概要
ローミングとは、ワイヤレスネットワーク(Wi-Fiなど)に接続しているデバイスが、異なるアクセスポイント(AP)間をシームレスに移動する技術のことです。これにより、移動中でも通信が途切れることなく、安定したネットワーク接続を維持できます。AP間の自動切り替え機能とも言えます。
ローミングは、デバイスが現在接続しているAPの電波強度を常に監視し、より電波の強いAPに自動的に接続し直すことで実現されます。このプロセスは、通常、デバイスとAPがそれぞれ802.11k/v/r(Fast BSS Transition)などのプロトコルをサポートしている場合に高速化されます。これらのプロトコルにより、デバイスは近隣のAPに関する情報を事前に取得し、APの切り替えに必要な時間と電力を削減できます。APの設計によっては、ローミングの挙動が異なる場合があり、AP間での認証情報の再認証が必要な場合もあります。