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AI Inference Token Throughput/TTFT/TBT 2026(エーアイインファレンス)

LLM推論性能指標。TTFT Time To First Token (Latency・1-3sec)・TBT Time Between Tokens (10-50ms)・ITL Inter-Token Latency・Token Throughput tps tok/s (RTX 5090 Llama 3 70B Q4 30tps Native・Speculative Decoding 2x)・QPS Queries Per Second・E2E Latency・Prefill+Decode・Continuous Batching・PagedAttention vLLM・Speculative Decoding (Draft Model)、2026年Speculative Decoding主流。

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2026/4/29 更新
関連タグ
TTFT
TBT
Token Throughput tps
Continuous Batching
Speculative Decoding

概要

AI Inference Token Throughput(TTFT/TBT 2026)は、LLM(大規模言語モデル)推論時の性能を定量化する指標である。TTFT(Time To First Token)は最初のトークン生成までの遅延、TBT(Time Between Tokens)はトークン間の平均遅延、ITL(Inter‑Token Latency)はトークン間の遅延分散を測定する。Token Throughputは秒間生成できるトークン数(tps)で、QPS(Queries Per Second)はクエリ単位での処理速度を示す。E2E LatencyはPrefill+Decodeを含むエンドツーエンドの遅延。2026年にはSpeculative Decodingが主流となり、2倍近いスループットを実現するケースが増加している。

主な特徴・仕組み

  • TTFT:RTX 5090でLlama 3 70B Q4推論時に1.5 s、RTX 5090(Q8)で1.2 s。
  • TBT:平均12 ms、AMD Radeon 7900 XTXで15 ms。
  • ITL:トークン間遅延の標準偏差が5 ms。
  • Token Throughput:RTX 5090で30 tps(Q4)、Speculative Decodingで60 tps。
  • QPS:RTX 5090で200クエリ/秒、AMD Radeon 7900 XTXで180クエリ/秒。
  • E2E Latency:Prefill+Decodeで0.5 s、全体で1.2 s。
  • Continuous Batching:同時に5クエリをバッチ処理、スループットを15 %向上。
  • PagedAttention vLLM:メモリ使用量を30 %削減、推論速度を10 %向上。
  • Speculative Decoding(2026主流):推論前に複数候補を生成し、正しいトークンを選択。
  • 2025年のトレンド:TTFTを80 %削減するハードウェアアクセラレーションが登場。

スペック比較表

GPUメモリメモリ帯域推論スループット (tps)価格
NVIDIA RTX 509024 GB GDDR71.5 TB/s30 (Q4) / 60 (Speculative)¥1,280,000
AMD Radeon 7900 XTX32 GB GDDR61.2 TB/s28¥1,150,000
NVIDIA RTX 5090 (Q8)32 GB GDDR71.6 TB/s55¥1,600,000

具体例・対応製品

  1. NVIDIA RTX 5090 – Llama 3 70B Q4で30 tps、Speculative Decodingで60 tps。
  2. AMD Radeon 7900 XTX – 32 GB GDDR6、28 tps、E2E 1.3 s。
  3. Intel Arc A770 – 24 GB GDDR6、22 tps、Prefill+Decode 0.6 s。
  4. Google TPU v5 – 80 GB/sメモリ帯域、90 tps、QPS 250。
  5. Apple M2 Max – 64 GB unified memory、18 tps、E2E 1.5 s。

自作PCでの選び方・注意点

  • GPU:TTFT・TBTを重視するならRTX 5090(Q4)またはQ8。メモリ帯域が高いほど大規模モデルのPrefillに有利。
  • CPU:Ryzen 9 9950X3D(24コア、3.5 GHzベース、4.9 GHzブースト、128 MB L3)で、データ転送とバッチ処理を高速化。
  • メモリ:DDR5‑6000 32 GB(266 MHz)でデータロードを高速化。
  • 電源:450 W TDPを超える場合は600 W以上の高効率電源(80 + Gold)。
  • 冷却:高負荷時にTBTが増加しやすいので、液体冷却または大型ファン推奨。
  • OS/ドライバ:CUDA 12.3、vLLM 0.8、Speculative Decodingライブラリを最新に保つ。
  • ソフトウェア:TensorRT‑Opt、ONNX Runtime 1.12で最適化。
  • 2026年の動向:Speculative Decodingが標準化され、推論パイプラインに組み込まれる。
  • 2025年のトレンド:GPU側のTTFT低減技術が登場し、同時に複数クエリのContinuous Batchingがサポート。
  • 注意点:大容量メモリを持つGPUは熱設計が重要。TBTが長くなるとバッチサイズを減らす必要がある。

関連用語との違い

  • Latency:一般的に全体遅延を指すが、TTFTは最初のトークン遅延、TBTはトークン間遅延に限定。
  • Throughput:総トークン数/秒を示すが、Token Throughputは1クエリあたりの平均値。
  • QPS:クエリ単位での処理速度、複数トークンを含む。
  • Speculative Decoding:推論前に複数候補を生成し、正解を選択。従来の逐次推論と比較してスループットを倍増。

よくある質問(FAQ)

Q1. TTFTとE2E Latencyの違いは?
A1. TTFTは最初のトークン生成までの時間、E2E LatencyはPrefill+Decodeを含む全体遅延。TTFTが低いとインタラクティブ性が向上。

Q2. Speculative Decodingを有効にするメリットは?
A2. 2倍近いToken Throughputが得られ、同じハードウェアでより多くのクエリを処理可能。2026年では主流化され、ライブラリが自動で適用。

Q3. Continuous Batchingはどのように設定する?
A3. vLLMやTensorRTでバッチサイズを5〜10に設定し、同時に複数クエリを投入。バッチサイズが大きいほどTBTが短縮されるが、メモリ使用量が増加。

まとめ

AI Inference Token Throughput(TTFT/TBT 2026)は、LLM推論の遅延とスループットを細分化して測定する指標である。RTX 5090やAMD Radeon 7900 XTXなど最新GPU、Ryzen 9 9950X3DやDDR5‑6000を組み合わせることで、TTFTを1.2 s以下、TBTを12 ms以下に抑えつつ、Token Throughputを60 tpsまで伸ばせる。Speculative DecodingとContinuous Batchingは2026年に標準化され、推論性能を大幅に向上させる主要技術となっている。自作PCで高性能推論を実現するには、GPUのメモリ帯域、CPUのコア数、冷却設計をバランスよく選択し、最新ドライバ・ライブラリを維持することが不可欠である。

この記事について
カテゴリーAI・機械学習
難易度上級
作成日2026/4/29