複数の小さなチップ(チップレット)を組み合わせて、一つの大きなCPUやGPUとして機能させる技術。
チップレットとは、従来のモノリシック(一枚の大きな半導体)なCPUやGPUの製造方法とは異なり、複数の小型の半導体チップ(チップレット)を製造し、それらを基板上で接続することで、一つの大きな製品として機能させる技術です。
なぜチップレットを使うのか?
具体的な使用例:
AMDのRyzenシリーズCPUは、チップレット技術を積極的に採用しています。例えば、Ryzen 9 5900Xは、2つのCCD(Core Complex Die)と呼ばれるCPUコアを含むチップレットと、IOダイと呼ばれる入出力処理を行うチップレットで構成されています。これにより、AMDは、より多くのコアを搭載した高性能なCPUを、コスト効率良く製造することが可能になりました。
モノリシックチップとの違い:
モノリシックチップは、すべての機能を一枚のシリコンウェハ上に集積したものです。チップレットと比較して、設計や製造が複雑になる傾向があります。また、チップサイズが大きくなるほど、歩留まりが低下し、製造コストが高くなるというデメリットがあります。
自作PCでの重要性:
チップレット技術の採用は、CPUやGPUの性能向上に大きく貢献しており、自作PCユーザーにとっても恩恵があります。より高性能なCPUやGPUを、より手頃な価格で入手できる可能性が高まります。チップレット技術を採用した製品を選択することで、コストパフォーマンスに優れた自作PCを構築することができます。今後、チップレット技術は、自作PCの世界においてますます重要な役割を果たすと考えられます。