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ATX 3.1 仕様 (2024)(エーティーエックス3.1)

Intel が2024年5月策定したPSU 仕様改訂版。12V-2x6 コネクタ採用 (12VHPWR 改良) ・溶解問題解決・スパイク要件緩和。

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2026/5/15 更新
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概要

ATX 3.1 はIntel が2024年5月に策定したPSU 仕様改訂版。ATX 3.0 (2022) で深刻化した12VHPWR コネクタ溶解問題への対策として、12V-2x6 コネクタ (12VHPWR 改良版・PCIe 5.1 規格) を採用。センスピン仕様変更・接触面積拡大で溶解リスク大幅低減した。

ATX 3.0 → 3.1 主要変更

項目ATX 3.0 (2022)ATX 3.1 (2024)
12V コネクタ12VHPWR (PCIe 5.0)12V-2x6 (PCIe 5.1)
センスピン長1.7mm1.5mm (改善)
電力ピン4ピン × 12V4ピン × 12V (同じ)
スパイク耐性200% × 100ms200% × 1ms (緩和)
通信ピンあり (CARD_PWR_STABLE)改良信頼性
連続出力600W600W (同)
規格上限PCIe5.0 (16GT/s)5.1 (16GT/s 改良)

12V-2x6 vs 12VHPWR

物理形状はほぼ同じ・後方互換あり。改善点:

  • センスピン長さ短縮で挿入不全検知強化
  • 接触面積拡大でジュール熱低減
  • 製造公差規定厳格化
  • 認証プロセス強化

なぜATX 3.1 必要だった?

ATX 3.0 期間 (2022-2024) で12VHPWR 溶解事故多数報告:

  • NVIDIA RTX 4090 で50件以上の溶解報告 (2022-2023)
  • 原因: 不完全挿入 + 高電流 (40-50A) の発熱
  • NVIDIA / PCI-SIG / Intel 共同調査で改良必要性確認
  • 2023年Q4 12V-2x6 仕様確定・2024年Q2 ATX 3.1 公式公開

主要対応PSU

製品出力特徴
Corsair RM1200x Shift1200W12V-2x6 × 2
be quiet! Dark Power 13850-1300W静音重視
MSI MAG GL ATX 3.1850-1000W中価格帯
ASUS ROG Thor III1000-1600WOLED 表示
Seasonic Prime PX-22002200W80+ Platinum
Cooler Master X Mighty1250-2000Wデュアルレール

関連用語との違い

  • vs ATX 3.0: 12VHPWR 溶解問題解決
  • vs ATX 12VO: 12V 単一電源 (省電力)・3.1 はマルチレール継続

FAQ

Q1: ATX 3.0 PSU 使い続けて良い? A: 良い。RTX 4090 等で正しく挿入すれば問題なし。RTX 5090 (2025) 等の新世代カードは12V-2x6 推奨だが互換性維持。

Q2: スパイク要件緩和は問題? A: 実用上問題なし。「200% × 100ms」は非現実的に厳しすぎる要件で、現実のGPUスパイクは1msオーダ・1ms 規定で十分。

Q3: PCIe 5.1 とは? A: PCIe 5.0 のマイナー改訂。電源コネクタ仕様 + 通信プロトコル微修正。データ転送速度は5.0 と同じ32GT/s。

この記事について
カテゴリー電源
難易度上級
作成日2026/5/15