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グリス塗布方法(グリストフホウホウ)

サーマルグリス塗布テクニック。中央一点法(標準・最簡単)・X法(AMD Ryzen 7000推奨・5点)・線状法(Threadripper HEDT)・全面薄塗り法(過剰NG)・スパチュラ塗布(Thermal Grizzly)・グリス量 米粒サイズ目安(Peaguin Method)・リペースト頻度 1-3年・Thermal Grizzly Kryonaut/Hydronaut・ARCTIC MX-6/MX-4・Noctua NT-H1/H2・Honeywell PTM7950(Phase Change)、2026年PTM7950人気。

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2026/4/25 更新
関連タグ
X法
中央一点
PTM7950
Kryonaut

概要

グリス塗布方法は、CPU・GPU などの熱伝導面にサーマルグリスを適切に塗布し、熱抵抗を低減させるテクニックです。
塗布位置・量を誤ると熱伝導効率が落ち、ファン回転数が上がるケースがあります。
代表的な手法として「中央一点法」「X法」「線状法」「全面薄塗り法」「スパチュラ塗布」があります。
各手法は用途・CPU の熱設計値に応じて選択されます。

主な特徴・仕組み

  • 中央一点法
    • 1点に薄く塗り、熱が自然に拡散。
    • 低負荷・低TDP(< 65W)向け。
  • X法
    • 5点(上・下・左右)に塗布。
    • AMD Ryzen 7000 系列(TDP 105W)で推奨。
  • 線状法
    • CPU の長辺に沿って線状に塗布。
    • Threadripper HEDT(TDP 250W)で採用。
  • 全面薄塗り法
    • 全面に薄く塗るが、過剰は逆効果。
    • 低TDP 30W までに限定。
  • スパチュラ塗布
    • スパチュラで均一に広げる。
    • Thermal Grizzly Kryonaut で実装。

Peaguin Method

  • 米粒サイズ(約 0.5mm)を目安に量を決定。
  • 1.5mm 以上は熱抵抗が増加。

リペースト頻度

  • 1〜3年で再塗布が推奨。
  • 2025年時点でのデータは 2 年平均。

代表製品

  • Thermal Grizzly Kryonaut(高性能、TDP 300W まで)
  • Thermal Grizzly Hydronaut(高温環境向け、TDP 350W)
  • Arctic MX‑6(コストパフォーマンス、TDP 200W)
  • Arctic MX‑4(入門向け、TDP 150W)
  • Noctua NT‑H1(安定性重視、TDP 120W)
  • Noctua NT‑H2(高温対策、TDP 180W)
  • Honeywell PTM7950(相変化型、TDP 250W)

スペック/製品比較表

製品推奨 TDP主要用途価格帯 (¥)
Thermal Grizzly Kryonaut300W高負荷CPU・GPU5,800
Thermal Grizzly Hydronaut350W産業用・サーバ6,500
Arctic MX‑6200Wデスクトップ3,200
Arctic MX‑4150Wエントリーユーザー2,400
Noctua NT‑H1120W低負荷PC2,200
Noctua NT‑H2180W高温環境3,000
Honeywell PTM7950250W低電力・高効率4,700

具体例・対応製品

  • AMD Ryzen 9 7950X(TDP 170W) → X法+Thermal Grizzly Kryonaut
  • Intel Core Ultra 9 285K(TDP 140W) → 中央一点法+Arctic MX‑4
  • RTX 5090(TDP 350W) → 線状法+Thermal Grizzly Hydronaut
  • DDR5‑6000(TDP 30W) → 全面薄塗り+Noctua NT‑H1
  • PCIe 5.0 x16(TDP 80W) → X法+Arctic MX‑6

自作PCでの選び方・注意点

  • 熱設計値を確認
    • TDP が 100W 以上なら X法 を検討。
  • グリスの粘度
    • 高粘度は熱伝導率が低下。
  • 塗布量の調整
    • 0.5mm を超えると逆に熱抵抗が増える。
  • 再塗布時期
    • 1〜3 年で再塗布。
  • 作業環境
    • 静電気対策を行い、汚れを除去。
  • 温度モニタリング
    • 最高温度が 80°C を超えないように。
  • ファン設定
    • 低負荷時は 1200rpm で運転。
  • 相変化型グリス
    • PTM7950 は 70°C で相変化し、熱抵抗が低下。
  • 相互作用
    • 同一ケース内で複数 CPU を使用する場合は、熱拡散を考慮。
  • 電源容量
    • 12V 5A 以上を確保。

関連用語との違い

  • サーマルパッド
    • 固体で熱抵抗が高い。
  • 熱シンク
    • グリスは熱シンクと CPU の間で熱伝導を補完。
  • 相変化型グリス
    • PTM7950 は相変化で熱抵抗が変化。
  • 熱抵抗
    • RθJA で表され、グリスの品質が直接影響。

よくある質問

Q1. X法はどのCPUに最適ですか?
A1. AMD Ryzen 7000 系列(TDP 105W 以上)や高負荷のデスクトップCPUに適しています。

Q2. 再塗布のタイミングは何年ごとがベストですか?
A2. 1〜3 年が一般的で、熱設計値が高い場合は 2 年を目安に。

Q3. 相変化型グリスはどのようなメリットがありますか?
A3. 70°C で相変化し、熱抵抗が低下するため、長時間高温環境での安定性が向上します。

まとめ

グリス塗布方法は、CPU・GPU の熱管理に不可欠な要素です。
中央一点法は低負荷、X法は高負荷、線状法は極端な高TDP向けに最適化されています。
製品選択は TDP、用途、予算を総合的に判断し、Peaguin Method で量を調整することが重要です。
2026年

この記事について
カテゴリー冷却
難易度中級
作成日2026/4/22