Appleは現在、ひびの入ったM1 MacBook画面に対する集団訴訟に直面

9to5Macによると、Bursor and Fisher法律事務所は今週、M1 MacBookの画面割れが異常に多いことを理由に、Appleに対して集団訴訟を起こしたという。Bursor and Fisher社は、Appleが通常の使用ではひびが入る傾向のある壊れやすいディスプレイを搭載したノートパソコンを故意に販売し、無償での修理を拒否したと訴えます。Bursor and Fisher社は現在、修理にかかるすべての費用の補償を求めます。

M1システムオンチップを搭載したアップル社の最新13インチノートPC「MacBook Air」および「MacBook Pro」は、発売と同時に高い評価を受け、多くの所有者を満足させましたが、予期せぬ画面割れを経験し、アップル社に600〜850ドルの修理代を支払わざるを得なかった顧客も多数存在します。アップル社は、画面割れは自社の責任ではなく、誤った取り扱いや、キーボードと画面の間に小さな物や粒子が挟まったことが原因であると主張します。

先週、集団訴訟専門の法律事務所であるMigliaccio & Rathod LLPは、液晶にひびが入ったApple社の最新MacBookの所有者を探し始め、同社に対して「潜在的な法的請求」を行うと述べました。どうやら、Bursor & Fisherの弁護士の方が早かったようで、今週、5:21-cv-07109, Almeida v. Appleを提訴しました。

「M1 MacBookのスクリーンは非常に壊れやすく、割れたり、黒くなったり、マゼンタ、紫、青の線や四角が表示されたり、あるいは完全に機能しなくなったりする欠陥品です」と訴訟の内容が書かれています。

「世界中の何千人ものユーザーが、この問題をアップルに直接報告し、アップルが主催するフォーラムで報告しています」と訴訟は続きます。「それにもかかわらず、交換品や修理品を確保しようとしたお客様は、アップルに拒絶され、多くの場合、600ドルから850ドルの修理費を自費で支払うか、アップルの支援なしに交換品を確保することを余儀なくされます。また、アップルから修理や交換を受けた人の中には、修理や交換を受けたノートパソコンですぐに問題が再発してしまった人もいます」。

実を言うと、Appleは8月27日にMacBookの所有者に対して、カメラカバー、パームレストカバー、キーボードカバーなどをノートPCに使用しないように求める通知を出しました。"ディスプレイ（画面）とトップケースの間のクリアランスは厳しい公差で設計されます（そのため、ディスプレイ、キーボード、パームレストに何らかの素材を残しておくと、ディスプレイを閉じたときに邪魔して、ディスプレイにダメージを与える可能性があります）。"

訴訟の原告は、警告が特定のMacラップトップに対して出されたものではないにもかかわらず、通知は実質的にAppleがこの問題を認識していると考えています。

原告は、自分自身や同様の問題を抱える他の人々の修理費用をアップル社が補償すること、および "合理的な弁護士費用 "を認めることを求めます。しかし、画面の修理には、米国の弁護士と同様に非常に高い費用がかかります。したがって、アップル社が問題を認めるかどうか、そして原告と同様の人々が「Think different」社から何を得るかが注目されています。