ギガバイトのリークにより、コードネーム「Chagall」と呼ばれるZen 3 Threadripper CPUが判明

ギガバイトのリークにより、コードネーム「Chagall」と呼ばれるZen 3 Threadripper CPUが判明

ソース:Tom's Hardware

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AMDの現行CPUであるRyzen Threadripperが発売されてから約2年が経過し、AMDには後継機を準備する時間が十分にありました。少なくとも、ギガバイトのハッキングによってリークされた、新しいZen 3「Chagall」Ryzen Threadripper 5000シリーズチップの詳細によれば、後継機種が登場するようです。ComputerBaseの情報によると、これらのCPUはRyzen 3000 Threadripperと同じ64コア、280Wの最大出力となりますが、市場で最高のCPUを製造することで知られるZen 3アーキテクチャを採用し、大幅に高速化されます。

Gigabyteのリーク情報によると、AMDはZen 3 Threadripperのために2つのラインナップを準備しているようです。1つはHEDT市場に特化したもので、もう1つはワークステーションユーザーをターゲットにしたもの(Threadripper Proと呼ばれる)で、メモリチャネルが大幅に増えます。HEDTチップはTRX40プラットフォームで動作し、ワークステーションモデルはWRX80ソケットになります。

Gigabyteのリーク情報では、新しいZen 3 Threadripperチップに関する最小限の情報しか明らかにされていません。完全なスペックシートというものはありません。しかし、今回のリークでは、AVX-512のサポート、ダイレイアウト、新しいチップの熱仕様などが明らかになります。

確実に分かっているのは、Zen 3 Threadripperには64コア、32コア、そして32コア以下のSKUがあるということです。しかし、AMDがRyzen 3000 Threadripperと同じコア数を採用するのであれば、新しいチップにも24コア、32コア、64コアのバージョンが登場するはずです。

もしAMDがThreadripper Proシリーズと同じロジックで行くならば、12コア、16コア、32コア、64コアのチップが登場するでしょう。また、24コアが追加される可能性もあります。

つまり、AMDは新しいChagall Threadripperチップでコア数を増やすことはありません。しかし、だからといって新しいCPUが遅くなるわけではありません。Zen 3アーキテクチャは、CCD内のすべてのコアがL3キャッシュと直接通信することにより、Threadripperのパフォーマンスを大幅に向上させるはずです(特にThreadripperには最大8個のCCDが搭載されます)。また、Zen 3では他にも様々な改良が施されます。

まだ発売日は決まっていませんが、噂によると、HEDTチップは今年の11月、Threadripper Proは2022年に発売される予定です。

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