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AMD RDNA 4 + RX 9000 series (2025)(エーエムディーアールディーエヌエー4)

AMDが2025年に発表した次世代GPUアーキテクチャ「RDNA 4」および、それを用いたRadeon RX 9000シリーズ。レイトレーシング性能の劇的向上とAIを活用したFSR 4を核とする。

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2026/5/17 更新
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AMD RDNA 4 + RX 9000 series (2025)

概要

AMDのRDNA 4アーキテクチャは、従来の「最上位モデルでの性能追求」から「ミドルレンジにおける圧倒的な費用対効果」へと戦略を大きく転換した世代である。2025年1月のCESで発表されたRX 9000シリーズは、ハイエンド層(RX 7900 XTX級)のラインナップをあえて整理し、Navi 48コアを中心としたミドルレンジ・クラスにリソースを集中させている。

技術的な柱となるのは、TSMC N4Pプロセスによる電力効率の向上と、AI/ML(機械学習)を用いた新しいアップスケーリング技術「FSR 4」である。従来の空間的・時間的なヒューリスティック手法から脱却し、ハードウェアレベルでのAI処理を前提とした描画再構成を行うことで、低負荷な動作で高精細な映像出力を実現する。また、長年の課題であったレイトレーシング性能においても、前世代のRDNA 3と比較して2倍の演算能力を達成しており、ミドルレンジ帯でも高度な光学的エフェクトを実用的なフレームレートで享受できる設計となっている。

スペック表

モデル名アーキテクチャCU数メモリ容量TDP推定価格 (USD)
Radeon RX 9070 XTNavi 48 (RDNA 4)56 CU16GB GDDR6220W$599
RDEA RX 9070Navi 48 (RDNA 4)48 CU16GB GDDR6-$549

比較表: RDNA 3 vs RDNA 4

機能・性能項目Radeon RX 7000 SeriesRadeon RX 9000 Series
レイトレーシング性能標準的なエフェクト対応前世代比 約2倍の演算能力
アップスケーリングFSR (空間/時間的手法)FSR 4 (AI/MLベース)
製造プロセスTSMC 5nm / 6nmTSMC N4P (4nmクラス)
ターゲット市場ハイエンド〜ミドルレンジミドルレンジ・フォーカス

関連用語との違い

RDNA 3 との違い

RDNA 3は、最上位モデルでの極限性能を追求する設計であったが、RDNA 4は「価格対性能比」に特化している。特にレイトレーシング・ユニットの刷新と、AI処理専用回路の活用(FSR 4用)が決定的な違いである。

Navi 31(RX 7900 XTX等)は巨大なダイサイズを必要とするフラッグシップ向けであったが、Navi 48はより効率的でコスト管理がしやすい設計となっており、ミドルレンジ市場での普及を主眼に置いている。

FSR 3 と FSR 4

FSR 3までは従来のアルゴリズムに基づいていたが、RDNA 4専用のFSR 4ではAI/ML技術が導入された。これにより、NVIDIAのDLSSに近い、よりアーティファクト(ノイズ)の少ない高品質なアップスケーリングが可能となっている。

FAQ

Q1: なぜハイエンドモデル(RX 9080等)は即座に発売されないのですか?

AMDは現在、ミドルレンジ市場でのシェア奪還を最優先事項としています。まずはRX 9070シリーズで価格競争力を証明し、2025年第3四半期以降に予定されているRX 9080 / 9080 XTといった上位モデルへと段階的に展開するロードマップを描いています。

Q2: FSR 4は旧世代のGPUでも使用できますか?

FSR 4は、RDNA 4アーキテクチャに搭載された新しいAI/ML処理能力を最大限に活用するように設計されています。そのため、従来のRDNA 3以前のハードウェアでは、従来のFSRアルゴリズム(FSR 3等)を使用することになります。

Q3: NVIDIA RTX 5070との競合はどうなりますか?

AMDの戦略は、RTX 5070と同等の価格帯において、より高いVRAM容量(16GB)と、強化されたレイトレーシング性能を提供することで、コストパフォーマンスの優位性を確立することにあります。特にAIアップスケーリングによる実効フレームレートでの逆転を狙っています。

この記事について
カテゴリーGPU
難易度上級
作成日2026/5/17