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DeepSeekMath-7B(ディープシークマスセブンビー)

DeepSeekが開発した数学特化7Bパラメータ言語モデル。数学推論・証明・競技数学問題を解くために120Bトークンの数学コーパスで事前学習し、GPT-4レベルの数学性能を達成した。

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2026/6/6 更新
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推論モデル
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RLHF

DeepSeekMath-7B とは

DeepSeekMath-7B(ディープシークマス セブンビー)は、中国のAI企業DeepSeekが2024年2月に公開した数学特化の大規模言語モデルです。7Bという比較的小さなパラメータ数でGPT-4に匹敵する数学推論能力を示し、オープンソース数学LLMの水準を大きく引き上げました。


数学特化コーパス(120Bトークン)

  • Common Crawl数学フィルタリング:Webクロールから数学関連ページを抽出(数式・LaTeX・数学用語密度でスコアリング)
  • arXiv数学論文:数学・統計・CS理論カテゴリの論文
  • 競技数学データ:AMC・AIME・IMOの問題と解法
  • 数学コード:Python/Sympy/Matplotlibによる数値計算コード

学習パイプライン

  1. 継続事前学習:120Bトークン数学コーパスでの追加学習
  2. SFT(Supervised Fine-Tuning):数学問題と詳細な解法ステップでの微調整
  3. GRPO(Group Relative Policy Optimization):DeepSeek独自強化学習で推論精度を向上

GRPO(Group Relative Policy Optimization)はDeepSeekが開発した強化学習アルゴリズム。グループ内の相対的な報酬を計算することで安定した学習を実現します。


ベンチマーク性能(2024年2月時点)

ベンチマークDeepSeekMath-7BGPT-4Mixtral-8x7B
MATH-50051.7%42.5%28.6%
GSM8K82.9%92.0%74.4%
MATH競技43.6%35.1%-
OCW Courses31.9%29.1%-

7Bモデルが540BのMinervaとほぼ同等のスコアを達成したことで大きな注目を集めました。


技術的意義

2024年初頭まで7Bクラスのオープンソースモデルは数学推論で20〜30%台が上限でしたが、DeepSeekMath-7Bが51%台まで引き上げました。「スケールよりデータ品質・RLHF」を実証した点が重要です。モデルウェイトをHugging FaceでApache-2.0ライセンスで公開。


よくある質問(FAQ)

Q: DeepSeekMath-7Bはローカルで動かせるか? A: 4bit量子化(GGUF形式)なら8GB VRAMのGPUで動作可能。Ollamaでollama run deepseek-mathと実行できます。

Q: DeepSeekMath-7B RLとInstructの違いは? A: RLはGRPOで強化学習のみ適用、Instructはさらにユーザー向けSFTを追加。数学ベンチではRLの方が高精度ですが、会話ではInstructが使いやすい。

Q: DeepSeek-R1とDeepSeekMath-7Bの関係は? A: R1(2025年)はDeepSeekMathの技術(GRPO・数学データ)を全ドメインに拡張した次世代推論モデル。DeepSeekMathは数学専用先行研究に位置づけられます。

この記事について
カテゴリーAI・機械学習
難易度上級
作成日2026/6/6