今回のリーク情報で興味深いのは、想定される消費電力と電源構成です。最上位のSKUのTDPは320W、最大消費電力は400Wとなります。1ミリ秒(ms)の間にCPUは700Wを消費するため、サーバー用の電源には余裕が必要です。

また、TDPの範囲に関する情報も公開されており、Zen 4を搭載したGenoaチップにかけられた秘密のベールの大部分が取り除かれました。ハッキングされた情報は非常に広範囲にわたっており、現在、複数の機関がさらなる情報を求めて調査を行っています。ご期待ください。

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