LEDの色を個別に制御できるRGBライティング技術。PCパーツをより鮮やかに彩ります。
アドレサブルRGB(ARGB)とは、RGBライティングの一種で、LED一つ一つの色を個別に制御できる技術です。従来のRGBライティングでは、接続されたLED全体が同じ色でしか光りませんでしたが、ARGBでは、各LEDにアドレスが割り当てられており、ソフトウェアを通じて色や光り方を細かく設定できます。これにより、グラデーションやアニメーションといった、より複雑で個性的なイルミネーションを実現できます。
例えば、ARGB対応のLEDストリップをPCケース内に設置した場合、各LEDが順番に色を変えながら波のように光ったり、CPU温度に合わせて色を変化させたりすることができます。製品例としては、CorsairのiCUE対応ファン、NZXTのHUE 2 RGB LEDコントローラー、ASUSのAura Sync対応マザーボードなどが挙げられます。これらの製品は、専用のソフトウェアを使用して、細かくライティングパターンをカスタマイズできます。
ARGBとRGBの主な違いは、制御方法です。RGBは通常12Vの4ピンコネクタを使用し、LED全体の色を制御します。一方、ARGBは5Vの3ピンコネクタを使用し、個々のLEDを制御します。そのため、ARGBを使用するには、マザーボードまたはARGBコントローラーが対応している必要があります。マザーボードが対応していない場合は、別途ARGBコントローラーを用意する必要があります。
自作PCにおいてARGBは、見た目を重視するユーザーにとって非常に重要な要素です。PCケース内部を鮮やかに彩ることで、個性を表現し、自分だけのオリジナルPCを構築することができます。特に、ゲーミングPCにおいては、ARGBライティングによって臨場感を高め、没入感を深める効果も期待できます。ただし、ARGBを多用すると、電力消費が増加する可能性があるため、電源ユニットの容量に余裕を持たせるようにしましょう。また、ソフトウェアによってはCPU負荷が高くなる場合がある点にも注意が必要です。