Autel EVO Nano+(オーテルエボナノプラス)
Autel Robotics社が発売した249g未満の折り畳みドローン。1/1.28インチCMOSセンサー搭載・50MP・f/1.9という優れたカメラ性能を持ち、「DJI以外の選択肢」を求めるユーザーに支持されるDJI Mini系の競合製品だ。
Autel EVO Nano+は、米国カリフォルニア州を拠点とするAutel Roboticsが2022年にリリースした249g未満ドローンだ。「DJIの一強に対抗する製品」として登場し、特に1/1.28インチCMOS・50MP・f/1.9という同重量帯では破格のカメラスペックが特徴だ。
主なスペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 重量 | 249g未満(バッテリー含む) |
| センサー | 1/1.28インチCMOS |
| 解像度 | 50MP静止画 / 4K/30fps動画 |
| 絞り | f/1.9(固定) |
| ジンバル | 3軸電動ジンバル |
| 最大飛行時間 | 28分 |
| 障害物検知 | 前方・後方・下方 |
| 映像伝送 | 最大10km(SkyLink) |
| 価格(2024年) | ¥80,000〜¥110,000 |
Autelを選ぶ理由
DJI製品ではなくAutel EVO Nano+を選ぶ主な理由は以下の通りだ。
- データ主権の懸念: DJIは中国企業のためデータの取り扱いを懸念するユーザーに回避される
- DJIアカウント不要: Autelは飛行にアカウント登録が不要
- 米国調達法適合: 一部の公共機関での調達規制(NDAA)でAutelが適合するケースがある
- カメラ性能のコスパ: 1/1.28インチセンサーをこの価格帯で提供
カメラ性能の詳細
1/1.28インチCMOSはiPhone 14 Proと同等サイズ。f/1.9という明るいレンズと合わせて、同重量帯で業界最高水準の低照度性能を実現している。
- 夜景撮影: ISO 6400まで対応(実用ISO 1600〜3200程度)
- Log形式: ALog動画フォーマットで後編集に対応
- HDR動画: 4K HDR 10ビット対応
DJI Mini 4 Proとの比較
| 比較項目 | Autel EVO Nano+ | DJI Mini 4 Pro |
|---|---|---|
| センサー | 1/1.28インチ | 1/1.3インチ |
| 解像度 | 50MP | 48MP |
| 絞り | f/1.9 | f/1.7 |
| 最大飛行時間 | 28分 | 34分 |
| 障害物検知 | 前後下 | 全方向 |
| 映像伝送距離 | 10km | 20km |
| エコシステム | 単独 | DJI統合エコシステム |
DJI Mini 4 Proが飛行時間・全方向障害物検知・伝送距離で優れる。Autelはf/1.9の明るいレンズと独自性で差別化している。
日本での入手・サポート
Autel製品は日本の正規代理店経由で購入可能だが、DJIと比べてサービスセンターが少ない。修理・交換の対応に時間がかかるケースもある点に注意が必要だ。
よくある質問
Q1: Autel EVO Nano+はDJI Mini 4 Proの代替になる? カメラ性能は拮抗する。ただし飛行時間・全方向障害物検知・伝送距離でDJIが優れる。DJIのデータ取り扱いへの懸念がある場合にAutelを選ぶ意義がある。
Q2: Nano+のNano(無印)との違いは? Nano+は1/1.28インチCMOS搭載の上位版。Nanoは1/2インチCMOSの廉価版。センサーサイズと暗所性能に大きな差がある。
Q3: 2025年に新モデルは出た? 2024年末にAutel EVO Nano+の後継機能を持つ新モデルの開発情報が出ているが、2026年時点でまだ正式発表なし。
まとめ
- 1/1.28インチCMOS・50MP・f/1.9で同重量帯最高クラスの画質
- DJIアカウント不要・データ主権を重視するユーザー向け
- 飛行時間28分はDJI Mini 4 Proより短め
- 日本ではサポート体制がDJIより手薄
- 価格¥80,000〜¥110,000