AMD FX-8350 BOX with Wraith cooler

AMD FX-8350 BOX with Wraith coolerは、8コアCPUで、Socket AM3+搭載のVisheraアーキテクチャを採用しています。また、AMD Simultaneous Multithreading (SMT)と呼ばれるマルチスレッディング技術のおかけで、コア数は実質的に2倍の8スレッドになります。FX-8350 BOX with Wraith coolerは8MBのL3キャッシュを搭載し、デフォルトでは4GHzで動作しますが、ワークロードに応じて4.2GHzまでブーストすることができます。AMDはFX-8350 BOX with Wraith coolerを32nmの製造プロセスで構築しています。

TDPは125Wで、多くの電力を消費するので良い冷却システムが不可欠です。デュアルチャネルインターフェイスを備えたDDR3メモリに対応できます。システム内の他のコンポーネントとの通信には、FX-8350 BOX with Wraith coolerはPCI-Express Gen 2接続を使用します。また、このCPUは、内蔵グラフィックスを搭載していません。

FX-8350 BOX with Wraith coolerではハードウェア仮想化が利用可能で、仮想マシンのパフォーマンスを大幅に向上させます。さらに、AMD-Vi仮想化（PCIパススルー）に対応できるため、ゲストの仮想マシンでホストのハードウェアを直接使用することができます。Advanced Vector Extensions (AVX)を使用したプログラムは、このプロセッサ上で実行され、計算量の多いアプリケーションのパフォーマンスが向上します。