Critical Mass Systems Center Stage 2(クリティカルマスシステムズセンターステージツー)
Critical Mass Systems社が開発した高荷重対応アイソレーションフッターの第2世代モデル。機器荷重別に複数サイズが用意され、内部に独自のコンポジット振動吸収素材を多層配置することで、機器底面からラックに伝わる振動を高帯域まで広範囲に減衰させるリファレンスクラスのオーディオ振動絶縁デバイス
概要
Critical Mass Systems Center Stage 2(クリティカルマスシステムズ・センターステージ・ツー)は米国シカゴ拠点のCritical Mass Systems社が展開する円筒型アイソレーションフッターの第2世代モデルである。同社は2000年代からハイエンドオーディオラックとアイソレーション製品で著名なメーカーで、Center Stageシリーズは社の代表的アイソレーションフッターとして長年改訂を重ねてきた。第2世代では内部減衰素材構成と外径寸法を見直し、軽量機器から100kg級重量機まで対応する複数のサブモデルを揃えるラインナップとして再構築されている。
主な特徴・仕組み
- 円筒型のフッター形状で、機器底面とラック天板の間に挟む4個1セット運用が標準
- 機器荷重別に複数サブモデルを展開し、軽量機向けと重量機向けで内部減衰特性を最適化
- 独自開発のコンポジット減衰素材を内部多層配置し、低域から高域まで広帯域減衰を実現
- 上下面はオーディオ機器底面とラック天板に直接接触するシンプル構造
- 米国シカゴ本社にて製造・出荷管理、世界各国の正規ハイエンドオーディオ販売店経由で流通
- 同社Maxxum・Sotto Voce各シリーズラックとの組み合わせを前提とした統合設計
- 専用シリアル管理によりロットごとの個体差を最小化
スペック比較表
| 製品 | 想定機器重量 | 形状 | 内部構造 | 用途例 |
|---|---|---|---|---|
| Center Stage 2 Mシリーズ | 軽量〜中重量機器 | 円筒型 | 多層コンポジット減衰素材 | DAC・プリアンプ・トランスポート |
| Center Stage 2 Tシリーズ | 重量級機器 | 円筒型 | 高荷重対応コンポジット | パワーアンプ・モノブロックアンプ |
| Maxxum Audio Rack | 機器荷重別棚板 | 多段オーディオラック | 鋼鉄+コンポジット | システム全体の収容 |
具体例・対応製品
- ハイエンドプリアンプ(VTL TL-7.5 III/Audio Research Reference等)への設置
- 大型モノラルパワーアンプ(Pass Labs XS300/Lamm M1.2等)の底面振動制御
- Critical Mass Systems Maxxumラック天板に追加配置して二重アイソレーション
- ターンテーブルへの導入はメーカー推奨条件を確認の上で実施
自作PCでの選び方・注意点
PC自作向け製品ではなくピュアオーディオ専用カテゴリで運用するのが基本。導入時は機器の実重量を実測した上で、Mシリーズ・Tシリーズの推奨重量レンジに合致するサブモデルを選ぶ必要がある。重量機器に軽量機向けMサイズを使うと内部減衰素材が永久変形し性能劣化するため厳守したい。1台あたり4個1セット運用が基本で、3個構成は荷重バランスが崩れる。Maxxumや他社高剛性ラックとの組み合わせ前提設計のため、薄板スチールラックでは効果が出にくい点も注意。
関連用語との違い
Stillpoints Ultra 5 V2は内部5層共振制御機構を組み込んだ独立完結型フッターで、単体で振動絶縁を完結させる思想。HRS Nimbus CouplersはSXRラック・Spacer・Damping Plateとシステムを組む前提の要素部品。Center Stage 2は機器重量別に減衰特性を最適化したサブモデル展開という独自アプローチを採り、Maxxumラックとの統合運用を前提に置く点で位置付けが異なる。
よくある質問(FAQ)
Q1: MシリーズとTシリーズの使い分けは何が基準ですか A: 機器重量で選ぶ。軽量〜中重量機(プリアンプ・DAC等)はMシリーズ、重量級モノラルパワーアンプはTシリーズが目安となる。
Q2: 1台あたり何個必要ですか A: 4個1セットが基本構成。3個や2個構成は荷重バランスが崩れるため推奨されない。
Q3: Maxxumラックなしで使っても効果はありますか A: 効果はあるが、本来はMaxxumや他社高剛性ラックとの組み合わせ前提のため、薄板ラック上では効果が限定的になる。
まとめ
- 米Critical Mass Systems社のアイソレーションフッター第2世代
- 機器重量別Mシリーズ・Tシリーズで減衰特性を最適化
- 多層コンポジット減衰素材を内部配置し広帯域減衰を実現
- 同社Maxxumラックとの統合運用を前提とした設計思想