概要
入力した操作と画面の変化の間の遅延のこと。低ければ低いほど、操作に対する反応が速く、ゲームプレイにおける応答性が向上する。特にFPSや格闘ゲームなど、精密な操作が求められるゲームにおいて重要となる。
入力遅延は、主に以下の要因によって発生する。ディスプレイの応答速度(ピクセルの色変化)、信号処理時間(ディスプレイが入力信号を処理する時間)、オーバードライブ回路の有無・設定などが影響する。応答速度が遅いディスプレイは、複数のフレームを表示する間にピクセルが完全に変化しないため、ぼやけや残像を引き起こし、入力遅延を悪化させる。近年では、応答速度の向上に加え、低遅延モードやVRR(可変リフレッシュレート)の採用により、入力遅延の軽減が図られている。
ゲーミングディスプレイを選ぶ際は、Input Lag (またはResponse Time) の数値を確認する。数値が低いほど、入力遅延が少ない。具体的には、5ms以下のディスプレイが推奨されるが、より要求の厳しいゲームでは3ms以下のディスプレイを選ぶと良い。また、ディスプレイの設定メニューで「ゲームモード」や「低遅延モード」などを有効にすることで、Input Lagをさらに低減できる場合がある。
Input Lagは、ディスプレイだけでなく、PCの性能、グラフィックボードのドライバ、ゲーム側の設定など、様々な要因によって変動する。ディスプレイのInput Lagを改善しても、PCの性能が低い場合は、フレームレートが低下し、結果的にInput Lagが増加する可能性がある。また、VRR機能を使用する際は、グラフィックボードがVRRに対応しているか確認する必要がある。