冷却
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CPUクーラークリアランス(シーピーユークーラークリアランス)

ケース内クーラー高さ制約。Noctua NH-D15 G2(168mm)・Thermalright Phantom Spirit 120 EVO(155mm)・be quiet! Dark Rock Pro 5(168mm)・DeepCool Assassin IV(164mm)対応要、Lian Li O11 Dynamic EVO XL(170mm)・Fractal Torrent Compact(165mm)・NR200P(155mm)ケース対応確認必須。

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2026/4/25 更新
関連タグ
168mm
155mm
O11 EVO XL
Torrent

概要

CPUクーラークリアランス(シーピーユークーラークリアランス)とは、ケース内に設置できるクーラーの高さ上限を示す指標です。
クーラーの高さは、CPUヒートシンク本体+ファン+フレームの合計で測定され、ケースのマザーボードスロットやRAM、GPUの位置と衝突しないように設計されています。
2025年に登場した最新のミドルタワーケースでは、標準で168mmまでのクーラーを受け入れる仕様が増えており、次世代の高性能CPUに合わせた冷却対策が重要になっています。

主な特徴・仕組み

  • 測定方法
    クーラー本体の高さを、ベースからファンの最上部まで垂直に測定。
    例:Noctua NH-D15 G2 は 168mm、Thermalright Phantom Spirit 120 EVO は 155mm。

  • ケース側の制限
    ケース内部のマザーボードトレイ上部に設置されるマザーボードの高さや、前面パネルの開口部の位置が制限要因。
    Lian Li O11 Dynamic EVO XL では 170mm まで、Fractal Torrent Compact では 165mm まで。

  • 互換性チェック
    クリアランスが合わない場合、CPUヒートシンクがマザーボードのCPUソケット(LGA1700、AM5、AM4 など)に接触する恐れがあります。
    さらに、GPUの長さやRAMの高さも併せて確認する必要があります。

  • 影響要素

    • ファンの回転速度(rpm)
    • ファンの静圧(mmH2O)
    • ファンの風量(CFM)
    • ノイズレベル(dB)
      これらはクーラーの性能を左右し、クリアランスが十分であっても熱設計が不十分だとCPU温度が上がる可能性があります。

スペック/製品比較表

製品名高さ (mm)ファンサイズTDP (W)静圧 (mmH2O)風量 (CFM)ノイズ (dB)
Noctua NH-D15 G2168140mm1801.56020
Thermalright Phantom Spirit 120 EVO155120mm1501.25522
be quiet! Dark Rock Pro 5168140mm2001.66519
DeepCool Assassin IV164140mm1901.46321
Cooler Master Hyper 212 EVO159120mm1501.05023

※上記は代表的な数値であり、実際の製品バージョンやファンの回転数によって変動します。

具体例・対応製品

  • Lian Li O11 Dynamic EVO XL

    • クリアランス:170mm
    • 対応クーラー:Noctua NH-D15 G2、be quiet! Dark Rock Pro 5、Thermalright Phantom Spirit 120 EVO、DeepCool Assassin IV、Cooler Master Hyper 212 EVO
  • Fractal Torrent Compact

    • クリアランス:165mm
    • 対応クーラー:Thermalright Phantom Spirit 120 EVO、DeepCool Assassin IV、Cooler Master Hyper 212 EVO
  • NR200P

    • クリアランス:155mm
    • 対応クーラー:Thermalright Phantom Spirit 120 EVO、Cooler Master Hyper 212 EVO
  • Corsair 4000D Airflow

    • クリアランス:165mm
    • 対応クーラー:Thermalright Phantom Spirit 120 EVO、DeepCool Assassin IV、Cooler Master Hyper 212 EVO
  • NZXT H510

    • クリアランス:140mm
    • 対応クーラー:Cooler Master Hyper 212 EVO、Noctua NH-L9i(低型)
  • ASUS ROG Strix GA15

    • クリアランス:160mm
    • 対応クーラー:Thermalright Phantom Spirit 120 EVO、DeepCool Assassin IV、Cooler Master Hyper 212 EVO
  • MSI MPG B550 Gaming Edge WiFi

    • クリアランス:150mm
    • 対応クーラー:Cooler Master Hyper 212 EVO、Thermalright Phantom Spirit 120 EVO

自作PCでの選び方・注意点

  • クーラーの高さを正確に測定し、ケースのクリアランスと比較する。
  • CPUのTDPが高い場合は、静圧が高いファンを選ぶ。
  • ファンの回転数が高いほど風量は増えるが、ノイズも増える。
  • GPUの長さが長い場合は、クーラーの高さと合わせて確認する。
  • RAMの高さが高い場合は、クーラーのフレームが干渉しないか確認。
  • ケースの前面パネルにあるファンの位置がクーラーに影響することがある。
  • 低型クーラー(例:Noctua NH-L9i)は、140mm以下のクリアランスに最適。
  • 2026年に登場予定の次世代ケースは、さらに高いクリアランスを持つものが増える見込み。
  • クーラーの設置時は、CPUソケットのヒートシンクがマザーボードのVRMに接触しないように注意。
  • ケース内のエアフローを確保するため、前面と背面にファンを配置する。
  • クリアランスが合わない場合は、クーラーの高さを削るカスタム改造は推奨されない。
  • 2025年に発売された最新のCPUクーラーは、従来よりも高い静圧を実現している。

関連用語との違い

  • クリアランス:ケース内で許容されるクーラーの最大高さ。
  • 高さ制限:クリアランスと同義で、設置可能な最大寸法を指す。
  • エアフロー:ケース内の空気の流れを表す指標で、クリアランスとは直接関係しない。
  • 静圧:ファンが障害物を通過しても風量を維持できる力。クリアランスが高いと静圧が重要になる。
  • TDP:CPUの熱設計電力。クーラーの選択に影響し、クリアランスと併せて検討する必要がある。

よくある質問

Q1. クリアランスが合わない場合、どうすればいいですか?
A1. クリアランスが不足している場合は、低型クーラー(例:Noctua NH-L9i)を選ぶか、ケースの前面パネルを開放してエアフローを改善する方法があります。

Q2. 2025年に登場したケースは、どのくらいのクリアランスが一般的ですか?
A2. 2025年のミドルタワーケースは、標準で165mm〜170mmのクリアランスを持つものが多く、次世代CPUに対応した設計が進んでいます。

Q3. クリアランスとファンの静圧は関係がありますか?
A3. はい。クリアランスが高いと、ファンがヒートシンクの隙間を通過する際に静圧が重要になり、熱効率が向上します。

まとめ

CPUクーラークリアランスは、ケース内で安全にクーラーを設置できるかを判断する重要な指標です。
2025年以降の最新ケースでは、168mm〜170mmのクリアランスが標準化されつつあり、次世代CPUに合わせた冷却性能が求められます。
クーラー選択時は、クリアランスだけでなく、TDP、静圧、風量、ノイズといったスペックを総合的に比較し、ケースのエアフロー設計と合わせて最適な冷却環境を構築しましょう。

この記事について
カテゴリー冷却
難易度中級
作成日2026/4/20