ATX 3.1規格で採用された新しい高電力GPU用電源コネクタ。最大600Wの電力供給が可能で、12VHPWRの安全性問題を改善した次世代規格。
12V-2x6は、高電力グラフィックカードへの安全で確実な電力供給を実現する最新の電源コネクタ規格です。ATX 3.1仕様の一部として、従来の12VHPWR(12+4ピン)の問題点を解決し、より安全性の高い設計となっています。
センスピンによる電力制御:
- 0本接続: 150W(安全モード)
- 1本接続: 300W
- 2本接続: 450W
- 3本接続: 600W(最大)
| 項目 | 12VHPWR | 12V-2x6 | |------|----------|---------| | 挿入深度 | 標準 | 0.5mm深い | | 端子設計 | 標準 | 改良型 | | 感知機能 | 基本 | 高度化 | | 温度耐性 | 105°C | 105°C | | 安全マージン | 標準 | 強化 |
12V-2x6 ピン配置(GPU側から見て):
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│1│2│3│4│5│6│7│8│9│A│B│C│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
┌─────┬─────┬─────┬─────┐
│ S1 │ S2 │ S3 │ S4 │
└─────┴─────┴─────┴─────┘
1-C: 12V電源ピン
S1-S4: センスピン(信号)
従来の8ピン×3 → 12V-2x6:
┌──────┐ ┌──────┐ ┌──────┐
│8pin-1│ │8pin-2│ │8pin-3│
└───┬──┘ └───┬──┘ └───┬──┘
└────────┼────────┘
┌───┴───┐
│12V-2x6│
└───────┘
過熱による溶融
電力不足
システム不安定
推奨監視項目:
- コネクタ部温度: 70°C以下
- ケーブル温度: 60°C以下
- 周囲温度: 40°C以下
12V-2x6は、高電力GPU時代の安全性と信頼性を確保する重要な規格です。適切な使用により、12VHPWRで報告された問題を回避し、安定した高性能システムの構築が可能になります。今後のGPU高電力化に対応する基盤技術として、標準化が進んでいます。