MinisforumがAMDRadeonRX6650MGPUを搭載したHX90GMiniPCを発表

コンパクトPCとベアボーンスペシャリストのMinisforumは、HX90miniPCのグラフィックを強化したバージョンを発売しました。新しいMinisforumHX90Gは、マザーボードにディスクリートRadeon RX 6650M GPUを追加することにより、その前身のAMD Ryzen95900HX上に構築されています。残念ながら、MinisforumはまだHX90G製品ページを公開していないため、すべての仕様はオランダの技術サイトTweakersの厚意により提供されています。そのため、正式な確認が得られるまで、塩を一粒入れてください。

新しいMinisforumHX90Gの物理的な寸法はありませんが、ソースレポートによると、体積は2.8リットルで、195×190×60mmおよび2.2リットルのHX90よりも25％以上大きくなっています。新しいミニPCの画像は、それがまったく異なるスタイルを使用していることを示しています。どうやら、HX90Gはいわゆるネプチューンシリーズの始まりです。

ミニPCの設計にGPUを追加すると、モバイルGPUであるにもかかわらず、熱負荷が大幅に増加します。これはおそらく、かさばるケースの最も明白な理由です。Tweakersによると、HX90GのAMD Ryzen 9 5900HXは最大50Wを使用しますが、ディスクリートRadeon RX6650MGPUは最大100Wを消費します。そのため、ミニPCには、CPU、GPU、およびその他（マザーボード、ストレージ、RAM、USBポートなど）に対応するための260W電源ブリックが装備されています。さらに、より強力な処理により、シャーシに2つの冷却ファンと7つのヒートパイプがあります。CPU用に3つ、GPU用に4つです。

AMD Ryzen 9 5900HXプロセッサの基本クロック速度は3.3GHzで、ブーストクロック速度は最大4.6GHzです。HX90では、2,100 MHzでクロックされるこのAPUの組み込み（8）Vegaコアに依存していました。ただし、HX90G上の集中的な3Dアプリでは、ディスクリートRadeon RX6650MGPUを利用できます。

AMDのRadeonRX6650M 8GBは非常に新しいため、これまでレビューしたどのラップトップにも搭載されていません。ただし、このGPUに期待される3Dパフォーマンスの大まかな見積もりを提供するには、AMDがRX6600Mの機能を説明した方法である「エピック1080pゲーミング」に設定する必要があります。サイバーパンク2077を1080pで超高品質で再生すると、 60fpsを超えるフレームレートが快適に期待できます（もちろんレイトレーシングはありません）。

Minisforum HX90GminiPCのその他の機能は次のとおりです。2つの8GBSodimmDDR4メモリ、512GB M.2-PCIe SSD、スペアM.2。2280スロット、3つのUSB 3.2ポート、イーサネットポート、2つのHDMI、および2つのDisplayPortポート。さらに、3.5mmポート、USB3.1ポート、およびUSB-Cポートが前面にあります。

Minisforumは、ミニPCの優れたニッチを切り開いています。この会社の強みの1つは、リファレンスデザインをコピーして貼り付けるだけでは満足できないことです。また、一部のPCユーザーは、かなりの量のGPU アクセラレーションの機会をあきらめずに小さなシステムを望んでいることを理解しているようです。

執筆時点ではHX90Gの価格や入手可能性はありませんが、HX90、sans-discreteGPUは649ドルで発売されました。Tweakersによると、Minisforumは、Ryzen96900HXプロセッサとIntelAlderLakeCPUオプションを備えたHX90GNeptuneシリーズのバリエーションを作成する予定です。